シラバス参照 |
講義概要/Course Information |
科目基礎情報/General Information |
授業科目名 /Course title (Japanese) |
情報通信と符号化(電子情報学プログラム) | ||
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英文授業科目名 /Course title (English) |
Introduction to Information Theory and Coding | ||
科目番号 /Code |
ELE403g | ||
開講年度 /Academic year |
2020年度 | 開講年次 /Year offered |
2 |
開講学期 /Semester(s) offered |
後学期 | 開講コース・課程 /Faculty offering the course |
情報理工学域 |
授業の方法 /Teaching method |
講義 | 単位数 /Credits |
2 |
科目区分 /Category |
専門科目 | ||
開講学科・専攻 /Cluster/Department |
Ⅱ類 | ||
担当教員名 /Lecturer(s) |
川端 勉 | ||
居室 /Office |
西1-416(川端) | ||
公開E-Mail |
kawabata@uec.ac.jp | ||
授業関連Webページ /Course website |
http://www.ict.cei.uec.ac.jp/kawabata/index.html | ||
更新日 /Last updated |
2020/02/20 10:29:17 | 更新状況 /Update status |
公開中 /now open to public |
講義情報/Course Description |
主題および 達成目標 /Topic and goals |
情報通信を特徴づける重要な概念として“符号化”がある. 情報源の性質,通信路の特性などに応じて(信号やデータから冗長な部分を除いたり, 雑音のために情報が壊されないようにしたり,敵には解読されないようしたりして), 元の情報の流れを別の形の流れに加工することを符号化という。 この符号化の考え方は情報通信システムの至る所に侵透しており,このことによって, システムの効率性,信頼性,安全性が計られている。 この講義では“符号化”のいくつかの例題を提示し,その考え方を学ぶ。これはまた, 3年次以降の選択科目,たとえば,情報理論,符号理論,信号処理論,データ圧縮基礎等への準備ともなっている。 |
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前もって履修 しておくべき科目 /Prerequisites |
応用数学A,線形代数学第一 |
前もって履修しておくこ とが望ましい科目 /Recommended prerequisites and preparation |
確率統計の履修は講義を理解するうえで役に立つ。 |
教科書等 /Course textbooks and materials |
プリントを用います。 |
授業内容と その進め方 /Course outline and weekly schedule |
(a) 授業内容 第1回:はじめに 情報通信のモデル 第2回:サンプリングと量子化(1)サンプリングと平滑化、Fourier級数とFourier変換 第3回:サンプリングと量子化(2)サンプリング定理とエリアジング 第4回:サンプリングと量子化(3)圧伸器を介した量子化,Lloyd-Max量子化 第5回:サンプリングと量子化(4)漸近的最適量子化 第6回:変復調(1)アナログ変調からデジタル変調へ(AM,FM、PM、MPSK方式) 第7回:変復調(2)デジタル復調(加法的雑音通信路における最小二乗復調) 第8回:変復調(3)加法的白色ガウス雑音通信路における最適復調 第9回:変復調(4)中心極限定理 第10回:中間試験と解説 第11回:誤り訂正符号(1)ハミング符号とハミング空間 第12回:誤り訂正符号(2)線形符号とシンドローム復号 第13回:誤り訂正符号(3)畳み込み符号とViterbi復号 第14回:データ圧縮(1) Lempel-Ziv増分分解符号 第15回:データ圧縮(2) 情報理論へ 定期試験 (b) 授業の進め方: 授業はアナログとデジタルをつなぐ前半(第2回から第9回)と デジタルに特化して典型的な符号化の考えを例示する後半(第11回から第15回)に 大別される。前半部では応用数学の知識が必須であり,この部分の終了後 中間試験を行う。後半部の誤り訂正符号の部分では線形代数学第一 の知識が有用である。最後のデータ圧縮に関する話題を経て,情報理論への 動機付けを与える。 |
実務経験を活かした 授業内容 (実務経験内容も含む) /Course content utilizing practical experience |
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授業時間外の学習 (予習・復習等) /Preparation and review outside class |
プリントに基づいて予習・復習を必要とする。 |
成績評価方法 および評価基準 (最低達成基準を含む) /Evaluation and grading |
(a) 評価方法: 試験,および出席・宿題をほぼ7対3の割合で総合評価する。 中間試験をおこなう。中間試験・期末試験の割合は,ほぼ3対4の割合とする。 (b) 評価基準: 講義の基本的理解ができていることをもって最低達成基準とする。 |
オフィスアワー: 授業相談 /Office hours |
火曜日5限。これ以外の時間帯を希望する場合には、電子メイルで事前に約束をとること。 |
学生へのメッセージ /Message for students |
知識を与えることが目的ではありません。情報通信における基本的な考え方を実際に 用いられている符号化を例にとってやさしく教えますので,楽しみにしてください。 |
その他 /Others |
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キーワード /Keyword(s) |
情報通信モデル,サンプリングと量子化,変復調,誤り訂正符号,データ圧縮 |