シラバス参照

講義概要/Course Information
2020/04/28 現在

科目基礎情報/General Information
授業科目名
/Course title (Japanese)
ハードウェアセキュリティ
英文授業科目名
/Course title (English)
Hardware Security
科目番号
/Code
COM604e
開講年度
/Academic year
2020年度 開講年次
/Year offered
3
開講学期
/Semester(s) offered
後学期 開講コース・課程
/Faculty offering the course
情報理工学域
授業の方法
/Teaching method
講義 単位数
/Credits
2
科目区分
/Category
専門科目
開講学科・専攻
/Cluster/Department
Ⅱ類
担当教員名
/Lecturer(s)
﨑山 一男
居室
/Office
東3−927
公開E-Mail
/e-mail
sakiyama@uec.ac.jp
授業関連Webページ
/Course website
http://sakiyama-lab.jp/lecture/
更新日
/Last updated
2020/03/17 08:44:40 更新状況
/Update status
公開中
/now open to public
講義情報/Course Description
主題および
達成目標
/Topic and goals
本講義では、情報セキュリティシステムにおける暗号ハードウェアを主な題材として扱う.主に公開鍵暗号ハードウェアの効率的実装手法,安全性評価,および攻撃への対策手法について学ぶ.
前もって履修
しておくべき科目
/Prerequisites
特になし
前もって履修しておくこ
とが望ましい科目
/Recommended prerequisites and preparation
離散数学,論理回路,計算機アーキテクチャ
教科書等
/Course textbooks and materials
崎山一男 著,菅原健 著,李陽 著, “暗号ハードウェアのセキュリティ,” ISBN 978-4-339-02894-2, コロナ社
http://www.coronasha.co.jp/np/isbn/9784339028942/
授業内容と
その進め方
/Course outline and weekly schedule
まず,セキュリティシステムにおいて重要な役割を担う暗号ハードウェアについて概説する.次に,暗号実装に使われている演算アルゴリズムとそのディジタル回路での実現方法を解説し,最後に安全で高効率な暗号ハードウェア実装に必要となる知識を解説する.

第01回:情報セキュリティと暗号ハードウェア
第02回:暗号ハードウェアとディジタル回路設計
第03回:暗号ハードウェア実装と数の表現
第04回:加算アルゴリズム
第05回:加算回路
第06回:乗算アルゴリズム
第07回:乗算剰余演算アルゴリズム
第08回:乗算剰余演算回路
第09回:べき剰余演算アルゴリズム
第10回:中国人剰余定理を用いたべき剰余演算
第11回:べき剰余演算回路
第12回:RSA暗号ハードウェアのレイテンシ
第13回:RSA暗号ハードウェアの回路サイズ
第14回:RSA暗号ハードウェアの耐タンパー性
第15回:期末試験と解説
実務経験を活かした
授業内容
(実務経験内容も含む)
/Course content utilizing practical experience
日立製作所半導体事業部での画像・通信LSI製品の設計・開発に携わった経験を基に,公開鍵暗号ハードウェアにおける安全性とその評価についての理解を進める.
授業時間外の学習
(予習・復習等)
/Preparation and review outside class
復習が主であるが,予習が必要な場合には授業中に指示する.
成績評価方法
および評価基準
(最低達成基準を含む)
/Evaluation and grading
学習内容のレポート(2回)と期末試験により評価する.暗号実装に用いられるアルゴリズムとディジタル回路の構成法の基礎やレイテンシ,回路サイズ,ならびに耐タンパー性といった暗号ハードウェアの性能評価に関する知識を修得していることが合格の基準である.
オフィスアワー:
授業相談
/Office hours
特に設けない.質問等があるときは事前にメールでアポイントメントを取ってから教員を訪問すること.
学生へのメッセージ
/Message for students
復習をしっかりしてほしい.
その他
/Others
特になし
キーワード
/Keyword(s)
公開鍵暗号実装,暗号ハードウェアの性能評価,耐タンパー性