シラバス参照 |
講義概要/Course Information |
科目基礎情報/General Information |
授業科目名 /Course title (Japanese) |
符号理論 | ||
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英文授業科目名 /Course title (English) |
Coding Theory | ||
科目番号 /Code |
ELE604f | ||
開講年度 /Academic year |
2020年度 | 開講年次 /Year offered |
3 |
開講学期 /Semester(s) offered |
後学期 | 開講コース・課程 /Faculty offering the course |
情報理工学域 |
授業の方法 /Teaching method |
講義 | 単位数 /Credits |
2 |
科目区分 /Category |
専門科目 | ||
開講学科・専攻 /Cluster/Department |
Ⅱ類 | ||
担当教員名 /Lecturer(s) |
八木 秀樹 | ||
居室 /Office |
西1-407室 | ||
公開E-Mail |
h.yagi@uec.ac.jp | ||
授業関連Webページ /Course website |
なし | ||
更新日 /Last updated |
2020/02/28 20:31:57 | 更新状況 /Update status |
公開中 /now open to public |
講義情報/Course Description |
主題および 達成目標 /Topic and goals |
ディジタル通信・情報記録システムにおける信頼性を保証する基礎技術として重要な「誤り訂正符号」について学ぶ.誤り訂正符号を用いることにより,雑音が起こる通信路を通して情報伝送する際に,受信側で誤りを訂正できる基本的な仕組みを理解することを目標とする.また,誤り訂正符号の2つのクラス「ブロック符号」と「畳込み符号」について,それぞれの有用性と違いに関する知識を習得することを目指す. 到達目標: 誤り訂正符号の線形符号の基本的性質を理解し,誤り訂正の基本原理が説明できること.「ブロック符号」と「畳み込み符号」の特徴と違いについて理解すること. |
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前もって履修 しておくべき科目 /Prerequisites |
線形代数 |
前もって履修しておくこ とが望ましい科目 /Recommended prerequisites and preparation |
情報理論,信号処理,論理回路学 |
教科書等 /Course textbooks and materials |
授業内にて案内する. |
授業内容と その進め方 /Course outline and weekly schedule |
本授業では,デジタル情報通信システムにおける通信路符号化の役割を解説し,誤り訂正の仕組みを教える.誤り訂正符号の重要なクラスであるブロック符号を例にとり,2元体上で定義される符号の定義と誤り訂正の概念について解説する.次に符号シンボルの数をq個に増やしたq元体上で定義される符号の定義と重要な誤り訂正符号であるリード・ソロモン符号を説明する.その後,誤り訂正符号のもうひとつのクラスをなす畳み込み符号について説明する.本授業では,なるべく演習を取り入れ,基本的に板書にて講義する. [授業内容] 第1週: 通信路と符号化,誤り訂正符号のクラス 第2週: 最小距離復号,限界距離復号,符号の最小距離 第3週: 線形符号のパリティ検査行列 第4週: 線形符号の生成行列 第5週: 最小距離と最小重み 第6週: 有限体:多項式表現 第7週: 有限体:べき表現とq元ブロック符号 第8週: 線形符号の見直しと解説 第9週: シングルトン限界式と最大距離分離符号 第10週: リードソロモン符号:一重誤り訂正の場合 第11週: リードソロモン符号:一般の場合 第12週: リードソロモン符号:復号法 第13週: 畳込み符号の定義,トレリス表現 第14週: 畳込み符号の復号法 第15週: 期末試験とその解説 |
実務経験を活かした 授業内容 (実務経験内容も含む) /Course content utilizing practical experience |
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授業時間外の学習 (予習・復習等) /Preparation and review outside class |
・授業や演習内容について理解を深めるために,毎回の授業内容をよく復習すること. ・各授業項目について事前に予習し,不明瞭な部分を事前に把握しておくこと. |
成績評価方法 および評価基準 (最低達成基準を含む) /Evaluation and grading |
最低達成目標は以下の項目を理解することとする. (1)線形符号の生成行列とパリティ検査行列 (2)線形符号の最小距離と最小重み (3)ガロア体の演算 (4)リードソロモン符号と畳み込み符号の定義 成績評価は課題30%,中間試験 30%,期末試験 40%の計100点中60点以上で合格とする. |
オフィスアワー: 授業相談 /Office hours |
授業開講時に指定する. |
学生へのメッセージ /Message for students |
誤り訂正符号は,現在の情報通信分野において不可欠な基本技術の一つであり,今後益々その重要性が高まるものと考えられます.その基本的な考え方や方法に興味がある人は受講してください. |
その他 /Others |
特になし |
キーワード /Keyword(s) |
通信路符号化,誤り訂正符号,ブロック符号,畳込み符号,代数的アルゴリズム,有限体 |