シラバス参照

講義概要/Course Information
2020/04/28 現在

科目基礎情報/General Information
授業科目名
/Course title (Japanese)
光通信工学(Ⅱ類)
英文授業科目名
/Course title (English)
Optical Communication Engineering
科目番号
/Code
PHO601f
開講年度
/Academic year
2020年度 開講年次
/Year offered
3
開講学期
/Semester(s) offered
後学期 開講コース・課程
/Faculty offering the course
情報理工学域
授業の方法
/Teaching method
講義 単位数
/Credits
2
科目区分
/Category
専門科目
開講学科・専攻
/Cluster/Department
Ⅱ類
担当教員名
/Lecturer(s)
來住 直人
居室
/Office
東3-1027
公開E-Mail
/e-mail
kishinaoto@uec.ac.jp
授業関連Webページ
/Course website
http://www.opt.cei.uec.ac.jp/optc/
更新日
/Last updated
2020/02/20 11:07:11 更新状況
/Update status
公開中
/now open to public
講義情報/Course Description
主題および
達成目標
/Topic and goals
光通信は、通信分野の中で最も新しい技術である。実用になってから30数年
程度と歴史は浅いが、通信能力は極めて秀でており、社会のあらゆるところで今後も使われてゆく通信技術である。光通信の技術要素と通信の方式の基礎と共に、最新の技術についても理解することを目標とする。
前もって履修
しておくべき科目
/Prerequisites
物理学概論 波動と光、電磁気学関連の科目、回路・システム学(電気回路学)などの1,2年次の必修科目
前もって履修しておくこ
とが望ましい科目
/Recommended prerequisites and preparation
フーリエ解析・フーリエ変換を扱い、時間と周波数スペクトルの概念の理解を得る
ための科目を履修しておくと良い。

教科書等
/Course textbooks and materials
教科書は使用しない。講義に用いる資料は上記「授業関連Webページ」にて公開する。このページは学外からはパスワードによる閲覧のみ可能である。
授業内容と
その進め方
/Course outline and weekly schedule
この科目の資料の多くは英語を主体として用意されている(日本語併記有り)。
今後、英語の文献や専門用語に触れる機会が多くなるので慣れておくと良い。
内容は以下のとおり。

1 光ファイバ通信についての概要を学ぶ。(section 1)
2 光通信の伝送媒体である光の特質と、電波(低周波電磁波)との違いを理解する。(section 2)
3 光ファイバ伝送路の構造と光導波の原理を学ぶ。(section 3)
4 光ファイバの重要な特性である、線形特性及び非線形特性を学び、信号の
  伝送特性との関係を理解する。section 3)
5 光信号源の基礎となる、光の発生の原理を学ぶ。(section 4)
6 代表的な光信号源である半導体レーザと発光ダイオード構造と特性・用途を理解する。(section 4)
7 光通信に有用な、単一周波数もしくは多波長光源、パルス光源について学ぶ。(section 4)
8 光通信システムを構成する上で必須の様々な光素子について学ぶ。(section 5)
9 長距離光通信システムにおいて必須の光増幅器の動作原理を学ぶ。(section 6)
10 各種の光増幅器の特性と特徴を学ぶ。(section 6)
11 デジタル光信号の符号化の概要、受信の際の信号の品質評価法について学ぶ。(section 7)
12 光通信システムの形態について学ぶ。(section 8)
13 光通信システムの高性能化に伴う問題と、それを解決するためのいくつかの手法について学ぶ。(section 8)
14 光ファイバで伝送可能な情報量の限界、光ネットワーク、末端の加入者のための光ファイバ通信
   システムについて学ぶ。(section 8)
15 光や光ファイバを利用した計測方法・光ファイバセンサについて学ぶ。 (section 9)
実務経験を活かした
授業内容
(実務経験内容も含む)
/Course content utilizing practical experience
授業時間外の学習
(予習・復習等)
/Preparation and review outside class
授業関連Webページの資料や、適切な書籍などで復習すること。
成績評価方法
および評価基準
(最低達成基準を含む)
/Evaluation and grading
期末試験および中間試験の結果を次のように総合的に評価する。
中間試験  40%
期末試験  60%
上記成績評価の6割を持って合格最低基準とする。なお、授業中に小さな課題を出し、
その回答に対する評価を考慮する場合もある。
オフィスアワー:
授業相談
/Office hours
水曜日の午後12:30から14:30頃までの時間帯、ただし要事前連絡、もしくは授業終了直後。
学生へのメッセージ
/Message for students
光通信は、現代社会を支える情報通信ネットワークの基盤技術であり、その基本となる原理と技術は多岐にわたります。したがって多くの事を学ぶ必要がありまが、それは情報通信分野のあらゆる場面で活用されます。授業で扱う内容はそのごく一部に過ぎず、これを足掛かりにして各自がより深い学習に取り組んでください。

その他
/Others
特になし。
キーワード
/Keyword(s)
情報通信、光ファイバ、分散特性、非線形、強度変調、直接検波、光中継器、波長分割多重、レーザダイオード、フォトダイオード、光増幅器、光通信、光ファイバ通信、光ネットワーク、光ファイバセンサ