シラバス参照 |
講義概要/Course Information |
科目基礎情報/General Information |
授業科目名 /Course title (Japanese) |
材料工学(Ⅱ類) | ||
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英文授業科目名 /Course title (English) |
Materials Science and Engineering | ||
科目番号 /Code |
MCE605h MCE605i | ||
開講年度 /Academic year |
2020年度 | 開講年次 /Year offered |
3 |
開講学期 /Semester(s) offered |
後学期 | 開講コース・課程 /Faculty offering the course |
情報理工学域 |
授業の方法 /Teaching method |
講義 | 単位数 /Credits |
2 |
科目区分 /Category |
専門科目 | ||
開講学科・専攻 /Cluster/Department |
Ⅱ類 | ||
担当教員名 /Lecturer(s) |
松村 隆 | ||
居室 /Office |
東4-423 | ||
公開E-Mail |
matsu@mce.uec.ac.jp | ||
授業関連Webページ /Course website |
未定 | ||
更新日 /Last updated |
2020/03/17 16:19:38 | 更新状況 /Update status |
公開中 /now open to public |
講義情報/Course Description |
主題および 達成目標 /Topic and goals |
機械・構造物を設計する時には,用途に応じた適切な材料を選び,かつその材料に対して適切な熱処理・表面処理を施す必要がある.この授業では,金属の結晶構造,平衡状態図,熱処理,転位,金属の強化機構,表面処理などを理解し,機械・構造物の材料としてよく使用される低炭素鋼,ステンレス鋼,アルミニウム合金,マグネシウム合金,銅合金などについて学ぶことを目的とする.そして,機械・構造物の設計の際に,適切な材料と熱処理の選択が出来る能力を身につけることを達成目標とする. |
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前もって履修 しておくべき科目 /Prerequisites |
物理学概論第一,物理学概論第二,力学および演習,材料力学および演習 |
前もって履修しておくこ とが望ましい科目 /Recommended prerequisites and preparation |
特になし. |
教科書等 /Course textbooks and materials |
第3版 若い技術者のための機械・材料金属 著者:矢島悦次郎,市川理衛,古沢浩一,宮崎亨,小坂井孝生,西野洋一 出版社:丸善出版 |
授業内容と その進め方 /Course outline and weekly schedule |
第1回:金属の結晶構造 第2回:固溶体,規則格子,金属間化合物,点欠陥,線欠陥 第3回:面欠陥,固体拡散,拡散係数 第4回:金属の塑性変形,すべり,双晶,転位 第5回:二次元金属の平衡状態図(1) 第6回:二次元金属の平衡状態図(2) 第7回:純鉄,炭素鋼の状態図 第8回:炭素鋼の熱処理(1) 第9回:炭素鋼の熱処理(2) 第10回:実用炭素鋼,中間試験 第11回:構造用特殊鋼,高張力綱,ばね鋼,軸受鋼 第12回:工具用特殊鋼,ステンレス鋼,耐熱鋼 第13回:アルミニウム合金 第14回:マグネシウム合金,銅合金 第15回:鋼の表面処理 の予定. |
実務経験を活かした 授業内容 (実務経験内容も含む) /Course content utilizing practical experience |
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授業時間外の学習 (予習・復習等) /Preparation and review outside class |
受講したその日に講義ノートの整理と復習を行うこと. |
成績評価方法 および評価基準 (最低達成基準を含む) /Evaluation and grading |
(a) 評価方法:中間試験と期末試験の結果を次のように総合評価する. 中間試験50%,期末試験50% なお,全講義回数の2/3以上の出席が必須条件です. (b) 評価基準:以下の到達レベルをもって合格の最低基準とする. 金属の結晶構造,平衡状態図,熱処理,転位,金属の強化機構を理解し,特に炭素鋼の変態と熱処理による強化機構を平衡状態図を用いて説明できること.さらに,低炭素鋼,ステンレス鋼,アルミニウム合金,マグネシウム合金,銅合金などの材料の知識を身につけること. |
オフィスアワー: 授業相談 /Office hours |
金曜日5時限 |
学生へのメッセージ /Message for students |
機械・構造物を設計する際に,適切な材料,熱処理,表面処理が選択できる能力を身につけてください.この授業は,講義内容が非常に多いので,講義ノートの整理と復習を心がけてください. |
その他 /Others |
出席を取りますので遅れないように. |
キーワード /Keyword(s) |
金属の結晶構造,固溶体,格子欠陥,転位,平衡状態図,熱処理,焼入れ,焼もどし,焼なまし,浸炭,窒化,ショットピーニング,炭素鋼,フェライト,オーステナイト,セメンタイト,工具鋼,ステンレス鋼,アルミニウム合金,銅合金,マグネシウム合金 |