シラバス参照 |
講義概要/Course Information |
科目基礎情報/General Information |
授業科目名 /Course title (Japanese) |
電子工学工房(学域) | ||
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英文授業科目名 /Course title (English) |
Electronic Engineering Workshop | ||
科目番号 /Code |
ELE001f ELE001g | ||
開講年度 /Academic year |
2020年度 | 開講年次 /Year offered |
1/2/3/4 |
開講学期 /Semester(s) offered |
通年 | 開講コース・課程 /Faculty offering the course |
情報理工学域 |
授業の方法 /Teaching method |
講義/演習 | 単位数 /Credits |
2 |
科目区分 /Category |
専門科目 | ||
開講学科・専攻 /Cluster/Department |
Ⅱ類 | ||
担当教員名 /Lecturer(s) |
高橋(弘)・野村・石川(亮)・安藤(芳)・萓野・小島・鷲沢 | ||
居室 /Office |
西2-627 | ||
公開E-Mail |
連絡担当(高橋弘太):kota.t@uec.ac.jp | ||
授業関連Webページ /Course website |
http://eew.cei.uec.ac.jp/ | ||
更新日 /Last updated |
2020/02/21 22:11:26 | 更新状況 /Update status |
公開中 /now open to public |
講義情報/Course Description |
主題および 達成目標 /Topic and goals |
電子工学、電気電子回路を勉強する上での端緒となる授業であり、実際に回路素子に触れ、回路を作成することで、基礎的な知識を修得する。また、アナログとデジタルの両方の回路について勉強し、その関係を理解する。後半は、プロジェクト型の授業となり,バラエティ豊かなプロジェクトからひとつを選んで受講する。 達成目標としては、回路素子、計測器、アナログ/デジタル回路とその動作についての基礎知識を身に付けることである。 |
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前もって履修 しておくべき科目 /Prerequisites |
なし |
前もって履修しておくこ とが望ましい科目 /Recommended prerequisites and preparation |
なし |
教科書等 /Course textbooks and materials |
資料を配布する。 |
授業内容と その進め方 /Course outline and weekly schedule |
★前学期(第1回~15回)については,電子工作の基礎的知識とテクニックを身に着けてもらうことを目的とし,全員を1クラスとして進める. 第1回:ガイダンス 第2回~第13回は、4週間毎に以下のテーマについて実験を行う。時間は,火曜日5時限. 第14回は,後学期のプロジェクトの紹介とグループ分け 第15回は,電気電子機器、デバイスの歴史と実際 ○テーマ1.ボール・キック・ロボットの製作(テーマ主担当:安藤) 1回目:解説、グループ分け、小実験(汎用ロジックIC、RC回路の特性、 テスタ、オシロスコープの使用法) 2回目:PWM回路の製作(インバータを用いてパルス波発生回路の製作) 3回目:インバータとRC回路を用いたワンショット回路の製作 4回目:ボール・キック・ロボットの製作 5回目:ボール・キック・ロボットの動作検証と調整 ○テーマ2.多様な電子回路素子とその動作(テーマ主担当:萓野) 1回目:電子回路素子の理解と回路製作実習解説。電子回路素子(抵抗、 LEDなど)や機構部品(コネクタ、スイッチなど)に 触って、具体的に電子回路素子を体感してみる。 2回目:光る回路の製作。ダイオードの方向性を実測で調べる。 発光ダイオードを多数組み合わせて表示器の 作成。トランジスタの種類、制御回路について調べる。 3回目:音の出る回路の製作 トランジスタで発振させ、音を出す回路を作成。抵抗値などを変化させ、 音の周波数を変える。 4回目:組み合わせ回路製作およびレポート作成 フリップフロップ回路またはラジオ回路を作成する。また、電子回路情報を 調べる方法を紹介する。 ○テーマ3.いろいろな電子部品の特性の計測(テーマ主担当:石川) 1回目:各装置の使い方に関する説明(実地を交えて説明を行っていく)。 実際に装置を操作して、抵抗・容量等の簡単な素子の計測を通し、 その理解を深める。 2回目:各種電子部品の特性の測定。ダイオード、センサー等の各種機能素子を 測定し、その動作を理解する。 3回目:電子部品を組み合わせた機能回路の製作と測定。2回目までの内容を 基に、問題形式で、ある機能を持った回路を作成し、測定を行う。 4回目:電子部品を組み合わせた機能回路の製作と測定(続き)、および、 レポート作成に関する説明 ★後学期(第16回~30回)については、電子工学への理解を深めることを目的とし、少人数プロジェクト形式で進める。 担当教員とテーマ(テーマは最近の例,今年度は新しいテーマもしくは類似のテーマ) ■全方位カメラデバイスの製作 ■Raspberry Pi と OpenCV による画像を用いたホッケーゲーム ■ボコーダーの製作 ■金管型電子楽器の製作 ■デジタルモデムの製作 ■ストレートラジオの製作 ■ぎりぎりまで寝られる目覚まし時計 ■web ブラウザで見られる心拍計 ■プレゼンをより活発に行うための新システム ■PYNQ を用いたビデオシンセサイザー ■ユニークな電子楽器や,無線通信で同期するタイムキーパー ■ルービックキューブマシン ■マイコン,電子工作,OpenCVを利用した動画像処理,足ねずみ,かしこいん棚 ■パラメトリックスピーカと変調回路の作成 第16回:ガイダンス、設定テーマ概要説明、希望テーマ提出 第17回:テーマ毎にグループに別れ、グループ内企画会議および役割分担の決定をする。 第18回:企画会議、製作方針決定、具体的なスケジュール設定 第19回:回路製作作業(設計) 第20回:回路製作作業(試作) 第21回:発表準備、発表資料制作、グループ全体の取りまとめ 第22回:中間発表会(前半グループ) 第23回:中間発表会(後半グループ) 第24回:中間発表に基づく製作方針の再検討 第25回:回路製作作業(設計修正) 第26回:回路製作作業(製作実装) 第27回:回路製作作業(動作性能確認) 第28回:発表準備、各自の担当に基づく発表資料制作、グループ全体の取りまとめ 第29回:最終発表会 第30回:最終発表会およびレポート作成 |
実務経験を活かした 授業内容 (実務経験内容も含む) /Course content utilizing practical experience |
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授業時間外の学習 (予習・復習等) /Preparation and review outside class |
各テーマの終わりには実験レポートを提出するので、レポートをまとめておくこと。 |
成績評価方法 および評価基準 (最低達成基準を含む) /Evaluation and grading |
出席が8割以上、各テーマのレポートが全て提出されていること。 なお,前学期の出席が7割以下の学生や,前学期のテーマのレポートが提出されていない学生は,後学期のプロジェクトへの参加は認められない. |
オフィスアワー: 授業相談 /Office hours |
前学期も後学期も火曜日17:50-18:30、 前期の場所は、西1-105、西1-101 後学期の場所はグループごとに異なるので別途指示する. |
学生へのメッセージ /Message for students |
回路に触ったことがない人向けに、基礎的なところから、数式よりもモノを組んで理解してもらう授業です。後学期では、興味を持ったテーマについてグループで取り組み、半年かけてより実践的なプロジェクトを遂行します。 |
その他 /Others |
4月(通常,第一回の時間)にガイダンスがあるので,それを見て履修するか否かを決めればよい. 後学期のグループ人数に応じて履修を認めるため,前学期で止めることはできない. 類が決まっていない学生の受講も歓迎する. 1類〜3類の全ての類の学生の受講を歓迎する. 4年生の場合は,I学科だけでなく,J学科,M学科,S学科からの受講も歓迎する. K課程からの受講も歓迎する. |
キーワード /Keyword(s) |
電子回路、電気回路、アナログ回路、ディジタル回路、測定 |