シラバス参照

講義概要/Course Information
2020/04/28 現在

科目基礎情報/General Information
授業科目名
/Course title (Japanese)
力学
英文授業科目名
/Course title (English)
Mechanics
科目番号
/Code
PHY203k PHY203m PHY203n PHY203p PHY204j
開講年度
/Academic year
2020年度 開講年次
/Year offered
1
開講学期
/Semester(s) offered
後学期 開講コース・課程
/Faculty offering the course
情報理工学域
授業の方法
/Teaching method
講義 単位数
/Credits
2
科目区分
/Category
専門科目
開講学科・専攻
/Cluster/Department
Ⅲ類
担当教員名
/Lecturer(s)
中川 賢一
居室
/Office
西7-705
公開E-Mail
/e-mail
nakagawa@ils.uec.ac.jp
授業関連Webページ
/Course website
なし
更新日
/Last updated
2020/03/02 10:14:33 更新状況
/Update status
公開中
/now open to public
講義情報/Course Description
主題および
達成目標
/Topic and goals
力学は科学・工学の根幹をなす学問体系のひとつであり、自然科学を基礎とする様々な工学を学ぶ上で最初に習得が必要な科目のひとつである。力学的な現象に関する概念や原理・法則を系統的に理解し、力学的な世界観を把握することを目標とする。物理学概論Iで学んだ1質点の力学に関する知識を復習・補強するとともに、多質点系と剛体の力学を修得する。
前もって履修
しておくべき科目
/Prerequisites
物理学概論第一
前もって履修しておくこ
とが望ましい科目
/Recommended prerequisites and preparation
微分積分学第一、線形代数学第一
教科書等
/Course textbooks and materials
テキスト:力学(I)、力学(II)(高木隆司著:裳華房)
参考書・参考資料等:力学(バーガー・オルソン著:培風館)など講義中に話題に応じて紹介する。
授業内容と
その進め方
/Course outline and weekly schedule
授業の概要:物理学概論Iで省略された角運動量の概念を導入し、2質点系のケプラー問題、多質点系の規準振動、剛体の回転運動など、日常的かつ工学的な力学現象に馴染む。演習問題を解きながら、力学的な世界観を身につける。
授業計画
1.  質点の運動方程式:ベクトルによる運動の記述
2.  質点の振動運動:減衰振動と強制振動
3.  仕事とエネルギー:保存力と力学的エネルギーの保存則
4.  回転運動:中心力と角運動量の保存則
5.  中心力場の運動:惑星運動、ケプラーの3法則
6.  2質点系の運動:重心運動と相対運動、換算質量
7.  慣性座標系と加速度座標系:ガリレイ変換不変性、慣性力(遠心力、コリオリ力)
8.  多質点系の力学(その1):重心運動と相対運動、衝突問題
9.  多質点系の力学(その2):規準振動、固有値と固有ベクトル
10. 多質点系の力学(その3):強制振動、共振現象
11. 剛体の力学(その1):剛体のつりあい、トルク
12. 剛体の力学(その2):剛体の回転運動、角速度、慣性モーメント、角運動量、運動エネルギー
13. 剛体の力学(その3):剛体の並進・回転運動
14. 剛体の力学(その4):慣性テンソル、オイラーのコマ、テニスラケットの定理
15. 剛体の力学(その5):ラグランジュのコマ、カオス
実務経験を活かした
授業内容
(実務経験内容も含む)
/Course content utilizing practical experience
授業時間外の学習
(予習・復習等)
/Preparation and review outside class
講義と並行して開講される演習において演習問題を出すのでこれを解いて予習および復習すること。
成績評価方法
および評価基準
(最低達成基準を含む)
/Evaluation and grading
中間試験と期末試験の結果をもとに評価して成績を付ける。
オフィスアワー:
授業相談
/Office hours
最初の講義に時間を連絡する予定。
学生へのメッセージ
/Message for students
地上から宇宙までのあらゆる力学的現象がニュートンの運動法則というたった1つの法則から演繹されるという体系の美しさと共に、数学が自然現象を記述するに不可欠の道具であることを認識して欲しい.
その他
/Others
なし
キーワード
/Keyword(s)
なし