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講義概要/Course Information
2020/04/28 現在

科目基礎情報/General Information
授業科目名
/Course title (Japanese)
知能機械工学基礎実験第一
英文授業科目名
/Course title (English)
Mechanical Engineering and Intelligent Systems Laboratory,Advanced Ⅰ
科目番号
/Code
MCE501j
開講年度
/Academic year
2020年度 開講年次
/Year offered
3
開講学期
/Semester(s) offered
前学期 開講コース・課程
/Faculty offering the course
情報理工学域
授業の方法
/Teaching method
実験 単位数
/Credits
2
科目区分
/Category
専門科目
開講学科・専攻
/Cluster/Department
Ⅲ類
担当教員名
/Lecturer(s)
菅・定本・姜・田中(基)・新竹・中村(友)・東郷・金森・松村・遊佐・正本・井上
居室
/Office
E4-305もしくはE4-406
公開E-Mail
/e-mail
tetsuokan@uec.ac.jp
授業関連Webページ
/Course website
【重要】Webclass:2020 II類メカトロ基礎実験A/B、III類知能機械基礎実験第一/第二 ポータル  【本年度はCOVID-19のため実施が変則的になる可能性があります。最新情報は本ポータルで提示しますので、必ずコースを選択してチェックしてください。】
更新日
/Last updated
2020/03/31 15:01:20 更新状況
/Update status
公開中
/now open to public
講義情報/Course Description
主題および
達成目標
/Topic and goals
講義を聴いたり書物を読んで得られた知識は,実際に“もの”に手を触れ,自らの目で確認することによって,一層深まったものとなります。この授業では機械工学の基礎を中心に制御,コンピュータ,エレクトロニクスに関する実験を行うことで講義科目の理解を確実なものにし,さらに実験の手法,実験データの処理方法,現象の解析方法,実験報告書の書き方などを習得して,将来,技術者あるいは研究者として実験を計画し実行するために必要な力を養うことを目的とします.
前もって履修
しておくべき科目
/Prerequisites
履修のためには,2年次終了時審査の合格が必要条件となっています.
前もって履修しておくこ
とが望ましい科目
/Recommended prerequisites and preparation
1,2年次に開講されている必修および選択必修の専門基礎科目をすべて履修していることが望まれます.
教科書等
/Course textbooks and materials
参考書:小笠原 喜康 『大学生のためのレポート・論文術』(講談社)
授業内容と
その進め方
/Course outline and weekly schedule
合計12テーマの実験を,24グループに分かれて1テーマにつき2週間かけて行います.
Ⅱ類は3学期開講の「メカトロニクス基礎実験A」と4学期開講の「メカトロニクス基礎実験B」を,Ⅲ類は3学期開講の「知能機械工学基礎実験第一」と4学期開講の「知能機械工学基礎実験第二」を通して行います.決められたグループとスケジュールに従って実施するため,欠席や遅刻をした場合には実験を受けられないことがあるので注意してください.具体的なテーマは以下のとおりです.
1. 振動の計測と制御(菅先生,青山先生)
2. 制御系設計と実装(定本先生,梶川学術技師)
3. ロボットの基礎(姜先生,杉先生)
4. ロボットの制御(田中(基)先生)
5. ミドルウェアを用いた移動ロボットの知覚制御(新竹先生)
6. 画像処理の基礎(中村先生,佐藤(俊)先生)
7. アナログ回路(東郷先生)
8. 論理回路(金森先生)
9. 金属・合金の組織観察と引張試験(松村先生)
10. 応力解析(遊佐先生)
11. 自然および強制対流熱伝達(正本先生)
12. 風洞実験(井上先生,榎木先生,仙北谷学術技師)
実験終了後はテーマごとに各自が実験報告書(レポート)を作成して提出し,その講評を受けて受理されたことをもってそのテーマの完了となります.内容が不十分なレポートは再提出を求められる場合があります.
実務経験を活かした
授業内容
(実務経験内容も含む)
/Course content utilizing practical experience
(菅)国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構の受託研究を通し,複数の企業との共同研究を行った経験および、企業との共同研究を行った経験をもとに,実践的な技術者養成のための指導を行う.
(田中基康)キヤノン株式会社におけるFA機器の研究開発に携わった経験を基に,本実験だけでなく実際の研究開発現場でも求められる安全上の注意,レポートの書き方や重要性,研究者/技術者の倫理について指導する.
(定本)住友重機械工業株式会社 技術研究所において射出成型機の研究開発業務に携わった経験をもとに,実験を通して学ぶ制御理論と実社会との繋がりを具体的にイメージできるよう指導する.
(榎木)早稲田大学の招へい研究者として多数の企業研究者との研究打ち合せや,国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構からの受託研究を通した企業や大学研究者との研究推進委員会に参画した経験を基に,講義ではこれからの社会で求められている人材とスキルを講義に盛り込みながら具体的な指導をする.
授業時間外の学習
(予習・復習等)
/Preparation and review outside class
毎回,実験当日までに教科書の該当ページを読んでおき,意味を理解した上で実験に臨むことは最低限必要です.
成績評価方法
および評価基準
(最低達成基準を含む)
/Evaluation and grading
評価方法:
 実験への参加態度と提出されたレポートの内容に基づいてテーマごとに採点した点数の合計で成績を評価します.このとき,担当者の了承がなくレポートの提出期限(あるいは再提出期限)が遅れたテーマは受理されない場合があります.
評価基準:
 すべてのテーマの実験を行いレポートが適切に提出されていることを合格の最低基準とします.一つでも受理されていないレポートがある場合には,総合点にかかわらず不合格となります.
オフィスアワー:
授業相談
/Office hours
個々のテーマに関すること:
 相談日時を含めて各テーマの担当者に直接問い合わせてください.
実験全般に関すること:
 総括幹事(菅)もしくは担当幹事(定本)に問い合わせてください.
菅:東4-406室,金曜,2時限.
定本:東3-620室,金曜,2時限.
この時間に都合が付かない,または教員が不在の場合には,メールや電話などにより別途アポイントメントを取ること.
学生へのメッセージ
/Message for students
実験があることは理工系の学科の醍醐味の一つです.自らの手を動かしてデータを取り,自らの頭で考えてレポートをまとめる訓練は,理工系の素養が求められる職業に就くためには必須のものです.また,短期的には卒業研究が円滑に進められるかどうかは,実験にどれだけ主体的に取り組んできたかが大きく影響します.一つ一つのテーマに積極的に取り組んでください.
その他
/Others
この講義を履修するためには,2年次終了時審査の合格が必要条件となっています.
成績は原則として前期&後期の科目を一括して評価します.
第1回目の授業で詳細なガイダンスを行うので,掲示板のアナウンスに注意してください.
キーワード
/Keyword(s)
実験,知能機械工学,材料,材料力学,設計,生産,熱,流体,ロボット,制御,回路,メカトロ,センシング