シラバス参照 |
講義概要/Course Information |
科目基礎情報/General Information |
授業科目名 /Course title (Japanese) |
加工学および演習(Ⅲ類) | ||
---|---|---|---|
英文授業科目名 /Course title (English) |
Manufacturing Technology, Theory and Practice | ||
科目番号 /Code |
MCE506j | ||
開講年度 /Academic year |
2020年度 | 開講年次 /Year offered |
3 |
開講学期 /Semester(s) offered |
前学期 | 開講コース・課程 /Faculty offering the course |
情報理工学域 |
授業の方法 /Teaching method |
講義/演習 | 単位数 /Credits |
3 |
科目区分 /Category |
専門科目 | ||
開講学科・専攻 /Cluster/Department |
Ⅲ類 | ||
担当教員名 /Lecturer(s) |
久保木・森重・梶川 | ||
居室 /Office |
東4-523 | ||
公開E-Mail |
m-shige@mce.uec.ac.jp | ||
授業関連Webページ /Course website |
なし | ||
更新日 /Last updated |
2020/03/23 09:35:44 | 更新状況 /Update status |
公開中 /now open to public |
講義情報/Course Description |
主題および 達成目標 /Topic and goals |
加工学は,ものづくりの基本である.交通産業機器・建材など身の回りの製品やその部品の多くは,塑性加工など諸加工法により,製造されている.正しい設計図面があっても,適切な加工法を選択し,正しく適用しなければ現物として作り出すことができない.本科目では,産業基盤を成す加工の中でも,塑性加工,切削加工,研削加工について,その種類,使われ方を学び,加工学に関する基本知識を修得する. |
---|---|
前もって履修 しておくべき科目 /Prerequisites |
なし |
前もって履修しておくこ とが望ましい科目 /Recommended prerequisites and preparation |
材料力学および演習,材料工学 |
教科書等 /Course textbooks and materials |
教科書:なし 参考書: ・基礎機械工作(基礎機械工作編集委員編)産業図書 ・図解入門 よくわかる 最新金型の基本と仕組み(森重功一)秀和システム |
授業内容と その進め方 /Course outline and weekly schedule |
第1回:加工の種類と各加工法の役割と位置づけ 第2回:切削加工(序論,切削機構),切屑形態,構成刃先 第3回:諸課題(切削温度,工具の材料,工具の損傷・寿命) 第4回:加工の種類と適用(穴あけ,中ぐり,ボール旋盤など) 第5回:塑性加工機構(材料の諸特性,降伏条件) 第6回:圧延(概要,圧延の種類,分類,板,線材の圧延とその理論) 第7回:種々の塑性加工(概要,せん断加工,曲げ加工,深絞り加工) 第8回:第1回~第7回までのテストおよび解説 第9回:溶接(溶接とは,溶接の特徴,溶接の種類) 第10回:圧接(爆発圧接,摩擦圧接,圧延圧接,誘導圧接,FSN,その他) 第11回:その他の加工方法(レーザー,放電加工,ウォータージェット切断) 第12回:金型序論 第13回:射出成形金型 第14回:プレス成形金型 第15回:タイキャスト金型(砂型鋳造,フルモールトを含む) 第16回:実習に関する諸注意 製作対象品からの製図 期末テスト:第9回~第15回までのテスト 機械工作実習 以下の期間にて開催する3日間の演習のどちらかに参加のこと 8月試験終了後 9月下旬 プロジェクタを中心に講義を進める.加工実態の動画や解析事例を取り入れ,視覚的に理解を深められる内容とする.更に,機械工作実験を通じて,実際に手を使った実習を実施し,理解を深める. 授業コンテンツは,web-classに掲載する.集中力持続と重要ポイントの強調を目的として,空白部分を多数設けているので,授業中に板書すること. |
実務経験を活かした 授業内容 (実務経験内容も含む) /Course content utilizing practical experience |
住友金属工業株式会社における棒鋼・線材の精密圧延法の開発,ワイヤーソーを用いたLSI用シリコンウエハの高精度切断技術の開発などに携わった経験を基に,加工学の実用面に関する理解を深める. |
授業時間外の学習 (予習・復習等) /Preparation and review outside class |
web class 掲載の授業コンテンツを必要に応じて参考とすること. テストは90%は授業内容から出題するので,授業コンテンツなどを利用して学習のこと. 機械工作実習の前には,安全手帳を参照し,実習の際の安全について事前に学習のこと. |
成績評価方法 および評価基準 (最低達成基準を含む) /Evaluation and grading |
中間・期末テストを実施して評価をする. 基本的な加工理論に加えて,各加工工程がものつくりの上で果たす役割について理解することが必要である. (a) 評価方法 テストにて基本的に評価.機械工作実習の態度も加味する. 機械工作実習:実習参加は必要条件 (b) 評価基準:(a)の評価方法によって60点以上を合格の最低基準とする. 出席は2/3以上を必要条件とする. 切削加工,研削加工,塑性加工について,その種類,使われ方に関する基本知識を理解し,将来にわたっても,必要に応じて概要を思い出し,詳細を参考書で調査できる能力を身につけること. |
オフィスアワー: 授業相談 /Office hours |
東4号棟 524室,毎週月曜日,5時限. 他の学生が来室していることなどもあり得るため,メールや電話などにより別途アポイントメントを取ること.この時間に都合が付かない場合にも同様に,別途アポイントメントを取ること. |
学生へのメッセージ /Message for students |
工場実習では工作機械を扱うので,学生教育研究傷害保険に加入していることを受講の条件とします. 加工学はものづくりの基本であり,将来,機械工学に関わる設計,研究,開発に従事する際,加工の知識を有しておく必要がある.本科目において,加工に関する基本知識を修得して頂きたい. さらに,加工に対する理解を深めるため,本科目に引き続き加工学Bも履修することを強く勧めます. |
その他 /Others |
なし |
キーワード /Keyword(s) |
ものづくり,生産加工,切削,研削,塑性加工,溶接,圧接,金型 |