シラバス参照 |
講義概要/Course Information |
科目基礎情報/General Information |
授業科目名 /Course title (Japanese) |
生物化学 | ||
---|---|---|---|
英文授業科目名 /Course title (English) |
General Biochemistry | ||
科目番号 /Code |
BIO501p | ||
開講年度 /Academic year |
2020年度 | 開講年次 /Year offered |
3 |
開講学期 /Semester(s) offered |
前学期 | 開講コース・課程 /Faculty offering the course |
情報理工学域 |
授業の方法 /Teaching method |
講義 | 単位数 /Credits |
2 |
科目区分 /Category |
専門科目 | ||
開講学科・専攻 /Cluster/Department |
Ⅲ類 | ||
担当教員名 /Lecturer(s) |
三瓶 嚴一 | ||
居室 /Office |
東6-708 | ||
公開E-Mail |
三瓶<gsampei@uec.ac.jp> | ||
授業関連Webページ /Course website |
なし | ||
更新日 /Last updated |
2020/03/11 12:53:52 | 更新状況 /Update status |
公開中 /now open to public |
講義情報/Course Description |
主題および 達成目標 /Topic and goals |
生命現象は複雑かつ多様であり,古典的な生物学においては現象の記述に重点が置かれた。しかしながら,20世紀に入り生命現象を物理や化学の言葉で理解し,説明しようとする学問分野が創造され,生物化学(=生化学)として体系化された。そして今日,生物化学は基礎学問のみならず,医学,薬学,農学,工学などの応用分野においても多くの成果を生んでいる。本講義では,生体分子の構造と性質を基礎として,生命現象を理解する力を身につけることを目標とする。 |
---|---|
前もって履修 しておくべき科目 /Prerequisites |
生物学、分子生物学 |
前もって履修しておくこ とが望ましい科目 /Recommended prerequisites and preparation |
特になし |
教科書等 /Course textbooks and materials |
教科書: アルバート他原著「Essential 細胞生物学,原書第4版」,中村桂子・松原謙一監訳(南江堂) 参考書: ヴォート生化学、第3版(田宮信雄ほか訳、東京化学同人) ストライヤー生化学、第5版(入村達郎・岡山博人・清水孝雄監訳、東京化学同人) ホートン生化学、第3版(鈴木紘一・笠井献一・宗川吉汪監訳、榎森康文ほか訳、東京化学同人) ワトソン遺伝子の分子生物学、第5版(滋賀陽子ほか訳、東京電機大学出版局) 基礎分子生物学、第3版(田村隆明・村松正實著、東京化学同人) 基礎生物学テキストシリーズ2・分子生物学(深見泰夫編著,化学同人) アメリカ版大学生物学の教科書第1巻細胞生物学、第2巻分子遺伝学、第3巻分子生物学(Dサダヴァ他著、講談社ブルーバックス) |
授業内容と その進め方 /Course outline and weekly schedule |
(a)授業内容 第1回:イントロダクション 生物化学(生化学)とは,生物化学の中心課題,生体分子の基本構造と性質(概観),水溶液の化学,熱力学的な取り扱い 第2回:遺伝子(1) 核酸の構造,遺伝子の構造,遺伝子発現 第3回:遺伝子(2) 染色体,ヌクレオソーム,クロマチン,ゲノム,組換えDNA技術とゲノム解析 第4回:遺伝子(3) 生物の系統,生命の起源,進化 第5回:タンパク質の構造と機能(1) アミノ酸の構造と性質,ペプチド結合,ポリペプチド,一次構造,α-ヘリックス,β-シート,高次構造 第6回:タンパク質の構造と機能(2) 一次構造の決定法,分離と精製,立体構造解析 第7回:タンパク質の構造と機能(3) 抗体,酵素,基質特異性,補酵素とビタミン 第8回:中間試験および試験の解説 第9回:酵素反応(1) 触媒機構,遷移状態説,律速段階 第10回:酵素反応(2) 酵素反応速度論,定常状態,ミカエリス・メンテンの式 第11回:酵素反応(3) 酵素反応の阻害,アロステリック調節 第12回:生体とエネルギー(1) 代謝,代謝経路,高エネルギーリン酸化合物,ATP 第13回:エネルギー代謝(1) 解糖と発酵,グリコーゲン代謝,TCAサイクル(クエン酸サイクル) 第14回:エネルギー代謝(2) 電子伝達系,酸化的リン酸化,ミトコンドリア,光合成 第15回:物質代謝 アミノ酸の分解と生合成,ヌクレオチドの分解と生合成 試験期間 期末試験 (b)授業の進め方 教科書に沿って進める。講義資料はWebclassにアップする。 講義の初めに前回の復習を口頭試問する。 各講義の終わりには小テストにより学習項目の確認を行う。 |
実務経験を活かした 授業内容 (実務経験内容も含む) /Course content utilizing practical experience |
|
授業時間外の学習 (予習・復習等) /Preparation and review outside class |
教科書と講義資料を必ず予習してくること。なお,講義資料は各自印刷して持参すること。 また復習としては,教科書と講義資料の内容を確認し,参考書などで知識を深めること。 |
成績評価方法 および評価基準 (最低達成基準を含む) /Evaluation and grading |
(a) 成績評価方法: 期末テスト・中間テスト・小テストの成績から、おおよそ次のような割合で総合評価する。 期末テスト 40% 中間テスト 40% 小テスト 20% (b)評価基準 8割以上の理解で優,5割未満の理解で不可,残りを上位下位で案分して良と可とする。なお、以下の事を理解できたことをもって,合格の最低基準とする。 (1)遺伝子の構造と遺伝子発現 (2)タンパク質の構造と機能 (3)酵素反応と代謝 |
オフィスアワー: 授業相談 /Office hours |
東6号館 708号室,月曜日12:00-13:00。この時間に都合が付かない場合には,メールや電話により別途アポイントメントを取ること。 |
学生へのメッセージ /Message for students |
生物化学は生体を理解するためにとても重要な学問です。 また,生物化学の知識を身につけると,学問だけでなく実生活にも役立つのでしっかり勉強して下さい。 |
その他 /Others |
特になし |
キーワード /Keyword(s) |
生体分子,遺伝子,遺伝子発現,染色体,タンパク質,アミノ酸,酵素反応,エネルギー代謝,物質代謝 |