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講義概要/Course Information
2020/04/28 現在

科目基礎情報/General Information
授業科目名
/Course title (Japanese)
生物化学
英文授業科目名
/Course title (English)
General Biochemistry
科目番号
/Code
BIO501p
開講年度
/Academic year
2020年度 開講年次
/Year offered
3
開講学期
/Semester(s) offered
前学期 開講コース・課程
/Faculty offering the course
情報理工学域
授業の方法
/Teaching method
講義 単位数
/Credits
2
科目区分
/Category
専門科目
開講学科・専攻
/Cluster/Department
Ⅲ類
担当教員名
/Lecturer(s)
三瓶 嚴一
居室
/Office
東6-708
公開E-Mail
/e-mail
三瓶<gsampei@uec.ac.jp>
授業関連Webページ
/Course website
なし
更新日
/Last updated
2020/03/11 12:53:52 更新状況
/Update status
公開中
/now open to public
講義情報/Course Description
主題および
達成目標
/Topic and goals
生命現象は複雑かつ多様であり,古典的な生物学においては現象の記述に重点が置かれた。しかしながら,20世紀に入り生命現象を物理や化学の言葉で理解し,説明しようとする学問分野が創造され,生物化学(=生化学)として体系化された。そして今日,生物化学は基礎学問のみならず,医学,薬学,農学,工学などの応用分野においても多くの成果を生んでいる。本講義では,生体分子の構造と性質を基礎として,生命現象を理解する力を身につけることを目標とする。
前もって履修
しておくべき科目
/Prerequisites
生物学、分子生物学
前もって履修しておくこ
とが望ましい科目
/Recommended prerequisites and preparation
特になし
教科書等
/Course textbooks and materials
教科書:
アルバート他原著「Essential 細胞生物学,原書第4版」,中村桂子・松原謙一監訳(南江堂)

参考書:
ヴォート生化学、第3版(田宮信雄ほか訳、東京化学同人)
ストライヤー生化学、第5版(入村達郎・岡山博人・清水孝雄監訳、東京化学同人)
ホートン生化学、第3版(鈴木紘一・笠井献一・宗川吉汪監訳、榎森康文ほか訳、東京化学同人)
ワトソン遺伝子の分子生物学、第5版(滋賀陽子ほか訳、東京電機大学出版局)
基礎分子生物学、第3版(田村隆明・村松正實著、東京化学同人)
基礎生物学テキストシリーズ2・分子生物学(深見泰夫編著,化学同人)
アメリカ版大学生物学の教科書第1巻細胞生物学、第2巻分子遺伝学、第3巻分子生物学(Dサダヴァ他著、講談社ブルーバックス)
授業内容と
その進め方
/Course outline and weekly schedule
(a)授業内容
 第1回:イントロダクション 生物化学(生化学)とは,生物化学の中心課題,生体分子の基本構造と性質(概観),水溶液の化学,熱力学的な取り扱い
 第2回:遺伝子(1) 核酸の構造,遺伝子の構造,遺伝子発現
 第3回:遺伝子(2) 染色体,ヌクレオソーム,クロマチン,ゲノム,組換えDNA技術とゲノム解析
 第4回:遺伝子(3) 生物の系統,生命の起源,進化
 第5回:タンパク質の構造と機能(1) アミノ酸の構造と性質,ペプチド結合,ポリペプチド,一次構造,α-ヘリックス,β-シート,高次構造
 第6回:タンパク質の構造と機能(2) 一次構造の決定法,分離と精製,立体構造解析
 第7回:タンパク質の構造と機能(3) 抗体,酵素,基質特異性,補酵素とビタミン
 第8回:中間試験および試験の解説
 第9回:酵素反応(1) 触媒機構,遷移状態説,律速段階
 第10回:酵素反応(2) 酵素反応速度論,定常状態,ミカエリス・メンテンの式
 第11回:酵素反応(3) 酵素反応の阻害,アロステリック調節
 第12回:生体とエネルギー(1) 代謝,代謝経路,高エネルギーリン酸化合物,ATP
 第13回:エネルギー代謝(1) 解糖と発酵,グリコーゲン代謝,TCAサイクル(クエン酸サイクル)
 第14回:エネルギー代謝(2) 電子伝達系,酸化的リン酸化,ミトコンドリア,光合成
 第15回:物質代謝 アミノ酸の分解と生合成,ヌクレオチドの分解と生合成
 試験期間 期末試験

(b)授業の進め方
 教科書に沿って進める。講義資料はWebclassにアップする。
 講義の初めに前回の復習を口頭試問する。
 各講義の終わりには小テストにより学習項目の確認を行う。
実務経験を活かした
授業内容
(実務経験内容も含む)
/Course content utilizing practical experience
授業時間外の学習
(予習・復習等)
/Preparation and review outside class
教科書と講義資料を必ず予習してくること。なお,講義資料は各自印刷して持参すること。
また復習としては,教科書と講義資料の内容を確認し,参考書などで知識を深めること。
成績評価方法
および評価基準
(最低達成基準を含む)
/Evaluation and grading
(a) 成績評価方法:
期末テスト・中間テスト・小テストの成績から、おおよそ次のような割合で総合評価する。
 期末テスト    40%
 中間テスト    40%
 小テスト     20% 

(b)評価基準
8割以上の理解で優,5割未満の理解で不可,残りを上位下位で案分して良と可とする。なお、以下の事を理解できたことをもって,合格の最低基準とする。
 (1)遺伝子の構造と遺伝子発現
 (2)タンパク質の構造と機能
 (3)酵素反応と代謝
オフィスアワー:
授業相談
/Office hours
東6号館 708号室,月曜日12:00-13:00。この時間に都合が付かない場合には,メールや電話により別途アポイントメントを取ること。
学生へのメッセージ
/Message for students
生物化学は生体を理解するためにとても重要な学問です。
また,生物化学の知識を身につけると,学問だけでなく実生活にも役立つのでしっかり勉強して下さい。
その他
/Others
特になし
キーワード
/Keyword(s)
生体分子,遺伝子,遺伝子発現,染色体,タンパク質,アミノ酸,酵素反応,エネルギー代謝,物質代謝