シラバス参照 |
講義概要/Course Information |
科目基礎情報/General Information |
授業科目名 /Course title (Japanese) |
自動車工学(Ⅲ類) | ||
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英文授業科目名 /Course title (English) |
Automotive Engineering | ||
科目番号 /Code |
MCE701j | ||
開講年度 /Academic year |
2020年度 | 開講年次 /Year offered |
4 |
開講学期 /Semester(s) offered |
前学期 | 開講コース・課程 /Faculty offering the course |
情報理工学域 |
授業の方法 /Teaching method |
講義 | 単位数 /Credits |
2 |
科目区分 /Category |
専門科目 | ||
開講学科・専攻 /Cluster/Department |
Ⅲ類 | ||
担当教員名 /Lecturer(s) |
於保 茂 | ||
居室 /Office |
非常勤 | ||
公開E-Mail |
oho@nit.ac.jp | ||
授業関連Webページ /Course website |
なし | ||
更新日 /Last updated |
2020/03/22 18:26:52 | 更新状況 /Update status |
公開中 /now open to public |
講義情報/Course Description |
主題および 達成目標 /Topic and goals |
a) 主題 自動車は機械、電気電子、情報通信、計測制御、ソフトウエア等の諸工学を融合した複雑なシステムである。本講義では電子技術の視点から自動車技術の発展と現状、将来展望を学ぶ。併せて社会的背景である環境、エネルギー、交通等の諸問題についても理解を深める。また自動車産業とそれに密接に関わる機械・電機・半導体・ITソフト等の各種産業についても概要を把握する。 b) 以上を身に付けた上で、現在の自動車産業・技術が今後どのように発展するか、自ら の言葉で議論できるようになることを目標とする。 |
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前もって履修 しておくべき科目 /Prerequisites |
なし |
前もって履修しておくこ とが望ましい科目 /Recommended prerequisites and preparation |
機械工学、メカトロニクス、電磁気学、電気・電子回路、情報通信、計測制御、ソフトウエア等の諸工学基礎科目 |
教科書等 /Course textbooks and materials |
資料を配布する。 参考図書: 加藤光治, "図解 カーエレクトロニクス 上・下巻," 日経BP社 |
授業内容と その進め方 /Course outline and weekly schedule |
I. 序論 ①自動車とその課題 II. 自動車の駆動系 ②自動車エンジンと制御 ③燃料噴射と点火 ④吸気流量の計測 ⑤空燃比制御と排気の浄化 ⑥代替燃料と電気駆動系 III. 自動運転=ロボットカーに向けて ⑦自動車の通信システム ⑧ナビゲーションシステム ⑨予防安全システム IV. 電子制御システムの開発技術 ⑩自動車用半導体 ⑪自動車用コントローラ ⑫自動車のソフトウエア ⑬モデルベース開発手法 V.まとめ ⑭知能機械への期待: 地雷処理 ⑮レポート課題解説 |
実務経験を活かした 授業内容 (実務経験内容も含む) /Course content utilizing practical experience |
車の電子技術は1980年初頭のエンジンのマイコン制御から本格化し、走行・安全制御、情報システム等、大きく発展し、2020年の今日では自動運転の実用化が期待されている。担当者はこの間、多年企業において自動車電子システムの研究開発に従事してきた。国内の自動車メーカとの連携だけでなく、米国自動車産業の中心地であるデトロイトに多年駐在し、米国メーカと新技術の共同研究や新製品の実用化を進めてきた。またISO等の国際標準規格の策定にも関わった。講義ではこうした企業実務の経験を踏まえて、技術の歴史的発展、今後の動向について述べるとともに、グローバルビジネスとしての自動車の重要性を学生に伝えたい。 |
授業時間外の学習 (予習・復習等) /Preparation and review outside class |
本科目はこれまでに勉強した工学基礎科目の応用である。必要に応じて基礎科目を復習すること。 また講義資料の内容、キーワードをインターネットや文献等で更に調べること。 |
成績評価方法 および評価基準 (最低達成基準を含む) /Evaluation and grading |
演習レポート成績70%、講義アンケート(興味、理解、質問、意見等)による授業参加30%。 自動車の電子技術に関わる基礎的概念、用語を実際の応用と結びつけて理解すること。 |
オフィスアワー: 授業相談 /Office hours |
口頭相談は講義終了後に受け付ける。e-mailも可。 |
学生へのメッセージ /Message for students |
自動車は国内最大の産業であり、グローバルビジネスです。機械だけでなく電機やIT・ソフト分野も含めて数多くの企業が自動車と直接・間接に関わっています。講師の産業界での研究開発や海外駐在の経験をベースにして講義を進め、皆さんの進路選択の参考にして頂きたいと思っております。 |
その他 /Others |
なし |
キーワード /Keyword(s) |
カーエレクトロニクス、電子制御、センサ、アクチュエータ、モデルベース開発、ソフトウエア工学 |