シラバス参照 |
講義概要/Course Information |
科目基礎情報/General Information |
授業科目名 /Course title (Japanese) |
高分子有機化学 | ||
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英文授業科目名 /Course title (English) |
Polymer and Organic Chemistry | ||
科目番号 /Code |
CHM601m CHM603p | ||
開講年度 /Academic year |
2020年度 | 開講年次 /Year offered |
3 |
開講学期 /Semester(s) offered |
後学期 | 開講コース・課程 /Faculty offering the course |
情報理工学域 |
授業の方法 /Teaching method |
講義 | 単位数 /Credits |
2 |
科目区分 /Category |
専門科目 | ||
開講学科・専攻 /Cluster/Department |
Ⅲ類 | ||
担当教員名 /Lecturer(s) |
平野 誉 | ||
居室 /Office |
東6-828 | ||
公開E-Mail |
平野 誉 <thirano@uec.ac.jp> | ||
授業関連Webページ /Course website |
特になし | ||
更新日 /Last updated |
2020/03/02 11:44:28 | 更新状況 /Update status |
公開中 /now open to public |
講義情報/Course Description |
主題および 達成目標 /Topic and goals |
【主題】高分子はプラスチック、樹脂、合成繊維などの名前で登場する身の回りの有機材料であり、我々の生活に無くてはならない。この高分子の基礎を化学的視点から理解するため、本講義では高分子の多様な構造、種類、性質、合成法、反応について有機化学を基に系統的に解説する。 【達成目標】高分子の構造、種類、性質、合成法、反応を理解する。 |
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前もって履修 しておくべき科目 /Prerequisites |
化学概論第一、有機化学第一 |
前もって履修しておくこ とが望ましい科目 /Recommended prerequisites and preparation |
基礎物理化学、物理化学第一、無機化学 |
教科書等 /Course textbooks and materials |
【教科書】教科書は特に指定しない。資料は授業ごとに配布して用いる。 【参考書】高分子化学一般では、東信行 他著「高分子科学-合成から物性まで」(講談社);北野,功力 編著「高分子の化学」(三共出版);高分子学会編 「基礎高分子科学」(東京化学同人);村橋俊介 他著「高分子化学 第5版」(共立出版)など数多くの教科書が出版されている。 |
授業内容と その進め方 /Course outline and weekly schedule |
【授業内容】 第1回:高分子とは何か(概念と分類、分子量) 第2回:高分子鎖の構造(結合様式と分子の形) 第3回:溶液中の高分子のふるまい(理想鎖と実在鎖) 第4回:高分子溶液の性質 第5回:高分子の合成:重合反応の種類と様式 第6回:高分子の合成:逐次重合 第7回:高分子の合成:連鎖重合の基礎 第8回:連鎖重合:ラジカル重合の基礎 第9回:連鎖重合:ラジカル重合の速度論 第10回:連鎖重合:重合手法 第11回:共重合とその速度論 第12回:イオン重合 第13回:リビング重合と配位重合 第14回:開環重合 第15回:高分子の反応 【進め方】高分子化学について、基礎的な項目を講義する。内容を身につけるため、授業内で演習問題を解く。 |
実務経験を活かした 授業内容 (実務経験内容も含む) /Course content utilizing practical experience |
講師は高分子科学の基礎となる有機化学の専門家である。最先端の研究を進めるために、有機化合物の合成、分子構造決定、物性評価、反応解析、理論化学による評価などを日常的に行っており、これらの実務経験を活かして、高分子特有の物性や構造論、合成法、反応性について、理解するための考え方や重要ポイントを初学者の視点に立ってわかりやすく説明したい。 |
授業時間外の学習 (予習・復習等) /Preparation and review outside class |
(予習)授業内容の項目を見て、関連事項をすでに履修した講義を参考に興味のある事項を調査して予習する。 (復習)講義ノートを見返して内容を理解する。関連する参考書で復習することを薦める。 |
成績評価方法 および評価基準 (最低達成基準を含む) /Evaluation and grading |
【評価方法】期末試験と授業中の演習・小テストで総合的に評価する。 成績評価(100点)=[演習・小テスト30点+期末試験 70点] 【評価基準】最低達成基準として「高分子の構造、種類、性質、合成法、反応」について70%以上理解し、説明できること。 |
オフィスアワー: 授業相談 /Office hours |
質問等には適宜相談に応じる。気軽に訪ねて相談してください。 |
学生へのメッセージ /Message for students |
身の回りで活躍する高分子の基礎と応用をしっかり身に付けて欲しい。高分子を理解するには、今まで学んだ物理と化学の基礎が必要です。特に有機化学とのつながりはかなり深い。高分子の具体例を通して、身に付けた基礎学力が役に立つことを感じるだろう。 |
その他 /Others |
材料として不可欠な高分子なので、社会でも役立つ化学です。 |
キーワード /Keyword(s) |
高分子、平均分子量、理想鎖と実在鎖、重合反応、逐次重合、連鎖重合、ラジカル重合、共重合、イオン重合、リビング重合、配位重合、開環重合 |