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講義概要/Course Information |
科目基礎情報/General Information |
授業科目名 /Course title (Japanese) |
情報理論基礎(H27年度以前入学生) | ||
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英文授業科目名 /Course title (English) |
Fundamentals of Information Theory | ||
開講年度 /Academic year |
2021年度 | 開講年次 /Year offered |
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開講学期 /Semester(s) offered |
後学期 | 開講コース・課程 /Faculty offering the course |
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授業の方法 /Teaching method |
単位数 /Credits |
2 | |
科目区分 /Category |
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開講類・専攻 /Cluster/Department |
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担当教員名 /Lecturer(s) |
山口 和彦 | ||
居室 /Office |
東3号館919号室 | ||
公開E-mail |
k-yama@uec.ac.jp | ||
授業関連Webページ /Course website |
http://home.catv-yokohama.ne.jp/22/ya1/itkiso/ | ||
更新日 /Last update |
2021/03/17 08:12:17 | 更新状況 /Update status |
公開中 /now open to public |
講義情報/Course Description |
主題および 達成目標(2,000文字以内) /Themes and goals(up to 2,000 letters) |
多利用者の存在するネットワークシステムを流れる「情報」を眺めるための数理的視点を確立して、効率性、信頼性、安全性を高めるための符号化について理解を深める。 「情報」の収集,伝送,加工に必然的に伴う符号化の数理的構造を解説する. 数論,離散数学などの知識をもとにしたデータ変換法やその符号理論・暗号理論等への応用,乱数生成,秩序生成などをトピックスとして講義する. データ圧縮,データ探索,ソーティングなどをとおして情報理論と計算機科学の関連が理解できるようにし,「情報」を眺める数理的視点を確立することが目標である. とくに,組み合せ的情報構造の数え上げの手法と,その符号化法に焦点をあてて解説する. |
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前もって履修 しておくべき科目(1,000文字以内) /Prerequisites(up to 1,000 letters) |
なし |
前もって履修しておくこ とが望ましい科目(1,000文字以内) /Recommended prerequisites and preparation(up to 1,000 letters) |
符号理論※,離散数学,論理回路,情報理論,通信方式など. ※学部3年情報通信システムの内容に補足する形で授業を進めるが、対応する部分は再度説明する. |
教科書等(1,000文字以内) /Course textbooks and materials(up to 1,000 letters) |
授業開始時に指示する. |
授業内容と その進め方(2,000文字以内) /Course outline and weekly schedule(up to 2,000 letters) |
(a) 授業内容 H29年度からは輪講・ディスカッションにより誤り訂正符号の実用状況について知見を深める その準備として前半5回程度は誤り訂正符号の基礎と発展した内容について講義を行う 1)基礎「通信路とは」:発展「非対称誤り、一方向誤り通信路・同符号」 2)基礎「最小距離と訂正能力」:発展「ユークリッド距離と符号化変調」 3)基礎「同期とは」発展「ワード同期、コンマフリー符号」「ビット同期」「削除・挿入誤りの概念と訂正アルゴリズム など 本年度については同様の内容を対象とするが形式については授業が進んでから決定する この授業は ・誤り訂正符号化の数理的構造 ・暗号・セキュリティの問題を理解するための数学的基礎、 ・数論的暗号理論、情報理論的暗号理論、共通鍵鍵暗号、公開鍵暗号 ・ネットワーク符号化(効率化とセキュリティ) ・盗聴通信路問題、セキュリティプロトコル、署名認証技術、 ・暗号セキュリティ応用、標準化、ネットワークセキュリティ技術、 ・ステガノグラフィと電子透かしの基礎、 等から毎年話題を選び講義する。 2011・2012年度は電子透かし、電子指紋なかでも結託耐性符号について 2013年度は秘密分散保護などの符号理論に基づくセキュリティの問題を中心に扱った. 2014年度は同期誤り関連した話題および、非対称誤り訂正を取り上た. 2015年度は電子透かしをCoxらのテキストを基に講義した. 2016年度からは符号理論の基礎を確認し、その応用状況について扱っている. (b) 授業の進め方 パワーポイントを用いる.一部の内容はwebで参照できるようにする. |
実務経験を活かした 授業内容 (実務経験内容も含む) /Course content utilizing practical experience |
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成績評価方法 および評価基準 (最低達成基準を含む) (1,000文字以内) /Evaluation and grading (up to 1,000 letters) |
教室での議論,毎回の宿題,および1~3回程度のレポートで判断する.必要であれば試験をする. 1)すべての宿題、レポート課題が提出され、その内容が基準を満たしていること, 2)その他の評価基準(討議、試験など)がすべて基準を満たしていること, が合格の基準である. なお、出席日数によては不合格とすることがある. 本年度は初回に各自の分野や考察力を見るレポート課題を行う予定. |
オフィスアワー: 授業相談(1,000文字以内) /Office hours(up to 1,000 letters) |
質疑は授業時間内に行うZoom内で行うか、その時に日程を相談してください 授業期間以降は、E-mailで連絡してください |
学生へのメッセージ(1,000文字以内) /Message for students(up to 1,000 letters) |
様々な事項に興味を持ち、それに対する意見を持つこと.さらにそれをどの様に表明するか考えて欲しい. (※これまでのメッセージ:本質的なことは美しく単純であるが,その理解に至るまでには集中した論理的演繹力が要求される.) |
その他 /Others |
この授業はオンデマンド型のタイプで授業を進める予定です。 詳しくは授業関連Webページ/Course websiteの情報をご覧ください |
キーワード /Keywords |
符号理論,暗号理論,情報セキュリティ, 電子透かし,乱数生成,データ圧縮,ネットワーク符号化, |