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講義概要/Course Information |
科目基礎情報/General Information |
授業科目名 /Course title (Japanese) |
美術B | ||
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英文授業科目名 /Course title (English) |
Arts B | ||
科目番号 /Code |
HSS407z | ||
開講年度 /Academic year |
2021年度 | 開講年次 /Year offered |
2/3/4 |
開講学期 /Semester(s) offered |
後学期 | 開講コース・課程 /Faculty offering the course |
情報理工学域 |
授業の方法 /Teaching method |
講義 | 単位数 /Credits |
2 |
科目区分 /Category |
総合文化科目 | ||
開講類・専攻 /Cluster/Department |
情報理工学域 | ||
担当教員名 /Lecturer(s) |
久々湊 直子 | ||
居室 /Office |
- | ||
公開E-mail |
jinbunkyoumu@bunka.uec.ac.jp | ||
授業関連Webページ /Course website |
Google classroomコード 7whgcsf zoom授業の招待などはclassroomに置きます。 | ||
更新日 /Last update |
2021/09/27 01:47:44 | 更新状況 /Update status |
公開中 /now open to public |
講義情報/Course Description |
主題および 達成目標(2,000文字以内) /Themes and goals(up to 2,000 letters) |
美術Aに続く時代を扱い、歴史や文化と直結した西洋美術の流れを把握してもらうことをめざして開講されます。多くの作例に触れてもらい、その中で、シンボル、象徴、アトリビュートなどの視覚文化特有の「決まりごと」や頻繁に視覚化されてきたキリスト教主題、ギリシア・ローマ神話主題の内容と典拠についての知識を身につけていただくこと、そして、美術とは生々しく歴史や社会と関わりあう存在・行為であるということを理解していただくことも、また授業の目的となります。作品に触れ、考え、それを言葉で表現するという習慣も身につけていただきたい目標のひとつです。 |
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前もって履修 しておくべき科目(1,000文字以内) /Prerequisites(up to 1,000 letters) |
なし |
前もって履修しておくこ とが望ましい科目(1,000文字以内) /Recommended prerequisites and preparation(up to 1,000 letters) |
美術A ただし必須ではありません。 |
教科書等(1,000文字以内) /Course textbooks and materials(up to 1,000 letters) |
購入が必要な教科書はありません。配布資料やパワーポイントが授業の指針となります。 参考図書などは授業内や配布資料で適宜紹介します。初回の授業のガイダンスはとくに重要なので,受講希望者は初回授業にご参加ください。今年度はzoom授業になるため、classroomでの情報提示にも気をつけてください。 |
授業内容と その進め方(2,000文字以内) /Course outline and weekly schedule(up to 2,000 letters) |
授業は17世紀あたり(美術Aの範囲次第)から現代までの美術の流れを概説する講義形式ですが、参加者には毎回ワークシートへの取り組みも求める参加型の授業になります。今年度はzoomによる同時配信遠隔授業になりますので、チャットによる発言も積極的に促していきます。 現在われわれが「美術館の中に安置された《美しいもの》」と考えがちな作品たちが、いかに多様な機能を持っていたか(そして今も持っているか)を知ってもらい、それらがいかに生々しく、多弁で、多面的であるかということを授業の中でともに分かち合う内容です。 毎回の授業は、指針となる配布資料とパワーポイントの画像提示を伴った解説で、概ね次のように進行します。 1週目:イントロダクション(大まかな様式の流れの把握) 2週目:バロック~ロココ:宗教・政治・受容層の変化 3週目:バロック~ロココ:宮殿と祝祭芸術 4週目:ロココ:美術と工芸~女性パトロンと美術 5週目:新古典主義:ふたたび「古典」の叫ばれる時代~革命期とナポレオン 6週目:ロマン主義:新しい主題と技法のあり方~ジェリコー,ドラクロワ, etc. 7週目:写実主義:タブーを破ってゆく芸術家たち~クールベ,マネetc. 8週目:印象派(1)~写真の登場と主観の時代:モネ,ルノワール,ドガ… 9週目:印象派(2)~変わりゆくパリの様相とブルジョワの生活 10週目:ポスト印象派~印象派を超えて~:スーラ,ゴーガン,ゴッホ,セザンヌ… 11週目:象徴主義と世紀末 12週目:世紀末美術とジャポニスム~消費社会と美術工芸デザイン 13週目:20世紀の表現の多様化~フォーヴィスム,キュビスム 14週目:20世紀の表現の多様化~ダダとシュールレアリスム、抽象 15週目:美術の概念の変化~行為、受容環境の変化 授業内容は学生の皆さんの興味の傾向など事情によって前後にずれることもあるため,あくまで目安程度に考えてください。 |
実務経験を活かした 授業内容 (実務経験内容も含む) /Course content utilizing practical experience |
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授業時間外の学習 (予習・復習等)(1,000文字以内) /Preparation and review outside class(up to 1,000 letters) |
翌週のレジュメやパワーポイントが予習用に配布される他、毎回ワークシート(30分程度)で復習を促しています。取り組んだワークシートはgoogleのclassroomを通じて提出していただきます。フィードバックは翌週の授業の冒頭に行われます。 新型コロナ流行の対策として、今年度は展覧会見学は義務付けず、テストの代わりに授業内容の復習や調査、記述問題などを複合的に課す学期末課題を用意します。 ただし、十分な安全を確保したうえで興味のある展覧会に出かけることは学習として推奨します。 |
成績評価方法 および評価基準 (最低達成基準を含む) (1,000文字以内) /Evaluation and grading (up to 1,000 letters) |
今年度は学期末課題レポートの提出物を単位取得必須条件として評価対象とします。 出席点は設けません。 提出されたワークシートは授業参加・授業外学習成果として多少参考にします。 評価基準: 例年と変わりません。学年末課題レポートは以下のような評価ポイントになっています。 授業の復習や調査報告の部分は詳細さ、作業の丁寧さ、プレゼンテーションの成熟度などが評価されます。一方、3000~4000字程度目安に出される記述問題は、テーマに対する作品選択の適合性、論理的で整合性のある論述と結論、考察の独自性、典拠の明示などが評価基準となります。 |
オフィスアワー: 授業相談(1,000文字以内) /Office hours(up to 1,000 letters) |
質問や相談等は授業前や授業中に受け付けます。音声やチャットでアクセスしてください。 学内メールでのやりとりやレポート提出はできませんので注意してください。 |
学生へのメッセージ(1,000文字以内) /Message for students(up to 1,000 letters) |
朝一番の授業でもあり、毎回ワークシートの提出もあるため、熱意と関心のある学生に向いている授業だと思われます。 |
その他 /Others |
要注意:学内メールでのレポート提出や質問はできません。 Google classroomコード 7whgcsf zoom授業の招待などはclassroomに置きます。 |
キーワード /Keywords |
西洋文化,キリスト教文化,視覚表象文化理解,異文化理解,世界遺産,メディア・リテラシー,プレゼンテーション・アイディア,デザイン・構図理解,消費社会と視覚文化 |