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講義概要/Course Information |
科目基礎情報/General Information |
授業科目名 /Course title (Japanese) |
ベンチャービジネス概論 | ||
---|---|---|---|
英文授業科目名 /Course title (English) |
Introduction to Venture Business | ||
科目番号 /Code |
CAR505z | ||
開講年度 /Academic year |
2021年度 | 開講年次 /Year offered |
3/4 |
開講学期 /Semester(s) offered |
後学期 | 開講コース・課程 /Faculty offering the course |
情報理工学域 |
授業の方法 /Teaching method |
講義 | 単位数 /Credits |
2 |
科目区分 /Category |
実践教育科目 | ||
開講類・専攻 /Cluster/Department |
情報理工学域 | ||
担当教員名 /Lecturer(s) |
高木 克人 | ||
居室 /Office |
講義はB202で開催します(対面+ZOOMのハイブリッドで行います) | ||
公開E-mail |
vbg@sangaku.uec.ac.jp | ||
授業関連Webページ /Course website |
https://www.uec.ac.jp/research/venture/ | ||
更新日 /Last update |
2022/01/18 16:42:14 | 更新状況 /Update status |
公開中 /now open to public |
講義情報/Course Description |
主題および 達成目標(2,000文字以内) /Themes and goals(up to 2,000 letters) |
この授業の目標: 受講生がベンチャービジネスを理解する為の基礎を習得して、起業のイメージを掴んでもらう。 授業方法: 受講生は最初の3回でベンチャービジネスの基礎を習得します。4回目に基礎の習得を確認する小テストを実施します。5回目からゲストをお迎えします(ゲストは、電通大認定ベンチャーの経営者、一線で活躍するベンチャー企業経営者、大手企業に就職した本学OBで新規事業に関りご活躍の方他、金融工学の専門家等)。受講生はゲストの話を整理し自分の教訓としてコンパクトのまとめ、受講レポートにします。自分の教訓は解説と共にゲストと受講生全員で共有します。 |
---|---|
前もって履修 しておくべき科目(1,000文字以内) /Prerequisites(up to 1,000 letters) |
なし |
前もって履修しておくこ とが望ましい科目(1,000文字以内) /Recommended prerequisites and preparation(up to 1,000 letters) |
なし |
教科書等(1,000文字以内) /Course textbooks and materials(up to 1,000 letters) |
なし |
授業内容と その進め方(2,000文字以内) /Course outline and weekly schedule(up to 2,000 letters) |
▸第1回10月06日 ガイダンス: 授業の狙い、進め方について説明。質疑応答。 B202で講義を開催します(対面+ZOOM) ・担当教員自己紹介 ・2021年10月6日から2022年2月2日までの全15回の授業の流れ ・評価方法(受講レポートの期限、クイズ形式の小テストについて) ▸第2回2021年10月13日 ベンチャービジネスを理解するための基礎(1) ・Initial Public Offering(IPO)の意義について ・IPOと企業インフラ(直接金融市場) ・上場企業と主要なステークホルダーとの関係 ・IPOのメリットデメリット ・大手企業よりベンチャーが魅力的なケース ・IPOによるストックオプションという選択肢 ・IPOしそうなベンチャー企業に就職する道 ▸第3回10月20日 ベンチャービジネスを理解するための基礎(2) ・スタートアップにとっての良いアイディアとは?SolutionとIssue(課題) ・成功に至る最大の難関はPMF(顧客が熱狂的に欲しがるものを創れる状態) ・新しいイノベーションカーブ、バーストマジョリティについて考える ・ストックビジネス「=継続的に利益をもたらすビジネス」について考える ▸第4回11月10日 これまでの授業の振り返りと理解度テスト ・これまでの授業の振り返り ・テストの方法について(Googleフォームによるクイズ方式)説明 ・テスト時間:60分 ・設問数:30問 ・配点:1問1点 ・これからの授業と登壇者について 第5回11月17日 セーフィー株式会社 佐渡島隆平 代表取締役社長(ForbesJapan起業家ランキング1位2021) 【経歴】 ForbsJAPAN2021年起業家ランキング1位。2021年8月25日東京証券取引所マザーズへの新規上場承認。2021年9月29日マザーズ上場。 1979年兵庫県生まれ。甲南大学経済学部在学中の99年にDaigakunote.comを創業。2002年同大学卒業後、ソニーネットワークコミュニケーションズに入社。その後子会社のモーションポートレートで画像処理技術の開発に携わる。14年セーフィーを創業。 Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)Forbes JAPAN’S START-UP OF THE YEAR 1位。 第6回11月24日 エンゲート株式会社 城戸幸一郎 代表取締役社長(インフィニティベンチャーズサミット2021 LAUNCHPAD Entertainment 優勝) 【経歴】 九州大学卒。ソフトバンクで人事を担当の後、楽天で17年勤務し全国の地方支社や海外事業の統括と、フード&ドリンク事業部の執行役員を務める。テクノロジーの力で中央集権をdisruptするブロックチェーンの世界感に惹かれ起業。コンセプトはSports Empowerment Platform、才能もやる気もあって、だけど資金が足りないチームやアスリートを個人(ファン)が支援する世界をつくる。スポーツギフティングサービスは、そんな世界を実現するために、スポーツにおけるチーム、選手とファンの関係をデジタルの力で変革し、スポーツチームが地域経済の中心となるような経済圏を創る。 第7回12月01日 identity academy 森山博暢 代表理事(元ゴールドマンサックス証券 クオンツアナリスト、2015年金利トレーディング部長) 【経歴】 東京大学大学院工学系研究科修了後、1999年ゴールドマンサックス入社。クオンツアナリスト、債券トレーディング業務に従事。2015年より金利トレーディング部長。「金融理論に基づいた意思決定」について、ベンチャー企業を様々な側面から講義して頂く。現在は、Identity Academy代表理事で複数社の社外取締役兼務。 第8回 12月08日 楽天株式会社 葛城崇様 【経歴】 早稲田大学理工学部を卒業後、東日本旅客鉄道株式会社に入社し、乗務員経験後、訓練シミュレータ開発を担当。その後、2000年10月に楽天グループ株式会社に入社。創業期の頃の営業開発部の立ち上げを推進、その後人事部長、教育研修部長として人事制度設計・運用、中途・新卒採用、社員教育等を担当。海外子会社、文部科学省出向、教育事業長、グループ会社代表取締役社長等を務め、現在メディア事業を担当する。大手から創業間もない頃の楽天というベンチャーへ転職した動機や、当時の楽天の様子など、現在の成長した楽天グループのこれまでのお話しを頂きます。 第9回12月15日 株式会社テレビ朝日 IP展開担当部⻑ 渕勇⼆ 【経歴】 電気通信⼤学⼤学院 電気通信学研究科情報⼯学専攻 ネットオリジナルの東映特撮作品(仮⾯ライダー/スーパー戦隊)のプロデューサーの⼀⼈。 PR計画の策定/ポスタービジュアルのデザイン/ネット配信機材設計図から構成台本を担当。 キャストのトーク番組「ウラ仮⾯ライダー」ではプロデューサーを務める。 現在は「アメトーークCLUB」の⽴ち上げ、アメトーークCLUBの事業責任者兼システム担当。 第10回12月22日 株式会社LilyMedTech 東志保CEO 【経歴】 2006年電気通信大を卒業し日立製作所に入社。退社後、米アリゾナ州立大で航空宇宙工学修士課程修了。日本に戻り国内2社に勤務の後、16年5月にLily MedTech(リリーメドテック)を設立。東大発ベンチャー。罹患率が高いにもかかわらず、検診受診率が上がらない乳がんに対して、リリーメドテックは、痛みのない乳がん診断装置を開発することで、乳がんに苦しむ人をなくすことを目指す医療ベンチャーだ。元電気通信大学OG、アメフト部マネージャーであった東志保(あずましほ)社長にお越し頂き対面とZoomので授業を行います。 第11回01月05日 株式会社ハートビーツ 藤崎正範 代表取締役社長 第12回01月12日 株式会社Cerevo 大沼 慶祐 代表取締役社長 第13回01月19日 東成エレクトロビーム株式会社 上野邦香代表取締役社長 第14回01月26日 リブト株式会社 後藤 広明 代表取締役社長 第15回02月02日 飯田グループホールディングス株式会社 次世代技術開発室 廣川敦士様 ◆調整中(登壇者の都合により、順番等変更の可能性があります) |
実務経験を活かした 授業内容 (実務経験内容も含む) /Course content utilizing practical experience |
・IPO、株式公開することの意義 ・時価総額、PER,PBR言葉の意味を学ぼう ・スタートアップにとっての良いアイディアとは?SolutionとIssue ・成功に至る最大の難関はPMF(顧客が熱狂的に欲しがるものを創れる状態) ・ストックオプションについて考える ・マーケティング戦略について、ブランディング、3C分析とは ・ストックビジネス「=継続的に利益をもたらすビジネス」について考える |
授業時間外の学習 (予習・復習等)(1,000文字以内) /Preparation and review outside class(up to 1,000 letters) |
受講レポート |
成績評価方法 および評価基準 (最低達成基準を含む) (1,000文字以内) /Evaluation and grading (up to 1,000 letters) |
評価方法: (1)受講レポート:授業で得た教訓を5-7-5にまとめ、150字で解説をつけて、翌週月曜日正午までにグーグルフォーム経由で提出【70点】 (2)小テスト:4回目の授業である11月10日に実施。選択方式30問(テスト実施の4回目の講義はレポート無し)【30点】 (1)(2)合計60点以上を合格とする(100点満点中) |
オフィスアワー: 授業相談(1,000文字以内) /Office hours(up to 1,000 letters) |
メールにて受付 |
学生へのメッセージ(1,000文字以内) /Message for students(up to 1,000 letters) |
自分で考え、自分で決め、自分で行動する。 人生は、些細なことから、重要な事柄まで、決断の連続です。学生の皆さんが、大手に就職しても、起業しても、多くの事柄が待ち受けている事でしょう。この授業は「ベンチャービジネス概論」ですが、学生の皆さんにベンチャーを起業して、と激励する授業ではありません。 とは言え、大手企業に入り、企業に依存して、上司の命じるがままに生きていくのは、窮屈に思えたり、実力だけで出世できなかったり、やりたい仕事ではなかったり、多くの壁に当たり、人生を見つめ直す事も有るでしょう。ではどのような生き方が正しいのか。それは、「自分」でいる事です。オンリーワンこそがベストワン。最善の自己実現は、自分のやりたい事を見つけ、無心になり熱中し、やりたい事に向かって取り組める事を仕事にもつ事です。大手に就職しても、その先に、30代で起業する目的があるならば、心の置き所1つで、毎日の仕事はどの部署に置かれても意義あるものに生まれ変わります。この授業を通じて、学生の皆さんが、希望をもって人生を歩まれることを期待しています。 |
その他 /Others |
なし |
キーワード /Keywords |
アントレプレナーシップ、ベンチャービジネス、コミュニケーション、事業計画、戦略 |