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講義概要/Course Information
2025/05/02 現在

科目基礎情報/General Information
授業科目名
/Course title (Japanese)
計算機工学(Ⅱ類)
英文授業科目名
/Course title (English)
Computer Engineering
科目番号
/Code
COM403h COM403i
開講年度
/Academic year
2021年度 開講年次
/Year offered
2
開講学期
/Semester(s) offered
後学期 開講コース・課程
/Faculty offering the course
情報理工学域
授業の方法
/Teaching method
講義 単位数
/Credits
2
科目区分
/Category
専門科目
開講類・専攻
/Cluster/Department
Ⅱ類
担当教員名
/Lecturer(s)
遠藤 幸一
居室
/Office
公開E-mail
/e-mail
endo-koichi@uec.ac.jp
授業関連Webページ
/Course website
遠隔授業に関する情報を参照し,Google Classroomに参加してください.
更新日
/Last update
2021/09/26 17:08:41 更新状況
/Update status
公開中
/now open to public
講義情報/Course Description
主題および
達成目標(2,000文字以内)
/Themes and goals(up to 2,000 letters)
情報処理システムや制御を担う装置の主役はコンピュータ(電子計算機)である.本授業ではコンピュータ内部でどのようなデータ処理が行われているかを理解するため,コンピュータシステムの基本的な仕組みと動作原理を講義する.コンピュータに関連する知識・技術は広範囲に及ぶため,本授業では基本的な項目についての理解を目標とする.
前もって履修
しておくべき科目(1,000文字以内)
/Prerequisites(up to 1,000 letters)
なし
前もって履修しておくこ
とが望ましい科目(1,000文字以内)
/Recommended prerequisites and preparation(up to 1,000 letters)
なし
教科書等(1,000文字以内)
/Course textbooks and materials(up to 1,000 letters)
講義資料はGoogle Classroomに置くので参照.
授業に関連する情報も必要でに応じて提示するので参考まで.
参考書:「改訂 コンピュータ概論」(コロナ社)半谷 精一郎
授業内容と
その進め方(2,000文字以内)
/Course outline and weekly schedule(up to 2,000 letters)
(a) 授業内容:
この授業では,コンピュータの構成・機能の説明から,内部のデータ表現,演算回路,ソフトウェア,ネットワークの基本について講義する予定である.

第1回:コンピュータの概要と歴史を概説する
第2回:数と文字の表現法:コンピュータ内部では,データがどのように表現されているか学ぶ
第3回:論理回路(1):コンピュータの内部のしくみを知るために基本的な回路を学ぶ
第4回:論理回路(2):論路回路を実現するための電子回路について学ぶ
第5回:集積回路:論理回路を実現するデジタル集積回路について学ぶ
第6回:論理演算回路:加算,減算などコンピュータの中でデータを演算する回路について学ぶ
第7回:コンピュータの基本構成:装置構成と,それぞれの装置がどういう機能を果たすかを学ぶ
第8回:CPU:CPUの命令実行について学ぶ
第9回:記憶システム:さまざまな種類の記憶素子の動作,システムについて学ぶ
第10回:入出力装置:入出力装置の概要,制御手順やインタフェース規格について学ぶ
第11回:オペレーティングシステム(OS):OSのはたらきを学ぶ
第12回:プログラム開発:プログラムを作ってコンピュータを使うという基本的な作業の流れを学ぶ
第13回:コンピュータネットワーク:ネットワークの基本概念とプロトコルについて学ぶ
第14回:通信システム:情報セキュリティ,情報理論,伝送方式,誤り訂正の概念について学ぶ
第15回:組込みコンピュータ:機器に組み込まれて使用するコンピュータに求められる特徴について学ぶ

(b) 授業の進め方:
上記順に従ってスライドを用いて解説する.
今年度は基本的にZoomによる遠隔にて行う.
授業の最後に,各回の講義内容から数問の小テストを提示し,その提出をもって出席確認と兼ねる.期末には全体を通した課題としてテストを提示する.
資料の提示,課題配布,小テストと課題の提出にはGoogle Classroomを使用する.
実務経験を活かした
授業内容
(実務経験内容も含む)
/Course content utilizing practical experience
授業時間外の学習
(予習・復習等)(1,000文字以内)
/Preparation and review outside class(up to 1,000 letters)
・参考書,資料を用いた予習・復習.資料はGoogle Classroomで提示する.
・授業時間内に行う小テストの復習.
 オンデマンドで受講する場合は小テストの提出
成績評価方法
および評価基準
(最低達成基準を含む)
(1,000文字以内)
/Evaluation and grading
(up to 1,000 letters)
評価方法:
・達成度は小テストと期末課題の成績で判定する.小テストと課題の,少なくともどちらか一方で60%に満たない理解度である場合は不可とする.
・実施回数の1/3を超えて欠席した場合は課題・小テストの成績にかかわらず不可とする.

到達レベル:
 以下の到達レベルをもって最低基準とする.
コンピュータシステムの構成と機能を理解する.コンピュータ内部のデータの表現がわかる.コンピュータの論理回路を理解し,論理式を計算できる.論理回路を構成する電子回路の基礎を理解し,入出力装置の概要がわかる.コンピュータの命令セットを理解する.OSの役割概要がわかる.ネットワーク,情報セキュリティ,組込みコンピュータの概要を理解する.
オフィスアワー:
授業相談(1,000文字以内)
/Office hours(up to 1,000 letters)
講義内容の質問についてはメールで問い合わせてください.
学生へのメッセージ(1,000文字以内)
/Message for students(up to 1,000 letters)
パソコン,スマートフォンなどの情報処理システムや,家電,自動車,工業プラントなどの自動制御を伴う製品はすべてコンピュータを内蔵している.もの作りの基本としてコンピュータの概要について理解してほしい.
その他
/Others
特になし.
キーワード
/Keywords
コンピュータ,ハードウェア,ソフトウェア,情報,記憶(メモリ),論理回路,OS,ネットワーク,情報セキュリティ