シラバス参照

講義概要/Course Information
2024/06/20 現在

科目基礎情報/General Information
授業科目名
/Course title (Japanese)
社会思想史A
英文授業科目名
/Course title (English)
History of Social Thought A
科目番号
/Code
HSS314z
開講年度
/Academic year
2024年度 開講年次
/Year offered
2/3/4
開講学期
/Semester(s) offered
前学期 開講コース・課程
/Faculty offering the course
情報理工学域
授業の方法
/Teaching method
講義 単位数
/Credits
2
科目区分
/Category
総合文化科目
開講類・専攻
/Cluster/Department
情報理工学域
担当教員名
/Lecturer(s)
庄司 俊之
居室
/Office
非常勤講師控室
公開E-mail
/e-mail
JZM04216@nifty.com
授業関連Webページ
/Course website
http://nihi7.cocolog-nifty.com/blog/
更新日
/Last update
2024/03/21 23:06:36 更新状況
/Update status
公開中
/now open to public
講義情報/Course Description
主題および
達成目標(2,000文字以内)
/Themes and goals(up to 2,000 letters)
(a)主題:本年度前期「社会思想史A」では古代~近世の思想史を取り扱う。テーマは「近代以降に見失われたものは何か」とする。徳論など、思想における主要なテーマのいくつかは社会の広域化・複雑化にともなって重要度を減退させていったが、だからもはや論じる必要はないと見なすのでなく、我々の時代には十分思考しえない何かがあると捉えれば、我々自身の自己理解の一助となるはずである。講義では、近代/前近代の対比のほか、比較文化論的な視座からいくつかのトピックを概観していく。興味のもてる話題を見つけられたり、思想史的方法の面白さを味わえたりすれば成功である。

(b)達成目標:(1)講義で扱った主要な思想家たちのそれぞれの特色を理解できる。(2)その思想がいかなる社会状況とどういう関係を結んでいるかを理解できる。(3)社会と思想の葛藤の連続として歴史を捉えられる。
前もって履修
しておくべき科目(1,000文字以内)
/Prerequisites(up to 1,000 letters)
とくになし
前もって履修しておくこ
とが望ましい科目(1,000文字以内)
/Recommended prerequisites and preparation(up to 1,000 letters)
とくになし
教科書等(1,000文字以内)
/Course textbooks and materials(up to 1,000 letters)
教科書は使用しない。
参考書等は講義内で適宜紹介する。
授業内容と
その進め方(2,000文字以内)
/Course outline and weekly schedule(up to 2,000 letters)
(a)授業内容
第1回:はじめに~思想史の方法と今回のテーマ
第2回:思想史のなかの古代ギリシャ
第3回:「オイディプス王」における「悲劇」とその行方
第4回:プレ・ソクラテスの思想家たち
第5回:ソクラテスと「哲学の誕生」
第6回:哲人王と生気論的世界観
第7回:「狂ったソクラテス」としてのディオゲネス
第8回:ストア派とエピクロス派
第9回:中世とは何か~キリスト教の諸類型
第10回:教会権力の形成とその批判
第11回:アーレントによるアウグスティヌス論
第12回:ルネサンスと宗教改革(1):モアとマキャベリ
第13回:ルネサンスと宗教改革(2):科学、戦争、印刷革命
第14回:ルネサンスと宗教改革(3):エラスムスとルター
第15回:むすびにかえて:ルソー前夜

(b)授業の進め方
講義は講師によるレクチャーが中心となる。講義ではスライドを使用するが、同スライドはWebClassにアップするので各自参照のこと。
実務経験を活かした
授業内容
(実務経験内容も含む)
/Course content utilizing practical experience
授業時間外の学習
(予習・復習等)(1,000文字以内)
/Preparation and review outside class(up to 1,000 letters)
高校世界史レベルの事項はまえおき抜きに話題にすることがあるので、必要に応じて検索するなどして適宜知識を確認することが望ましい。復習は、配布資料やノートをよく読み返すこと。
成績評価方法
および評価基準
(最低達成基準を含む)
(1,000文字以内)
/Evaluation and grading
(up to 1,000 letters)
(成績評価方法)
全15回のうち2/3以上出席した者だけを評価の対象とし、評価はレポートによって行う。

(評価基準)
(1)講義内容をきちんと押さえていること
(2)必要なポイントに触れていること
(3)論理性と文章力
オフィスアワー:
授業相談(1,000文字以内)
/Office hours(up to 1,000 letters)
質問等は講義の前後およびメールにて受け付ける。
学生へのメッセージ(1,000文字以内)
/Message for students(up to 1,000 letters)
「この授業は何の役に立つのか?」と聞かれたときには「一般教養は生きるための力を培うものです」と答えることにしています。その心積もりで受講して頂ければと思っています。
その他
/Others
とくになし
キーワード
/Keywords
悲劇、自己への配慮、生気論的世界観、欲望、自由と服従