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講義概要/Course Information
2024/06/20 現在

科目基礎情報/General Information
授業科目名
/Course title (Japanese)
社会学B
英文授業科目名
/Course title (English)
Sociology B
科目番号
/Code
HSS410z
開講年度
/Academic year
2024年度 開講年次
/Year offered
2/3/4
開講学期
/Semester(s) offered
後学期 開講コース・課程
/Faculty offering the course
情報理工学域
授業の方法
/Teaching method
講義 単位数
/Credits
2
科目区分
/Category
総合文化科目
開講類・専攻
/Cluster/Department
情報理工学域
担当教員名
/Lecturer(s)
渡辺 彰規
居室
/Office
非常勤講師
公開E-mail
/e-mail
ak-watanabe@mtd.biglobe.ne.jp
授業関連Webページ
/Course website
なし
更新日
/Last update
2024/03/06 07:47:45 更新状況
/Update status
公開中
/now open to public
講義情報/Course Description
主題および
達成目標(2,000文字以内)
/Themes and goals(up to 2,000 letters)
【主題】
 社会現象の実態や、現象が発生するメカニズムを解明する学問領域として広範に扱う。具体的には、個の行為や行動、個と個の相互作用をはじめとする、秩序の問題や逸脱、社会的包摂や排除などのミクロレベルから、家族やコミュニティ、集団や組織、産業社会や労働市場など広義の社会構造とその変動のマクロレベルまでを射程に含むことにより、地域社会で起きる様々な課題への洞察力や分析力を養うことを目指す。

【達成目標】
(1)現代の社会学が取り組んでいる主要な課題について知り、社会で生きることが暗黙のうちにいかなるルールに従いながら生きることであるかを述べることができる。
(2)社会学的なものの見方・考え方を見につけることで、身近な社会現象を社会学的に解釈することができる。
前もって履修
しておくべき科目(1,000文字以内)
/Prerequisites(up to 1,000 letters)
特になし
前もって履修しておくこ
とが望ましい科目(1,000文字以内)
/Recommended prerequisites and preparation(up to 1,000 letters)
 前期の社会学Aを履修しておくと理解が容易になるメリットがあるが、たとえ履修しなかったとしても、社会学B単体で内容は完結しているので問題は生じない。
教科書等(1,000文字以内)
/Course textbooks and materials(up to 1,000 letters)
 特に指定しない。必要なテキストについてはプリントにて配布する。
 授業が難しく感じることがあった場合には、長谷川公一, 浜日出夫, 藤村正之, 町村敬志著『社会学(New Liberal Arts Selection)』有斐閣を手に取るとよい。
授業内容と
その進め方(2,000文字以内)
/Course outline and weekly schedule(up to 2,000 letters)
【第1回】
・講義の目的と進め方
 授業の方針、評価の仕方など
【第2回】
・日常生活の研究とその方法(1)
 日常生活はいくつもの組織だった相互行為から成り立っている。そのしくみを明らかにする
【第3回】
・日常生活の研究とその方法(2)
 しくみを明らかにする方法を詳説する
【第4回】
・家族をめぐる研究とその方法(1)
 人は家族の中ではじめて社会的存在となるのだが、家族に対する社会学的問題関心を詳説する
【第5回】
・家族をめぐる研究とその方法(2)
 少子化、その背後にある晩婚・非婚化。家族をめぐる現代社会学の主要な論点を検討する
【第6回】
・労働をめぐる研究(1)
 近年、労働をめぐる環境は大きく変化してきており、そのうちの幾つかは目に見える形で深刻な社会問題となっている。これらの問題に対する社会学のアプローチをみる。
【第7回】
・労働をめぐる研究(2)
 非正規雇用、ワーク・ライフ・バランスの諸問題。労働をめぐる現代社会学の主要な論点を検討する
【第8回】
・都市をめぐる研究(1)
 都市は家族や労働、階層や福祉国家のあり方、そういったものを映し出す鏡であるともいえる。それらの問題が現実化する場所でもあるがゆえに、都市固有の問題もまた生まれてくるのである。この回では中流階層と<郊外>の関係とその盛衰について検討する
【第9回】
・都市をめぐる研究(2)
 上記の方針を踏まえて、今回は下流階層の人々についての都市政策の変遷を見ていく
【第10回】
・不平等をめぐる研究(1)
 「格差社会」という言葉をよく耳にする。格差に対する社会学のアプローチをみる
【第11回】
・不平等をめぐる研究(2)
 格差の有無から格差の再生産の有無へ――階級をめぐる現代社会学の主要な論点を検討する
【第12回】
・不平等をめぐる研究(3)
 何が再生産を生み出しているのか。有力な理論としてブルデューの文化的再生産論について紹介し、その本質と批判的とを検討する
【第13回】
・福祉をめぐる研究(1)
 私たちはいわゆる福祉国家のなかで生きているが、福祉国家とはいかなる性質を有する国家なのか。エスピン-アンデルセンの福祉国家論を紹介する
【第14回】
・福祉をめぐる研究(2)
 前回に続き、福祉政策全般について主要な論点を検討する
【第15回】
・期末試験とその解説を行う。
実務経験を活かした
授業内容
(実務経験内容も含む)
/Course content utilizing practical experience
授業時間外の学習
(予習・復習等)(1,000文字以内)
/Preparation and review outside class(up to 1,000 letters)
授業前に前回講義中に述べた次回講義予定内容の予習をしておく(1h)。
授業後に講義内容について復習をする(2h)。
成績評価方法
および評価基準
(最低達成基準を含む)
(1,000文字以内)
/Evaluation and grading
(up to 1,000 letters)
【評価方法】
 学期末に行うテストと平常点(小テストほか)とで成績評価を行う。点数配分については、原則的に、学期末テストが50点、平常点は小テスト2回で25点ずつ計50点とする。更に、平常点に関しては授業態度により最大50点までの減点可能性がある。
【評価基準】
 講義内容を適切に理解しているかどうか。評価は上記点数をもとに本学の評価基準に基づいて決める。
オフィスアワー:
授業相談(1,000文字以内)
/Office hours(up to 1,000 letters)
毎回のレスポンスカードもしくは、上記のメールアドレス宛に質問を送ること(ただし、成績についての質問にはメールでは答えません。授業後に私のところへ来てください)
学生へのメッセージ(1,000文字以内)
/Message for students(up to 1,000 letters)
成績評価は厳格に行います。授業ではノートをしっかりとり、質問は積極的に行うようにしてください
その他
/Others
特になし
キーワード
/Keywords
社会学入門、ミクロ社会学、家族、労働、都市、不平等、福祉