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講義概要/Course Information
2024/06/20 現在

科目基礎情報/General Information
授業科目名
/Course title (Japanese)
法学B
英文授業科目名
/Course title (English)
Jurisprudence B
科目番号
/Code
HSS411z
開講年度
/Academic year
2024年度 開講年次
/Year offered
2/3/4
開講学期
/Semester(s) offered
後学期 開講コース・課程
/Faculty offering the course
情報理工学域
授業の方法
/Teaching method
講義 単位数
/Credits
2
科目区分
/Category
総合文化科目
開講類・専攻
/Cluster/Department
情報理工学域
担当教員名
/Lecturer(s)
植田 俊太郎
居室
/Office
公開E-mail
/e-mail
ua004406@gl.cc.uec.ac.jp
授業関連Webページ
/Course website
なし
更新日
/Last update
2024/03/20 07:26:18 更新状況
/Update status
公開中
/now open to public
講義情報/Course Description
主題および
達成目標(2,000文字以内)
/Themes and goals(up to 2,000 letters)
(a) 主題
 先端科学・技術の発展は,私たちの暮らしを一層ゆたかにするはずである――そのしあわせな予感は,けれども社会を深くまなざすことなしには,夢想のままに終わりかねません。科学・技術の発展を要請するのも,その発展により影響を受けて変化するのも,〈ひと〉であり,〈社会〉つまり〈ひと〉と〈ひと〉とが織りなす関係性だからです。科学・技術者間はもちろん,技術を使う市民ともコミュニケーションを繰り返し,相互に知識や感覚を補い合いながら,〈ひと〉と〈社会〉とを見つめることでこそ,私たちはゆたかな暮らしを可能とする科学・技術を発達させてゆけるのではないでしょうか。
 この講義では,〈ひと〉が生き〈社会〉が存立するために不可欠な「法」について,基礎的な法的知識・法的思考をひと通り学んだ受講生を念頭に,市民あるいは科学者・技術者にとって重要と思われる論点を取りあげ,具体的な紛争を糸口として,それにどのような法律がかかわるかを考え.裁判所がどのような紛争解決を図ったかを学び,それを批判的に考察してゆくことになります。この過程が目指すものは,市民社会の一員として重要な法的知識・法的思考の獲得であることはもちろんですが,さらにその知識や思考が,上述の科学・技術の発展を担う存在にとって不可欠な〈ひと〉と〈社会〉へのまなざしのにとっての有効なよすがのひとつとなることです。

(b) 達成目標
1.市民生活にとって重要な法の基本的なしくみと考え方を理解し説明できる。
2.社会と科学・技術に関する諸問題について関心を持ち、法的視座から考察できる。
前もって履修
しておくべき科目(1,000文字以内)
/Prerequisites(up to 1,000 letters)
特にありません。
前もって履修しておくこ
とが望ましい科目(1,000文字以内)
/Recommended prerequisites and preparation(up to 1,000 letters)
前期「法学A」を履修していることが望ましい。
教科書等(1,000文字以内)
/Course textbooks and materials(up to 1,000 letters)
教科書は用いません。講義時にレジュメ・補足プリントを配布します。
参考書・参考文献は,講義時に必要に応じて紹介します。
授業内容と
その進め方(2,000文字以内)
/Course outline and weekly schedule(up to 2,000 letters)
(a) 授業内容
第1回 イントロダクション
第2回 労働者と法
第3回 労働者と法の事例研究
第4回 社会保障と法
第5回 社会保障と法の事例研究
第6回 ジェンダーと法
第7回 ジェンダーと法の事例研究
第8回 外国人と法
第9回 外国人と法の事例研究
第10回 知的財産とは何か?
第11回 著作権
第12回 環境と法
第13回 環境と法の事例研究
第14回 デジタル社会における法の可能性と限界
第15回 孤独と法

(b) 授業の進め方
授業は配布資料に基づき,講義形式で進めます。
基本的に上記に沿って進んでいきますが,受講生の関心や社会状況をふまえ,適宜変更
することがあります。
実務経験を活かした
授業内容
(実務経験内容も含む)
/Course content utilizing practical experience
授業時間外の学習
(予習・復習等)(1,000文字以内)
/Preparation and review outside class(up to 1,000 letters)
予習:事前配布の資料に目を通し,知らない言葉があれば辞典等で意味を調べておいてください。
復習:レジュメに掲載した復習問題に挑戦し,授業で学んだ考え方や知識の定着を図ってください。また,授業で紹介した文献のうち関心のあるものをみつけて読むようこころがけてください。
成績評価方法
および評価基準
(最低達成基準を含む)
(1,000文字以内)
/Evaluation and grading
(up to 1,000 letters)
(a) 評価方法 
期末の筆記試験(80%)
各回授業後提出のリアクションペーパー(20%)
(b) 評価基準
筆記試験では,授業内容にかんし,上掲の達成目標の達成度合いを評価基準とします。
リアクションペーパーについては,授業に参加し,自らの認識を深めることができたかを評価の基準とします。
オフィスアワー:
授業相談(1,000文字以内)
/Office hours(up to 1,000 letters)
授業に関する質問等には授業前後に教室にて対応します。
学生へのメッセージ(1,000文字以内)
/Message for students(up to 1,000 letters)
法的思考や法的知識を身に着けたいと考える学生はもちろんですが,いま私たち自身や社会全体が抱えているさまざまな問題に関心をもち,解決策をみつけたいと考えている学生の受講も歓迎します。
その他
/Others
特にありません。
キーワード
/Keywords
労働法,社会保障法,障害者基本法,ジェンダー,性同一性障害特例法,外国人,知的財産権,著作権,環境法,SDGs,デジタル社会と法,予測的ポリシング,孤独