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講義概要/Course Information |
科目基礎情報/General Information |
授業科目名 /Course title (Japanese) |
日本語読解法 | ||
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英文授業科目名 /Course title (English) |
Reading Comprehension of Japanese | ||
科目番号 /Code |
HSS609z | ||
開講年度 /Academic year |
2024年度 | 開講年次 /Year offered |
3/4 |
開講学期 /Semester(s) offered |
後学期 | 開講コース・課程 /Faculty offering the course |
情報理工学域 |
授業の方法 /Teaching method |
講義 | 単位数 /Credits |
2 |
科目区分 /Category |
総合文化科目 | ||
開講類・専攻 /Cluster/Department |
情報理工学域 | ||
担当教員名 /Lecturer(s) |
栗田 岳 | ||
居室 /Office |
東1号館815 | ||
公開E-mail |
kurita@uec.ac.jp | ||
授業関連Webページ /Course website |
特にありません。 | ||
更新日 /Last update |
2024/09/17 11:50:09 | 更新状況 /Update status |
公開中 /now open to public |
講義情報/Course Description |
主題および 達成目標(2,000文字以内) /Themes and goals(up to 2,000 letters) |
〇主題 特段の苦労なく理解することができる論説文を、語句に注釈を施しながら読み進めていきます。平明な文章であっても、あることばが、その文章の中で果たしている機能を説明することは容易ではありません。ことばの細部を掘り下げていくことによって、言語というものに対して自覚的、分析的に向き合う姿勢を養います。 〇達成目標 ・日本語の語句を、自明のものとすることなく、分析の対象として扱うことに習熟する。 ・関連する文法論上の概念を理解する。 |
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前もって履修 しておくべき科目(1,000文字以内) /Prerequisites(up to 1,000 letters) |
特にありません。 |
前もって履修しておくこ とが望ましい科目(1,000文字以内) /Recommended prerequisites and preparation(up to 1,000 letters) |
特にありません。 |
教科書等(1,000文字以内) /Course textbooks and materials(up to 1,000 letters) |
Google Classroomに資料を掲示します。 |
授業内容と その進め方(2,000文字以内) /Course outline and weekly schedule(up to 2,000 letters) |
〇授業内容 1 イントロダクション 2 意義記述 3 単語の意義から「文法」へ 4 コーパスの利用 5 文章の語釈 ~4段落 6 文章の語釈 ~8段落 7 文章の語釈 ~12段落 8 文章の語釈 ~16段落 9 文章の語釈 ~20段落 10 文章の語釈 ~24段落 11 文章の語釈 ~28段落 12 文章の語釈 ~32段落 13 文章の語釈 ~36段落 14 文章の語釈 ~39段落 15 補足、期末試験 「遺伝子」をテーマとした文章を取り扱います。進度は事前に測れるものではありませんから、上記は暫定です。 もし、途中で全部読み終われば次の文章に行きますし、逆に読み終わらない可能性もあります。 次の文章に進んだ場合、そのテーマは「国際共通語」です。 〇進め方 基本的に、文章講読を進め、そこに現れた語句の分析を行います。 一方、受講生は、当該文章中に現れた表現に関する課題提出が求められます。たとえば文章中に「渋滞しているらしい」という文があったとして、その文は「渋滞しているだろう」と、意味上、どう異なっているのか、及び、その「らしい」は「汚らしい」や「子どもらしい子ども」の「らしい」と何らかに共通しているのか。このようなテーマについて、自身の内省とコーパス等を用いた例文調査に基づき、課題をまとめます。 |
実務経験を活かした 授業内容 (実務経験内容も含む) /Course content utilizing practical experience |
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授業時間外の学習 (予習・復習等)(1,000文字以内) /Preparation and review outside class(up to 1,000 letters) |
・学期中に課題提出があるので、その準備が必要です。 ・配布された資料や自身のノートを読み返して、授業内容が、授業を受けていない人にも、わかりやすく、正確に説明できるよう復習してください。 ・この授業は、「初めての話に集中して向き合い、その内容を理解すること」の練習の場でもあります。したがって、予習は必要ありません。 |
成績評価方法 および評価基準 (最低達成基準を含む) (1,000文字以内) /Evaluation and grading (up to 1,000 letters) |
・期中課題40%、期末試験60%。 ・課題は、用例の調査とその考察が十分に行われているかという点を評価の基準にします。 期末試験は「授業での論理展開が正確にインプットされているか」及び「その内容を適切にアウトプットできているか」という二点のみが評価の対象となります。したがって、授業内容に基づかないことを書いても、いっさい評価されません。 ・授業への参加姿勢によって、評価が上下することがあります。 |
オフィスアワー: 授業相談(1,000文字以内) /Office hours(up to 1,000 letters) |
木曜日第4限。事前にアポイントをとってください。 |
学生へのメッセージ(1,000文字以内) /Message for students(up to 1,000 letters) |
たとえば「浮く」と「浮かぶ」の意味は、とてもよく似ていますが、何が違っているのでしょうか。 このような内容に興味が持てる人は、この授業に向いています。そして、こうした身近な語彙の分析が、言語学への第一歩となるでしょう。 |
その他 /Others |
・この授業では履修上限を設け、15名とします。暫定の名簿が閲覧できるようになった時点で、仮に16名以上いた場合は、課題の評価によって選抜させてもらいます。課題の詳細については初回の授業で告知するので、履修希望者は必ず初回授業に参加してください。 ・授業中に、コーパスのサイトにアクセスして用例を検索する等の作業をすることがあるため、それに対応できる端末の持参が必要になります(「次週の授業は持参が必要になる」という告知はします)。 ・「聞いただけでも授業内容が完全に頭に入る人」以外は、きちんとノートをとらなければ成績に結びつきません。 ・履修登録に関するトラブルは教員に質問しても解決されません。教務課に連絡してください。 |
キーワード /Keywords |
言語分析、意義、文法 |