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講義概要/Course Information |
科目基礎情報/General Information |
授業科目名 /Course title (Japanese) |
学域特別講義B(学研ホールディングス寄附講義)「学研の実例に学ぶビジネスマーケティング論」 | ||
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英文授業科目名 /Course title (English) |
Special Lecture on Informatics and Engineering B(Learning Business Marketing Theory from Gakken's Actual Cases) | ||
科目番号 /Code |
UEC027z | ||
開講年度 /Academic year |
2024年度 | 開講年次 /Year offered |
1/2/3/4 |
開講学期 /Semester(s) offered |
後学期 | 開講コース・課程 /Faculty offering the course |
情報理工学域 |
授業の方法 /Teaching method |
講義 | 単位数 /Credits |
2 |
科目区分 /Category |
総合文化科目 | ||
開講類・専攻 /Cluster/Department |
情報理工学域 | ||
担当教員名 /Lecturer(s) |
○渡辺(悟)・岡田(英) | ||
居室 /Office |
東1-407 | ||
公開E-mail |
hidetaka@e-one.uec.ac.jp | ||
授業関連Webページ /Course website |
https://www.gakken.co.jp/ja/index.html | ||
更新日 /Last update |
2024/07/31 18:56:12 | 更新状況 /Update status |
公開中 /now open to public |
講義情報/Course Description |
主題および 達成目標(2,000文字以内) /Themes and goals(up to 2,000 letters) |
■主題 ・マーケティングの実論と絡めて基礎的理論を学習し,現代マーケティングの概論を理解する ・マーケティングの知識を踏まえてケーススタディを行い,その実践プロセスを理解する ・自身のキャリア選択やスキルアップにおけるマーケティング思考の活かし方、技術とマーケティングの関係を理解する ■達成目標 ・「マーケティングの知識学習」,「実例からの学習」,「分析手法の実践」を通して,ビジネスで役立つ応用力を習得する ・マーケティングの学びを通じて,顧客起点で考える ・マーケティング思考力とビジネスへの興味関心が向上する ・デザイン思考の考え方、プロセスを学ぶ ・レポート課題を通して,文書作成力,調査力,仮説構築力が向上する |
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前もって履修 しておくべき科目(1,000文字以内) /Prerequisites(up to 1,000 letters) |
なし |
前もって履修しておくこ とが望ましい科目(1,000文字以内) /Recommended prerequisites and preparation(up to 1,000 letters) |
なし |
教科書等(1,000文字以内) /Course textbooks and materials(up to 1,000 letters) |
なし |
授業内容と その進め方(2,000文字以内) /Course outline and weekly schedule(up to 2,000 letters) |
各回の内容は以下の通り,概論編では「マーケティングの父」と呼ばれるフィリップ・コトラーの提唱するマーケティング理論の展開をその社会的背景などもふまえて学習する.実論編では各事業の最前線で活躍している学研グループ社員をゲストに招き,リアルな実例を通じてマーケティング実践における成功要因・失敗要因などについて理解を深める.初学者向けが対象で,予備知識は不要.マーケティング理論の基礎を学びたい方,マーケティングの企業事例を学びたい方,キャリアやスキルアップに向けたマーケティング思考の応用方法,技術(力)とマーケティングの関係性を学びたい方におすすめの内容. 第1回:ガイダンス&イントロダクション 授業内容・進め方・ルール,到達目標と成績評価基準などを説明する.実例を用いて世の中のマーケティング戦略を学ぶ. 第2回:マーケティング概論① マーケティングとは マーケティングの基本となる概念について学ぶ. 第3回:マーケティング概論② マーケティングの変遷(前編) コトラーが定義する製品中心のマーケティング1.0と,消費者中心のマーケティング2.0について,具体的な企業の実例,当時の時代背景やビジネスニーズに触れながら学習する. 第4回:マーケティング概論③ マーケティングの変遷(中編) コトラーが定義する価値中心のマーケティング3.0と,自己実現のマーケティング4.0について,具体的な企業の実例,当時の時代背景やビジネスニーズに触れながら学習する. 第5回:マーケティング概論④ マーケティングの先進事例 日々進化するマーケティングの先進的な実例を扱い,私たちの生活にどのような影響を与えているのか,また,ビジネスニーズとは何なのか触れながら学習する. 第6回:マーケティング概論⑤ マーケティングの変遷(後編) コトラーが定義する人間中心のマーケティング5.0について,データサイエンスやAIを絡めた実例に触れながら学習する. 第7回:マーケティング実論① 学研の事例から学ぶ(1) 出版ビジネス 学研グループの創業期を支えた柱の一つである「科学月刊誌」の誕生背景や歴史的な発展,その後の派生事業である出版事業の発展・展開などを学ぶ. 第8回:マーケティング実論② 学研の事例から学ぶ(2) 塾ビジネス 学研グループにおいて,出版の次の事業の柱となった「学研教室事業」の誕生背景や成長ストーリーなどを学ぶ. 第9回:マーケティング実論③ 学研の事例から学ぶ(3) 介護ビジネス 学研グループにおいて近年成長が目覚ましい新事業領域である医療福祉事業.その中核である「学研ココファン」事業の立ち上げから現在,今後の戦略などを学ぶ. 第10回:マーケティング実論④ 学研の事例から学ぶ(4) 語学ビジネス 学研グループにおける新たな語学ビジネスの一つである「TGG(Tokyo Global Gateway)」について,立ち上げの経緯や現在,今後の戦略などを学ぶ. 第11回:マーケティングの前提 マーケティングと技術(DXの現在地) マーケティングにおけるデジタルの重要性や使いどころなどを事例紹介を通じて理解したうえで,社会からの電通大生への期待や将来のキャリアを踏まえたデジタル人財としての活躍の仕方などを学ぶ. 第12回:マーケティング実論⑤ 学研の事例から学ぶ(5) ネットビジネス 学研グループにおけるネットビジネスの牽引役であるベンド社.そのベンド社が手掛けるサービスの差別化要素や成長ストーリーなどを学ぶ. 第13回:マーケティング実論⑥ 学研の事例から学ぶ(6) デジタルインフラ 学研グループのデジタルインフラについて,戦略策定から実行までを担う学研プロダクツサポート(GPS).グループのデジタルインフラの現状や今後をデジタル人財のキャリアも交えて学ぶ. 第14回:マーケティング実論⑦ 学研の事例から学ぶ(7) 社会人教育ビジネス 学研グループの企業研修を担うTOASU社(トアス).企業が人財投資を活発に行う中,社会人教育市場の現状といま社会人に求められるスキルや姿などを学ぶ. 第15回:講座のまとめ 学習内容の振り返りを踏まえ,マーケティング思考をどのように自身のキャリア展開やスキルアップなどに生かすのか学ぶ.レポート課題の案内を行う。 |
実務経験を活かした 授業内容 (実務経験内容も含む) /Course content utilizing practical experience |
最前線で活躍するビジネスパーソンと学研グループ社員が講師となり,マーケティング論の変遷や企業事例を踏まえながらマーケティングの基礎について学ぶ.その上で,学研グループのイノベーション実例からニーズとシーズの関係を考察し,マーケティング理論の学びを深める.マーケティング思考を応用的に捉えることで,キャリア展開やスキル向上への適用,技術やデジタルの有効活用などとの関連も思索する. |
授業時間外の学習 (予習・復習等)(1,000文字以内) /Preparation and review outside class(up to 1,000 letters) |
初出の用語や内容について,講義後の復習を行うことが望ましい.また,講義前の予習として,興味をもった内容について調査することが望ましい. |
成績評価方法 および評価基準 (最低達成基準を含む) (1,000文字以内) /Evaluation and grading (up to 1,000 letters) |
(1)授業の理解度(リアクションペーパー等)8割 ・リアクションペーパーの提出数と水準(量・質),質問投稿(量・質),出席率等を勘定し評価 ※遅刻/早退の度合いに応じて出席点から減点します ※最終レポートの提出は必須です.未提出の場合は評価対象外とみなします ※リアクションペーパーや質問の作成時における,ChatGPTなど生成AIの利用は不可です (2)最終レポート 2割 ・学習事項をふまえたレポートの品質等を勘案し評価 ※ChatGPTなど生成AIの利用は可能とする予定です |
オフィスアワー: 授業相談(1,000文字以内) /Office hours(up to 1,000 letters) |
適宜相談に応じるが,電話などで事前にアポイントメントを取ること. |
学生へのメッセージ(1,000文字以内) /Message for students(up to 1,000 letters) |
初学者向けで予備知識は不要です.マーケティング理論の基礎を学びたい方,マーケティングの企業事例を学びたい方,ビジネス系の思考力を強化したい方などにおすすめの内容です. 本講義は電気通信大学と学研ホールディングスの間で交わしている包括連携の一環として開講します.寄附講義以外の連携(インターンシップ,推薦採用など)についての情報も紹介しますので,興味がある学生の履修を歓迎します. 履修希望者は以下から名簿登録をしてください(履修登録は別途必要です). https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdu1JhBSA7XfUgmSVlIuLLxk8-RqCBQOlQjzbOLsHg-l1E74Q/viewform |
その他 /Others |
・「学域特別講義B」又は「学部特別講義B」の科目名で単位認定する. ・単位の認定区分:共通単位として認定する. |
キーワード /Keywords |
マーケティング理論,顧客起点,企業事例, DX, キャリア/スキルアップ |