シラバス参照 |
講義概要/Course Information |
科目基礎情報/General Information |
授業科目名 /Course title (Japanese) |
情報通信工学実験A | ||
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英文授業科目名 /Course title (English) |
Information and Communication Engineering Laboratory A | ||
科目番号 /Code |
ELE502g | ||
開講年度 /Academic year |
2024年度 | 開講年次 /Year offered |
3 |
開講学期 /Semester(s) offered |
前学期 | 開講コース・課程 /Faculty offering the course |
情報理工学域 |
授業の方法 /Teaching method |
実験 | 単位数 /Credits |
3 |
科目区分 /Category |
専門科目 | ||
開講類・専攻 /Cluster/Department |
Ⅱ類 | ||
担当教員名 /Lecturer(s) |
木寺 正平 | ||
居室 /Office |
西2-607 | ||
公開E-mail |
kidera@uec.ac.jp | ||
授業関連Webページ /Course website |
未定 | ||
更新日 /Last update |
2024/03/22 14:22:02 | 更新状況 /Update status |
公開中 /now open to public |
講義情報/Course Description |
主題および 達成目標(2,000文字以内) /Themes and goals(up to 2,000 letters) |
情報通信システムは様々な回路素子やサブシステムの組合わせで構成されている。したがってそれらのサブシステム・回路の動作原理を習得するためには、座学中心の講義・演習だけではなく、実験的手法によりそれらのシステムと素子の動作を解明することが重要である。そこで本実験においては、電子回路設計・製作とデジタル計算機に関する実習を通して、それらの動作技術について学び、習得することを目的とする。 |
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前もって履修 しておくべき科目(1,000文字以内) /Prerequisites(up to 1,000 letters) |
二年次までの科目群 |
前もって履修しておくこ とが望ましい科目(1,000文字以内) /Recommended prerequisites and preparation(up to 1,000 letters) |
二年次までの科目群 |
教科書等(1,000文字以内) /Course textbooks and materials(up to 1,000 letters) |
授業関連LMS(Google Classroom) にて、各実験項目の指導書等を公開する。 |
授業内容と その進め方(2,000文字以内) /Course outline and weekly schedule(up to 2,000 letters) |
◎ガイダンス(初回) Zoomにより実施予定です。 Google ClassroomにアクセスしてガイダンスのZoom URLを参照ください。 ◎実験(12週間) 以下の三種類の実験を行う、 1.回路シミュレーション(4週間) ソフトウェアでオペアンプやトランジスタから成る電子回路のシミュレーションや設計を行うことにより、電子回路設計を理解・実習する。 第1週目:LTspiceの使い方、RC回路の時間解析の実験 第2週目:周波数解析の実験 第3週目:半導体とトランジスタの理解と特性解析 第4週目:オペアンプの理解と各機能回路の特性解析 2. 音声・画像処理(4週間) まず、離散フーリエ変換によって実音声資料のスペクトルを計算し、日本語音声スペクトルの基本的な性質を確かめるとともに、フレーム分析の実験を行うことよって1次元音声データの基本的な分析方法を体得する。次に、実数型の直交変換(ウォルシュ・アダマール変換、離散コサイン変換)を用いた画像の変換処理に関する実験を行うことによって、2次元画像データの基本的な取り扱い方法と画像品質の評価方法を体得する。 第1週目: 音声処理実験 (離散フーリエ変換、正弦波/混合正弦波の分析) 第2週目: 音声処理実験 (窓関数、音声データの分析) 第3週目: 画像処理実験 (画像の基本統計量の計算、ウォルシュ・アダマール変換[WHT]によるフィルタリング) 第4週目: 画像処理実験 (離散コサイン変換[DCT]によるフィルタリングとデータ圧縮、圧縮画像の品質評価) 3.アナログ回路(4週間) 実際の電気電子回路を使った実験を行い,各週のテーマの回路動作を理解する。 回路解析による理論的検証と各自で取得した実験データをもとに回路現象をモデル化する際の問題点・留意すべき点を考察する。 第1週目:RC回路 第2週目:トランジスタの静特性 第3週目:トランジスタ増幅回路 第4週目:OPアンプ回路 (グループによって順番が前後する可能性があることを予めご了承ください。) ◎レポート指導(2週間) 上記の実験のレポートについての個別指導を行う。 第1週目:レポートの形式、図表の描画について 第2週目:結論の導き方 |
実務経験を活かした 授業内容 (実務経験内容も含む) /Course content utilizing practical experience |
松下電器産業株式会社(現パナソニック株式会社)中央研究所において「ディジタル信号処理プロセッサとその利用技術(音声・画像のデータ圧縮技術,暗号通信技術)」に関する研究開発に従事した経験をに、実験項目「2.音声・画像処理」において、ディジタル音声・画像処理の基礎理論とその応用方法について指導する。 |
授業時間外の学習 (予習・復習等)(1,000文字以内) /Preparation and review outside class(up to 1,000 letters) |
項目関連の基礎事項の予習をすることが望ましい。 |
成績評価方法 および評価基準 (最低達成基準を含む) (1,000文字以内) /Evaluation and grading (up to 1,000 letters) |
実習態度とレポートの内容によって判定する。毎回出席かつ全てのレポート提出をもって最低達成基準とする. |
オフィスアワー: 授業相談(1,000文字以内) /Office hours(up to 1,000 letters) |
各項目担当教員に直接照会すること。 |
学生へのメッセージ(1,000文字以内) /Message for students(up to 1,000 letters) |
実験科目は自が手を動かして取り組み、座学では困難な技術習得が可能なので、 問題意識を持って取り組んでください。 |
その他 /Others |
特になし |
キーワード /Keywords |
回路シミュレーション、アナログ回路設計、音声処理、画像処理 |