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講義概要/Course Information |
科目基礎情報/General Information |
授業科目名 /Course title (Japanese) |
理工学基礎実験 | ||
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英文授業科目名 /Course title (English) |
Science and Engineering Laboratory, Fundamentals | ||
科目番号 /Code |
ELE402m ELE402n ELE402p ELE402r | ||
開講年度 /Academic year |
2024年度 | 開講年次 /Year offered |
2 |
開講学期 /Semester(s) offered |
後学期 | 開講コース・課程 /Faculty offering the course |
情報理工学域 |
授業の方法 /Teaching method |
実験 | 単位数 /Credits |
2 |
科目区分 /Category |
専門科目 | ||
開講類・専攻 /Cluster/Department |
Ⅲ類 | ||
担当教員名 /Lecturer(s) |
奥野・大饗・水柿・坂本・桂川・岸本・Nayak・*落合・*小林・*早川 | ||
居室 /Office |
東6-401(奥野)など | ||
公開E-mail |
<okunotsuyoshi@uec>(uec は uec.ac.jp をあらわします)など | ||
授業関連Webページ /Course website |
WebClass | ||
更新日 /Last update |
2024/09/05 11:41:35 | 更新状況 /Update status |
公開中 /now open to public |
講義情報/Course Description |
主題および 達成目標(2,000文字以内) /Themes and goals(up to 2,000 letters) |
(a) 主題 研究や開発の現場で計測される諸量は、どのような専門分野であっても、多くの場合、電気信号に変換されて測定されます。電気信号や、それを計測する電気・電子回路に関する正しい知識と応用力は、測定機器を正しく使いこなすためのみならず、研究・開発に独創性を生み出すための1つの重要な要素になります。すべての理工学研究の基礎となる測定についての基本を実験しながら修得することが本科目のテーマになります。この科目では、アナログ受動素子回路、アナログ能動素子回路、デジタル回路の3分野から選りすぐった計7つの必修テーマに関して、実際に様々な回路を組みたて動作させる作業を通して、電気電子回路に関する基本的な理解と応用力を身につけます。 (b) 達成目標: この実験科目での目標は以下の3点です。(1) いろいろな電気回路を、特殊な部品や測定装置を用いることなく、通常の回路部品を用いて組立てられること。(2) その振舞を観察し、簡単な測定を繰返しながらデータを整理できること。(3) 結果に関する原理的な考察を加える能力を養うこと。 |
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前もって履修 しておくべき科目(1,000文字以内) /Prerequisites(up to 1,000 letters) |
なし |
前もって履修しておくこ とが望ましい科目(1,000文字以内) /Recommended prerequisites and preparation(up to 1,000 letters) |
基礎電気回路 |
教科書等(1,000文字以内) /Course textbooks and materials(up to 1,000 letters) |
実験テキスト、WebClass上の資料 |
授業内容と その進め方(2,000文字以内) /Course outline and weekly schedule(up to 2,000 letters) |
6つの必修実験テーマに関して、実際に様々な回路を組みたて動作させる作業を通して、電気現象および電気回路や電子回路に関する基本的な理解と応用力を身につけます。また、実験した内容を報告書にまとめる能力を養います。自分が実験した結果、および理解した内容を、文書をとおして適切に人に伝えることができるようなトレーニングを行います。 実験・講評は全体をX,Yの2つに分け、実施します。 各自、e-Learning実施後「実験」を行います。実験は、学生が2人1組で行います。担当者で分担して実験指導を行います。 実験の約1週間後にレポートを提出し、「提出したレポートに関する講評」を受講します。 以下のように、「実験」と「講評」を交互に受講していきます。 第1週 ガイダンス(ZOOM) 第2週 X: Zの周波数特性 Y: 予習 第3週 X: レポート講評 Y: Zの周波数特性 第4週 X: LC共振 Y: レポート講評 第5週 X: レポート講評 Y: LC共振 第6週 X: RCフィルタ・過渡応答 Y: レポート講評 第7週 X: レポート講評 Y: RCフィルタ・過渡応答 第8週 X: ダイオード・トランジスタ Y: レポート講評 第9週 X: レポート講評 Y: ダイオード・トランジスタ 第10週 X: LEDとFET Y: レポート講評 第11週 X: レポート講評 Y: LEDとFET 第12週 X: オペアンプ Y: レポート講評 第13週 X: レポート講評 Y: オペアンプ 第14週 X: 復習 Y: レポート講評 第15週 予備日 |
実務経験を活かした 授業内容 (実務経験内容も含む) /Course content utilizing practical experience |
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授業時間外の学習 (予習・復習等)(1,000文字以内) /Preparation and review outside class(up to 1,000 letters) |
実験をきちんと実施するためには、あらかじめテキストを十分予習しておく必要があります。 e-Learningも予習に用います。 実験後約1週間で、レポートを作成し提出することになります。 当然テキストやe-Learning、参考書等を参照しながらレポート作成することになります。 |
成績評価方法 および評価基準 (最低達成基準を含む) (1,000文字以内) /Evaluation and grading (up to 1,000 letters) |
(a)評価方法: 全ての実験・講評の勤怠点、およびレポート点(提出遅れによる減点あり)の合計点により評価を行います。 (b)評価基準 以下の到達レベルをもって合格の最低基準とします。 (1) すべてのe-Learningを実施していること。 (2) 実験をすべて実施すること。 (3) 講評を受け、実験に関する全てのレポートが担当教員に受理される必要がある。レポートの再提出を指示された場合には、それぞれ決められた期日までに再提出し、受理されたことを担当教員に確認すること。 (4) すべての実験に関するレポートが、定められた期日までにて受理されていること。 (5) 合計点が満点の6割以上に達しており、すべての課題についての基本原理と基本動作を理解して実際に実験を実施することができること。実施した実験内容を正しく報告書にまとめることができること。 |
オフィスアワー: 授業相談(1,000文字以内) /Office hours(up to 1,000 letters) |
質問等の受付先はWebClassに掲載します。 |
学生へのメッセージ(1,000文字以内) /Message for students(up to 1,000 letters) |
電気回路学・電子回路学は理工学のあらゆる分野で基礎として身につけることが要求される学問です。この実験を通して、実際に悪戦苦闘して回路を組む作業の中で、講義で学んだ知識がより生き生きとした理解に生まれ変わるのを実感することができるでしょう。また、この科目は実験という性格上、「習うより慣れろ」の精神も重要視しています。予習時によくわからないなという点があったとしても、まずは手を動かしてみて実験結果を得るうちに、だんだんわかってくるということもあると思います。積極的に取り組んでください。 |
その他 /Others |
「基礎電気回路」および「基礎電子回路」の講義科目で学ぶ内容を、実際に実験をして深く身につけていくことになります。 社会から「電通大(の卒業)生」をみた場合、本実験の内容は当然身につけているはずのものです。 |
キーワード /Keywords |
インダクター、キャパシター、インピーダンス、LC共振、過渡応答、フィルタ、 トランジスター、電流増幅、LED、FET、オペアンプ |