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講義概要/Course Information |
科目基礎情報/General Information |
授業科目名 /Course title (Japanese) |
法学 | ||
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英文授業科目名 /Course title (English) |
Jurisprudence | ||
科目番号 /Code |
HSS104s | ||
開講年度 /Academic year |
2024年度 | 開講年次 /Year offered |
1/2/3/4 |
開講学期 /Semester(s) offered |
後学期 | 開講コース・課程 /Faculty offering the course |
情報理工学域 |
授業の方法 /Teaching method |
講義 | 単位数 /Credits |
2 |
科目区分 /Category |
総合文化科目 | ||
開講類・専攻 /Cluster/Department |
先端工学基礎課程 | ||
担当教員名 /Lecturer(s) |
乾 直行 | ||
居室 /Office |
A301 | ||
公開E-mail |
naoyuki.inui@aplaw.jp | ||
授業関連Webページ /Course website |
なし。 | ||
更新日 /Last update |
2024/10/13 15:12:53 | 更新状況 /Update status |
公開中 /now open to public |
講義情報/Course Description |
主題および 達成目標(2,000文字以内) /Themes and goals(up to 2,000 letters) |
情報という切り口で社会をみたとき、法的にいったい何が問題となっているのかを一緒に考えていきたい。何か一つの法律をじっくりではなく、情報という切り口から横断的に見ていくのがこの講義の特徴である。憲法、民法、刑法のみならず、個人情報保護法、著作権法、プロバイダ責任制限法、電気通信事業法など多岐にわたる法律を取り上げ、生成系AI、プラットフォーム、メタバースといったホットなテーマについても時間を割くことを予定している。 |
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前もって履修 しておくべき科目(1,000文字以内) /Prerequisites(up to 1,000 letters) |
なし。 |
前もって履修しておくこ とが望ましい科目(1,000文字以内) /Recommended prerequisites and preparation(up to 1,000 letters) |
なし。 |
教科書等(1,000文字以内) /Course textbooks and materials(up to 1,000 letters) |
毎回の講義でレジュメを配布し、それをもとに講義を行う。 なお、より深く学びたい人は、概説書としては小向太郎『情報法入門〔第6版〕』(NTT出版、2022年)を手に取るとよい。 |
授業内容と その進め方(2,000文字以内) /Course outline and weekly schedule(up to 2,000 letters) |
講義内容は以下を予定しているが、各回の講義内容は受講生の理解度や進捗状況に応じて適切に変更する。 第1回 導入 本講義の導入を行う。法律の全体像、法律家の役割を説明したあと、最近のニュースを素材にこの講義で取り上げる個々のテーマについて概観する。 第2回 憲法、刑法 情報と関連する憲法上の権利について考える。また、情報をめぐってどのような犯罪があるのかを考える。 第3回 刑事訴訟法 刑事訴訟法の全体像を概観したあと、広く情報が関係する犯罪にはどのような捜査が行われるのか、何か情報固有の問題点があるのかを考える。 第4回 名誉権、プライバシー権 名誉権、プライバシー権について具体的な事例(判例)も交えつつ考える。 第5回 個人情報 個人情報保護法の全体像を概観したあと、最近のニュースも素材に個人情報保護法上いま何が問題となっているのかを考える。 第6回 個人情報(その2) プライバシー保護、個人情報保護について諸外国ではどのように扱われているのかをみて、翻って日本の特色を考える。 第7回 知的財産 知的財産法(主に著作権法)の全体像を概観したあと、最近のニュースも素材に著作権法上の問題点について考える。 第8回 有害情報の規制 違法有害情報の規制について、性表現と青少年保護を中心に考える。 第9回 放送 放送制度について考える。 第10回 通信 通信制度について考える。 第11回 インターネット、プラットフォーム その他インターネット、プラットフォームに関する問題を考える。 第12回 情報公開、公文書管理 情報公開のあり方について考える。 第13回 生成系AI、メタバース 生成系AIやメタバースといった近時のテーマについていったい何が問題となっているのかをこれまで取り上げた内容も踏まえつつ考える。 第14回 技術の発展と法 技術の発展が法律に与える影響を考えたあと、改めて法律の役割について考える。 第15回 まとめ |
実務経験を活かした 授業内容 (実務経験内容も含む) /Course content utilizing practical experience |
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授業時間外の学習 (予習・復習等)(1,000文字以内) /Preparation and review outside class(up to 1,000 letters) |
・幅広い分野に関心をもって書籍、雑誌、ネット等に触れ、あるいは実体験を通じて、法と社会に関する知見・知識を得る。 ・講義で配布・使用したレジュメを確認(復習)する。第1回で紹介する参考書の関連部分、質問事項に係るフィードバック内容を適宜読み、興味・関心をひく内容について自分なりに考えてみる。 |
成績評価方法 および評価基準 (最低達成基準を含む) (1,000文字以内) /Evaluation and grading (up to 1,000 letters) |
・成績評価方法 毎回の講義後にお願いするリアクションペーパーの提出(15%)、期末レポート課題の提出(85%)の合計により評価する。 ・成績評価基準 S(秀)・・・授業科目の目標を特に優れた成果を上げて達成している 評点90点以上 A(優)・・・授業科目の目標を優れた成果を上げて達成している 評点80~89点 B(良)・・・授業科目の目標を達成している 評点70~79点 C(可)・・・授業科目の目標をおおむね達成している 評点60~69点 D(不可)・・・授業科目の目標に達していない(履修放棄を含む) 評点59点以下 |
オフィスアワー: 授業相談(1,000文字以内) /Office hours(up to 1,000 letters) |
特に設けない。質問は授業内のリアクションペーパー内及び講義後に受け付ける。 |
学生へのメッセージ(1,000文字以内) /Message for students(up to 1,000 letters) |
この講義は、情報が法的にみるとどのように整理されるのか、どのような点が問題となるのかを取り扱う。もちろん、情報通信技術の発展は目まぐるしく、それをめぐる法律等の動きも流動的である。このため、近い将来この講義で皆さんと一緒に考えた法律も、問題点も変わっているだろう。できれば、この講義をきっかけに、日々のニュースにも目を配るようにしてほしい。 |
その他 /Others |
なし。 |
キーワード /Keywords |
法学入門、情報法 |