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講義概要/Course Information
2024/07/19 現在

科目基礎情報/General Information
授業科目名
/Course title (Japanese)
インテリジェントシステム特論
英文授業科目名
/Course title (English)
Advanced Topics on Intelligent Soft Computing Systems
科目番号
/Code
開講年度
/Academic year
2024年度 開講年次
/Year offered
全学年
開講学期
/Semester(s) offered
後学期 開講コース・課程
/Faculty offering the course
博士前期課程、博士後期課程
授業の方法
/Teaching method
講義 単位数
/Credits
2
科目区分
/Category
大学院専門教育科目 - 専門科目Ⅱ
開講類・専攻
/Cluster/Department
情報学専攻
担当教員名
/Lecturer(s)
橋山 智訓
居室
/Office
西10-346
公開E-mail
/e-mail
hashiyama.tomonori@uec.ac.jp
授業関連Webページ
/Course website
Microsoft Teams チームコード:it13mky
更新日
/Last update
2024/03/28 13:50:16 更新状況
/Update status
公開中
/now open to public
講義情報/Course Description
主題および
達成目標(2,000文字以内)
/Themes and goals(up to 2,000 letters)
 知的情報処理システムの実現を目指して近年盛んに研究が進められている。
 本講義では、コンピュータシステム・人間・二つを結ぶインタフェースに関してそれぞれ固有に持つ特性を示しながら解説する。
 特に人間の意思決定時に必然的に含まれる曖昧さ、コンピュータシステムにおける論理に関する知識を身につけると同時に、これらの間を埋めるインタフェースの設計思想に関して解説する。 参加者でベースとなる参考図書を決定し、講義内で読み合わせ、議論を進める。
 必要に応じて演習を行い、知的処理システムの実現に向けての課題を実感するとともに、最新の話題にふれる事で、研究の動向を知る事を目的とする。

An introduction to recent Intelligent Systems will be discussed in this class.
It is essential to investigate human factors when we design human-computer-interaction.
前もって履修
しておくべき科目(1,000文字以内)
/Prerequisites(up to 1,000 letters)
特になし。
None.
前もって履修しておくこ
とが望ましい科目(1,000文字以内)
/Recommended prerequisites and preparation(up to 1,000 letters)
特になし。
None.
教科書等(1,000文字以内)
/Course textbooks and materials(up to 1,000 letters)
基本的に資料を配布するが、必要な場合は、参考書などを講義中に適宜指示する。
Documents will be delivered in the class.
授業内容と
その進め方(2,000文字以内)
/Course outline and weekly schedule(up to 2,000 letters)
最近の研究動向、受講者の興味・理解度に応じて、順序を変更したり、解説を追加・省略する可能性がある。
Recent topics on the Intelligent systems will be discussed, but topics are not limited below.
 1:イントロダクションとして、情報メディアと人間の関わりにおける、人間の知性・感性、特性についての、議論を行う。
議論の様子により、テキストを指定することがある。
次週以降の準備として、Active Book Dialogueについて知識を得る。
Introduction to Human-Media relationship and Active Book Reading
 2:情報共有の技法について演習を通じて学ぶ
Active Book Reading のマニュアル自体を演習により実践する。
3: Active Book Dialogueの基礎演習
  A Technique for Producing Ideas by J. Young を例に
読み合わせ、ミニプレゼンによる内容共有、ディスカッションを行う。

 4: いくつかの書籍の中から今年度の参考図書を決定する
Select the reading material for the semester

以降は、各回、Active Book Dialogueのプロトコルに従い、
読み合わせ、議論を行う。

=====ここから=====
出席者はその場で、自分の担当部分を選択し、黙読する。
共有ホワイトボード(例えばJamboard)に、
Active Book Dialogueの手法により、まとめる。
具体的には、
- 6枚程度の付箋にまとめる
- 各付箋は五行程度
- 各行は10文字程度
でまとめる。

まとめたホワイトボードをもとに、各自2~5分程度のミニプレゼンを行う。
=====ここまで====

以降は、選択した図書により進捗が異なるため、
ここ2年の資料でのテーマについて掲載する。

2021年度: 閉じこもるインターネット:イーライパリサー
5. 関連性を追求する競争
6. ユーザーがコンテンツ
7. アデラル社会
8. 自分ループ
9. 大衆は関連性がない
10. Hello, World!
11. 望まれるモノを---望むと望まざるとにかかわらず
12. 孤立集団の街からの逃亡

2022年度:お世辞を言う機械はお好き?:クリフォード・ナス、コリーナ・イェン
5. 序文、はじめに
6. 賞賛と批判:のうち 賞賛に関して
7. 賞賛と批判:のうち 批判に関して
8. 性格
9. チームとチームビルディング : チームの作り方
10. チームとチームビルディング: なぜチームビルディング演習はうまくいかないのか?
11. 情動
12. 説得

=====
一冊通読した後、全体に関して と 興味を持った部分に関して 
のふた通りについて議論を展開した。

13. 全体のまとめ
読み合わせた図書について、全体を通しての議論を行なった
14. 各自で図書内の参考文献の1次資料(論文)のいくつかのabstractを読み、
 精読する資料(論文)を決定した。
15. 前回選択した資料に関して、ミニプレゼンを行い、図書の内容を深掘りした。
 各自この回のレポートを作成した。


=====
英語タイプⅡ(Bb)により講義を実施
Type II:Japanese-based course with English materials
実務経験を活かした
授業内容
(実務経験内容も含む)
/Course content utilizing practical experience

None.
授業時間外の学習
(予習・復習等)(1,000文字以内)
/Preparation and review outside class(up to 1,000 letters)
講義中での話題を、現実世界で起きている現象と関連付けて、実感することを心がけてください。
Think deeply by yourself, connecting the topics with real world issues.
成績評価方法
および評価基準
(最低達成基準を含む)
(1,000文字以内)
/Evaluation and grading
(up to 1,000 letters)
(a) 評価方法
・授業時の参加状況(10%), 演習の提出状況(30%)および最終課題レポート(60%)により総合的に評価する。
Attitude to the class, discussion and final report.
(b) 評価基準
・最終課題レポートが受理されていること。
・演習課題が期限内にすべて提出されていること。
All the report must be submitted in well organized manner.
オフィスアワー:
授業相談(1,000文字以内)
/Office hours(up to 1,000 letters)
授業後に時間を設けます。
この時間に都合が付かない場合には、メールなどにより別途アポイントメントを取ること。
Office Hour: After class or make an appointment.
学生へのメッセージ(1,000文字以内)
/Message for students(up to 1,000 letters)
現在の情報システムは、人との関わりを抜きに考えることはできません。人間の知性、感性を考慮した情報システムのあり方を考えるきっかけになると幸いです。
Think deeply about any issue.
その他
/Others
講義中のディスカッションには積極的に参加することを期待する。
事前に配布した資料は指示に従い、あらかじめ読んでくること。
講義中に解答できなかった課題などは、次の回までに提出すること。
Think deeply about any issue.
キーワード
/Keywords
ソフトコンピューティング、認知科学、システム論
Soft Computing, Cognitive Science, Cybernetics