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講義概要/Course Information |
科目基礎情報/General Information |
授業科目名 /Course title (Japanese) |
哲学A | ||
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英文授業科目名 /Course title (English) |
Philosophy A | ||
科目番号 /Code |
HSS301z | ||
開講年度 /Academic year |
2025年度 | 開講年次 /Year offered |
2/3/4 |
開講学期 /Semester(s) offered |
前学期 | 開講コース・課程 /Faculty offering the course |
情報理工学域 |
授業の方法 /Teaching method |
講義 | 単位数 /Credits |
2 |
科目区分 /Category |
総合文化科目 | ||
開講類・専攻 /Cluster/Department |
情報理工学域 | ||
担当教員名 /Lecturer(s) |
秋吉 亮太 | ||
居室 /Office |
東1-511 | ||
公開E-mail |
akiyoshi@uec.ac.jp | ||
授業関連Webページ /Course website |
なし | ||
更新日 /Last update |
2025/03/21 10:20:27 | 更新状況 /Update status |
公開中 /now open to public |
講義情報/Course Description |
主題および 達成目標(2,000文字以内) /Themes and goals(up to 2,000 letters) |
(a) 主題 科学がどのような営みであるかを考察する科学哲学の基本的な考え方について講義します。前半では議論に必要な概念的道具立てを導入したあとに、後半では「科学的な説明とは何か?」「電子は実在するのか?」といったより具体的なトピックを巡る実在論/反実在論の議論を取り上げる予定です。 (b) 達成目標 科学哲学の基本的な概念に親しんでもらうこと、そして授業内で取り上げる議論を検討することを通じて、科学という営みを批判的に考察するきっかけを掴んでもらうことを目標とします。また、様々な概念について自分なりの例を作ることが重要です。 |
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前もって履修 しておくべき科目(1,000文字以内) /Prerequisites(up to 1,000 letters) |
なし |
前もって履修しておくこ とが望ましい科目(1,000文字以内) /Recommended prerequisites and preparation(up to 1,000 letters) |
なし |
教科書等(1,000文字以内) /Course textbooks and materials(up to 1,000 letters) |
授業はレジュメやスライドを用いた講義形式で進めます。資料はすべてWebclassで配布します(原則的に紙での配布はしません)。 参考文献を挙げておきます。戸田山和久『科学哲学の冒険』(NHKブックス)、内井 惣七『科学哲学入門』(世界思想社)。 |
授業内容と その進め方(2,000文字以内) /Course outline and weekly schedule(up to 2,000 letters) |
(a) 授業内容 最初の七回では、科学哲学に登場する代表的な概念を具体例を挙げつついくつか紹介して、まず主題に慣れてもらうことを目標にします。 第一回:科学哲学とは何か(実在論/反実在論) 第二回:現代的な科学哲学の始まりとしての論理実証主義 第三回:二つの推論(演繹と帰納) 第四回:帰納の問題(ヒューム) 第五回:帰納の問題(グルーのパラドクス) 第六回:そもそも科学的な説明とは何か?(1) 第七回:そもそも科学的な説明とは何か?(2) 後半では科学哲学に登場する代表的な論争(いわゆる実在論/反実在論論争)を取り上げて、より具体的な議論の進め方について学びます。 第八回:反実在論(構成的経験主義) 第九回:実在論と反実在論(1) 第十回:実在論と反実在論(2) 第十一回:実在論と反実在論(3) 第十二回:実在論の他の立場の紹介 第十三回:科学理論とは? 第十四回:自然主義の可能性 第十五回:まとめ (b) 進め方 基本的にスライドを使った講義形式で進めて、月に一回程度はオンデマンド形式で講義を進めます。毎回の授業で簡単な演習問題を出しますので多少の演習も含みます。また、リアクションペーパーに対する回答を(必要に応じて)次回の授業で取り上げて共有します。 |
実務経験を活かした 授業内容 (実務経験内容も含む) /Course content utilizing practical experience |
なし |
授業時間外の学習 (予習・復習等)(1,000文字以内) /Preparation and review outside class(up to 1,000 letters) |
講義を十分に理解するには毎回の授業内容を復習する必要があります。とくに、演習問題については授業時間外にも積極的に取り組むことが求められます。 |
成績評価方法 および評価基準 (最低達成基準を含む) (1,000文字以内) /Evaluation and grading (up to 1,000 letters) |
(a) 授業への参加(リアクションペーパー)20%,学期末レポート80%. (b) 前半部分については、科学哲学に登場する基本的な概念について理解していること、とくに様々な概念について自分なりの例を作ることが重要です。また、後半部分については授業で取り上げる論争について、争点のポイントを自分で具体例を挙げつつ説明できること。いずれの場合でも、自分なりの具体例を作ることが重要です。より具体的には、(i)15回の授業のうち、8割の12回に出席して、毎回課されるリアクションペーパーを提出することが20%、(ii)講義内容の正確な理解を示す期末レポートの点が80%となります。レポートの採点基準は上記の点が中心で、合計で70%以上の評価を得ることが最低達成基準です。 |
オフィスアワー: 授業相談(1,000文字以内) /Office hours(up to 1,000 letters) |
メールでアポイントメントをとってください。 |
学生へのメッセージ(1,000文字以内) /Message for students(up to 1,000 letters) |
科学がどのような営みであるかを考察することを通じて、専門分野での学習に役立ててほしい。また、(これから専門的に学ぶであろう科学分野を含めて)自分が何をしているのかを考察することが意外に難しいことに気付いてもらえたら嬉しいです。 |
その他 /Others |
なし |
キーワード /Keywords |
科学、哲学、目的論自然観、機械論的世界観、科学的説明、論理実証主義、実在論、反実在論、帰納、自然主義 |