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講義概要/Course Information |
科目基礎情報/General Information |
授業科目名 /Course title (Japanese) |
歴史学A | ||
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英文授業科目名 /Course title (English) |
History A | ||
科目番号 /Code |
HSS304z | ||
開講年度 /Academic year |
2025年度 | 開講年次 /Year offered |
2/3/4 |
開講学期 /Semester(s) offered |
前学期 | 開講コース・課程 /Faculty offering the course |
情報理工学域 |
授業の方法 /Teaching method |
講義 | 単位数 /Credits |
2 |
科目区分 /Category |
総合文化科目 | ||
開講類・専攻 /Cluster/Department |
情報理工学域 | ||
担当教員名 /Lecturer(s) |
倉橋 良伸 | ||
居室 /Office |
なし | ||
公開E-mail |
roma07531453@gmail.com | ||
授業関連Webページ /Course website |
なし | ||
更新日 /Last update |
2025/03/21 17:37:27 | 更新状況 /Update status |
公開中 /now open to public |
講義情報/Course Description |
主題および 達成目標(2,000文字以内) /Themes and goals(up to 2,000 letters) |
(a)主題 「ローマの成立と地中海世界の展開」王政から共和政という政体の変遷をその内実と共に理解していく。 (b)達成目標 西洋文明の根幹をなす古代ローマの政治制度や文化の成り立ちを学ぶことで、現代の西洋社会、そして、明治以降に西洋文明を受容した日本社会を理解するためのパースペクティヴとする。 |
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前もって履修 しておくべき科目(1,000文字以内) /Prerequisites(up to 1,000 letters) |
なし |
前もって履修しておくこ とが望ましい科目(1,000文字以内) /Recommended prerequisites and preparation(up to 1,000 letters) |
なし |
教科書等(1,000文字以内) /Course textbooks and materials(up to 1,000 letters) |
教科書:本村凌二『地中海世界とローマ帝国』(講談社学術文庫) |
授業内容と その進め方(2,000文字以内) /Course outline and weekly schedule(up to 2,000 letters) |
(a)授業内容 第1回:古代ローマとは何か 第2回:ローマの建国 第3回:海外進出以前のローマ 第4回:西地中海世界への進出 第5回:第一次ポエニ戦争 第6回:第二次・第三次ポエニ戦争 第7回:共和政の変容 第8回:東地中海世界への進出 第9回:ローマの支配に対する抵抗 第10回:地中海帝国の成立へ 第11回:内乱の一世紀の始まり 第12回:「ローマ帝国」の成立へ 第13回:カエサルの台頭 第14回:カエサルの最期 第15回:共和政の終焉 (b)授業の進め方 対面授業。毎回、授業内容をまとめたレジュメなどを配布する。板書や補足説明を行うのでノートをとること。必要に応じて視聴覚教材を用いる。なお、レジュメや教科書があるとはいえ、講義を聴かないと内容の十分な理解は難しい。 |
実務経験を活かした 授業内容 (実務経験内容も含む) /Course content utilizing practical experience |
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授業時間外の学習 (予習・復習等)(1,000文字以内) /Preparation and review outside class(up to 1,000 letters) |
授業において教科書の内容を繰り返すことはしない。ただし、教科書に掲載された地図や遺跡などの図版は活用するので、必ず入手しておくこと。 予習として、教科書の該当範囲を読んで予備知識を得る。復習として、ノートの内容ともう一度教科書を確認すること。なお、関連する文献や映画などを紹介するので、興味をもったならば調べてみて欲しい。 |
成績評価方法 および評価基準 (最低達成基準を含む) (1,000文字以内) /Evaluation and grading (up to 1,000 letters) |
前学期末に筆記試験(論述形式)を実施する予定です。もし変更があれば前もって伝えます。 評価方法:筆記試験 100% 評価基準:前学期の授業内容の理解度を試す。 |
オフィスアワー: 授業相談(1,000文字以内) /Office hours(up to 1,000 letters) |
授業時に対応します。 |
学生へのメッセージ(1,000文字以内) /Message for students(up to 1,000 letters) |
歴史学では、再検証不能な事象を扱うことになるので、その科学性に関しては理系の学問を専攻する者からは疑問が呈されるかもしれない。しかし、歴史学は単なる文献資料の解釈学ではなく、歴史的教訓を抽出することを目的とする学問というわけでもない。当時の歴史的背景や文脈の中でその出来事などを理解しようとするものである。つまり、個人的な感想に終始するものではない。 とはいえ、難しいことを言おうとしているのではない。歴史学を専攻するわけではないので、歴史が現実にどのように形成されていくかというダイナミズムを少しでも知ってもらいたい。 自分とは無関係の単なる遠い昔の異国の出来事ではないことも知って欲しい。歴史を学ぶことにより得られるセンスは、今を生きることの意味を知るセンスでもある。今この瞬間にも次々に歴史的事件は起きている。人はすべて時代という大きな流れの中にいつも置かれている。歴史的存在としての自分を捉え返す契機としたい。 |
その他 /Others |
特になし |
キーワード /Keywords |
王政・共和政・地中海世界・民会・元老院・執政官・市民・市民権・解放奴隷・ポエニ戦争 |