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講義概要/Course Information
2025/04/25 現在

科目基礎情報/General Information
授業科目名
/Course title (Japanese)
政治学A
英文授業科目名
/Course title (English)
Politics A
科目番号
/Code
HSS312z
開講年度
/Academic year
2025年度 開講年次
/Year offered
2/3/4
開講学期
/Semester(s) offered
前学期集中 開講コース・課程
/Faculty offering the course
情報理工学域
授業の方法
/Teaching method
講義 単位数
/Credits
2
科目区分
/Category
総合文化科目
開講類・専攻
/Cluster/Department
情報理工学域
担当教員名
/Lecturer(s)
大窪 有太
居室
/Office
なし
公開E-mail
/e-mail
oa004688@gl.cc.uec.ac.jp
授業関連Webページ
/Course website
なし
更新日
/Last update
2025/03/20 10:35:29 更新状況
/Update status
公開中
/now open to public
講義情報/Course Description
主題および
達成目標(2,000文字以内)
/Themes and goals(up to 2,000 letters)
【主題】
 政治は、ときにニュース報道の画面の向こう側の遠い世界のものと思われたり、ときに生活の不満とただちに結びつく諸悪の根源として指弾されたりします。こうした政治への距離感や温度感については個人差がありますが、私たちの日々の生活が政治と切り離せないものであることは確かです。本講義では、日本のケースを入口としながら、幅広く政治の基本概念や来歴・構造について学びます。

【達成目標】
 政治学についての基本的な考え方、知識を習得することを目指します。
前もって履修
しておくべき科目(1,000文字以内)
/Prerequisites(up to 1,000 letters)
特になし。
前もって履修しておくこ
とが望ましい科目(1,000文字以内)
/Recommended prerequisites and preparation(up to 1,000 letters)
特になし。
教科書等(1,000文字以内)
/Course textbooks and materials(up to 1,000 letters)
 特に指定しません。配布資料を中心に授業は組み立てます。もっとも、以下のテキストのいずれかを適宜参照することで授業の理解は深まります(必須ではありません)。

・苅部直・宇野重規・中本義彦『政治学をつかむ』(有斐閣、2011年)
・久米郁男・川出良枝・古城佳子・田中愛治・真渕勝『政治学 補訂版』(有斐閣、2011年)
・犬塚元・河野有理・森川輝一『政治学入門 歴史と思想から学ぶ』(有斐閣、2023年)
 
 これらに加えて各回で詳しい読書案内を行います。
授業内容と
その進め方(2,000文字以内)
/Course outline and weekly schedule(up to 2,000 letters)
【目次】
〈第1セッション:現代政治の作動①〉
第01回:現代日本政治-イントロダクション
第02回:議院内閣制
第03回:政党と選挙
〈第2セッション:現代政治の作動②〉
第04回:官僚制と利益団体
第05回:地方制度と自治
第06回:世論とメディア
〈第3セッション:国家の原理〉
第07回:権力と支配
第08回:政治体制の類型
第09回:国際政治の力学
〈第4セッション:デモクラシーの解釈力〉
第10回:吉野作造と近代
第11回:丸山眞男と戦後
第12回:政治改革の世代
〈第5セッション:現代社会の相対化〉
第13回:ジェンダーとマイノリティ
第14回:シンボルと政治文化
第15回:到達度確認テスト

【構成】
 まず現代政治を作動させる具体的な仕組みについて一通り学びます(第1・第2セッション)。続いて、より一般論としての政治の原理について理解を深めたのち(第3セッション)、現実世界との格闘と学究のなかで知識人がどのようにデモクラシーを捉えるフレームを国民に提供し、影響を与えたのかを紹介します(第4セッション)。最後に、現代日本の政治社会を捉えなおすための視角について探ります(第5セッション)。
実務経験を活かした
授業内容
(実務経験内容も含む)
/Course content utilizing practical experience
授業時間外の学習
(予習・復習等)(1,000文字以内)
/Preparation and review outside class(up to 1,000 letters)
・各セッションごとの復習に十分な時間をかけることが望ましい(目安時間:60分)。
・そのほか、各回ごとに必要に応じてより深く学びたい人に向けた読書案内をおこなうので、それらを参照することが望ましい(目安時間:60分)。
成績評価方法
および評価基準
(最低達成基準を含む)
(1,000文字以内)
/Evaluation and grading
(up to 1,000 letters)
<成績評価方法>
試験 90%
授業で扱った内容についての論述問題を出題します。細かい知識の暗記は求めないものにします。

コメントシート 10%
授業の参加度・理解度を計測します。

<評価基準>
 秀:毎回の授業に積極的に参加したうえで、自由で独創的な発想に基づき学術的な課題を見出すことができ、かつ試験成績も優秀と認められる場合
 優:毎回の授業に恒常的に参加したうえで、的を射たコメント能力があり、かつ試験成績も優秀と認められる場合
 良:授業への参加度、コメントペーパーの内容、試験成績のいずれかに不十分な点があるが、本授業の到達目標をおおむね達成したものと認められる場合
 可:毎回の授業への参加が消極的であり、試験成績にも不十分な点があるが、授業で扱ったテーマについて最低限の事実関係は把握しているなど、一定の学習意欲が認められる場合
オフィスアワー:
授業相談(1,000文字以内)
/Office hours(up to 1,000 letters)
メールにて受け付けます。
学生へのメッセージ(1,000文字以内)
/Message for students(up to 1,000 letters)
現実において展開されていく種々の政治現象について、皆さんの解像度があがる一助となればと考えています。
その他
/Others
特になし
キーワード
/Keywords
政治学、選挙、民主政治、議会