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講義概要/Course Information |
科目基礎情報/General Information |
授業科目名 /Course title (Japanese) |
心理学B | ||
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英文授業科目名 /Course title (English) |
Psychology B | ||
科目番号 /Code |
HSS403z | ||
開講年度 /Academic year |
2025年度 | 開講年次 /Year offered |
2/3/4 |
開講学期 /Semester(s) offered |
後学期 | 開講コース・課程 /Faculty offering the course |
情報理工学域 |
授業の方法 /Teaching method |
講義 | 単位数 /Credits |
2 |
科目区分 /Category |
総合文化科目 | ||
開講類・専攻 /Cluster/Department |
情報理工学域 | ||
担当教員名 /Lecturer(s) |
久野 雅樹 | ||
居室 /Office |
東1-509 | ||
公開E-mail |
hisano@uec.ac.jp | ||
授業関連Webページ /Course website |
なし | ||
更新日 /Last update |
2025/03/05 16:58:05 | 更新状況 /Update status |
公開中 /now open to public |
講義情報/Course Description |
主題および 達成目標(2,000文字以内) /Themes and goals(up to 2,000 letters) |
(a) 主題 「心理学A」と同様,この授業は心理学の入門コースです。講義のねらいについては「心理学A」をまず参照してください。心について,あるいは人間について知り,「汝自らについて知る」ための講義です。科学的な研究の成果をふまえ,あなたの内なる「素朴心理学」をバージョンアップするための講義です。 特に後期では,認知心理学的なトピックを中心とします。心理学は広い意味で自然知能学(ないし自然知性学)であると言えますが,認知心理学は,この人間知性のはたらきに特に焦点をあてて研究している学問領域です。 本講義では,感覚・知覚,記憶,知能,思考,感情,意識・無意識等のトピックを扱い,生物コンピュータ,情報処理システムとしての人間には,どのような「くせ」があるのかということを,日常経験する現象とも関連させながら多面的に考えます。講義においては,体系的な知識伝授ではなく,問題のありかと自ら考えるための手がかりを提示することをねらっています。十分に自らの脳を使って,「認知活動」を行ってください。 (b) 達成目標 人間の認知諸機能の問題を中心に,心理学の基本について理解します。心理学の基礎知識を身につけるとともに,心理学的なものの見方になじみ,様々な現象・経験に適用できるようにします。さらに,自ら文献や資料を調べ,考察を文章化する作業を行い,情報収集能力,批判的思考力を含む論理的・多面的思考力,文章表現力を養います。 |
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前もって履修 しておくべき科目(1,000文字以内) /Prerequisites(up to 1,000 letters) |
なし。予備知識は前提としません。科目選択にあたって予断をもたないこと。 |
前もって履修しておくこ とが望ましい科目(1,000文字以内) /Recommended prerequisites and preparation(up to 1,000 letters) |
「心理学A」 |
教科書等(1,000文字以内) /Course textbooks and materials(up to 1,000 letters) |
特定の教科書は使用しない予定です。参考書については随時紹介します。 |
授業内容と その進め方(2,000文字以内) /Course outline and weekly schedule(up to 2,000 letters) |
以下に,具体的なトピックを示します。各回は前後の回と連続し,全体として一貫した内容を扱っていますが,基本的にそれぞれの回でも完結するように構成されています。 第 1回 授業案内,認知と心理学 第 2回 情報活動と学習 第 3回 記憶の基礎 第 4回 記憶の脳神経機構 第 5回 記憶と認識 第 6回 感情システムと適応 第 7回 意識と注意 第 8回 社会的認知 第 9回 シミュレーションと認識 第10回 思考バイアスと適応性 第11回 確率・統計的認識 第12回 批判的思考と意思決定 第13回 知能観とその展開 第14回 動機づけと意欲 第15回 まとめ:心の認識可能性 (主題・目標・内容等については,「心理学A」も参照してください。) (b) 授業の進め方 毎回,配布資料に基づき講義を行い,レスポンスシートに各自の学習成果をまとめてもらいます。 |
実務経験を活かした 授業内容 (実務経験内容も含む) /Course content utilizing practical experience |
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授業時間外の学習 (予習・復習等)(1,000文字以内) /Preparation and review outside class(up to 1,000 letters) |
学習内容を復習し,他のソースと関連させつつ理解を深めてください。文献読解課題を課すことがあります。 |
成績評価方法 および評価基準 (最低達成基準を含む) (1,000文字以内) /Evaluation and grading (up to 1,000 letters) |
(a) 評価方法 平常点とテスト,それぞれほぼ60%,40%のウェイトで総合評価を行います。 (b) 評価基準 平常点は単に出席しているということではありません。どの程度しっかりと授業に取り組み自らの認識を深めたかを問題とします。また小テストを3回程度行います。 レポート,試験等において,他の文章の丸写し,コピペ,剽窃(他者の文章を自分のものとして無断で引用・発表すること)は不正行為です。このような行為があった場合,単位を認定しないことがあります。 (c) 補足 事情があって出席できない回が生じた学生向けに「補充課題」があります(資料を授業で配布)。 |
オフィスアワー: 授業相談(1,000文字以内) /Office hours(up to 1,000 letters) |
水曜日17:00-18:00のオフィスアワーには,原則として研究室にいます。来室する場合,なるべくメールでアポイントをとるようにしてください(Zoom可,必要があればこの時間以外にも対応します)。 |
学生へのメッセージ(1,000文字以内) /Message for students(up to 1,000 letters) |
大学での講義は一方的に教わるものではありません。講義の充実度は,受講者に大きく依存します。自分の問題として受けとめなければ,何も残りません。また,ひとりひとりのふるまいが,教室全体のムードに影響し,他の人にも影響するということを自覚してください。私語をしたり,マンガを読んだり,内職(レポート書き等)したり,堂々と居眠りしたり,というような学生は受講しないこと。 |
その他 /Others |
授業は原則として電子機器類(スマホ、パソコン、タブレット等)の電源を切って受けてください。この授業では実習的内容として,パーソナリティテストや簡単な心理実験を行うことがあります。またこれらの結果について,個人を特定できない形で統計的な分析を行って,授業改善や学術的報告のために用いることがあります。このデータ利用への協力は任意のものなので(協力しないことによる不利益はありません),協力したくない場合は担当者まで連絡してください(成績評価終了後でも結構です)。 |
キーワード /Keywords |
心理学,心,認知心理学,脳,身体,進化,情報処理,認知,知覚,感覚,記憶,思考,知能,知性,感情,社会,自己 |