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講義概要/Course Information |
科目基礎情報/General Information |
授業科目名 /Course title (Japanese) |
歴史学B | ||
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英文授業科目名 /Course title (English) |
History B | ||
科目番号 /Code |
HSS404z | ||
開講年度 /Academic year |
2025年度 | 開講年次 /Year offered |
2/3/4 |
開講学期 /Semester(s) offered |
後学期 | 開講コース・課程 /Faculty offering the course |
情報理工学域 |
授業の方法 /Teaching method |
講義 | 単位数 /Credits |
2 |
科目区分 /Category |
総合文化科目 | ||
開講類・専攻 /Cluster/Department |
情報理工学域 | ||
担当教員名 /Lecturer(s) |
倉橋 良伸 | ||
居室 /Office |
なし | ||
公開E-mail |
roma07531453@gmail.com | ||
授業関連Webページ /Course website |
なし | ||
更新日 /Last update |
2025/03/21 17:38:23 | 更新状況 /Update status |
公開中 /now open to public |
講義情報/Course Description |
主題および 達成目標(2,000文字以内) /Themes and goals(up to 2,000 letters) |
(a)主題: ローマ帝国と地中海世界の変容 (b)達成目標: ローマ帝国の発展と滅亡の過程を取り上げて、それに伴う地中海世界の変容(キリスト教の成立やゲルマン民族の移動)を検証する。 |
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前もって履修 しておくべき科目(1,000文字以内) /Prerequisites(up to 1,000 letters) |
なし |
前もって履修しておくこ とが望ましい科目(1,000文字以内) /Recommended prerequisites and preparation(up to 1,000 letters) |
歴史学A |
教科書等(1,000文字以内) /Course textbooks and materials(up to 1,000 letters) |
教科書:本村凌二『地中海世界とローマ帝国』講談社学術文庫(歴史学Aと同じ) |
授業内容と その進め方(2,000文字以内) /Course outline and weekly schedule(up to 2,000 letters) |
(a)授業内容 第1回:帝政の成立 第2回:アウグストゥスの世紀 第3回:ローマの平和(パックス・ローマーナ) 第4回:キリスト教の成立と内乱の発生 第5回:フラウィウス朝時代(69~96年) 第6回:五賢帝時代(96~180年) 第7回:セウェルス朝時代(193~235年) 第8回:「3世紀の危機」の到来とその克服 第9回:ガリア帝国とパルミュラ王国 第10回:四分割統治の崩壊とキリスト教の公認 第11回:コンスタンティノポリスの建設 第12回:ゲルマン民族の大移動 第13回:キリスト教の国教化と帝国の東西分割 第14回:ゲルマン人とローマ帝国 第15回:西ローマ帝国の滅亡 (b)授業の進め方 歴史学Aの続編。講義形式の対面授業。毎回、講義内容をまとめたレジュメと史料を配布する。板書や補足説明を行うのでノートが不可欠となる。必要に応じて、視聴覚教材を用いる。教科書に掲載されている地図や写真(遺跡など)も参照するので、教科書を購入し持参して欲しい。 |
実務経験を活かした 授業内容 (実務経験内容も含む) /Course content utilizing practical experience |
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授業時間外の学習 (予習・復習等)(1,000文字以内) /Preparation and review outside class(up to 1,000 letters) |
毎回、講義内容に該当する教科書の範囲を読んでしっかり予習しておくこと。 復習として、ノートの内容を整理して教科書の該当箇所をもう一度確認しておくこと。発展学習として、参考文献や映画などの案内も行う予定。なお、レジュメと教科書はあるが、講義を聴かないと内容の十分な理解が難しいことを前もって知っておいてもらいたい。 |
成績評価方法 および評価基準 (最低達成基準を含む) (1,000文字以内) /Evaluation and grading (up to 1,000 letters) |
後学期末に筆記試験を実施する予定(論述形式)。もし変更があれば前もって伝えます。 評価方法:筆記試験 100% 評価基準:講義内容の理解度を試す。 |
オフィスアワー: 授業相談(1,000文字以内) /Office hours(up to 1,000 letters) |
授業時に対応します。 |
学生へのメッセージ(1,000文字以内) /Message for students(up to 1,000 letters) |
歴史学Aと基本スタンスは同じです。主要なトピックスだけ挙げておきます。 「パックス・ロマーナ(ローマの平和)」という有名な言葉があります。しかし、言葉の響きとは裏腹に、その実体はローマの圧倒的な軍事力による他民族の支配に過ぎませんでした。 また、ゲルマン民族は突然姿を現したのでも、帝国を一方的に破壊したのでもありません。そして、帝国は、キリスト教を300年間にわたり迫害し続けましたが、最後には何と国家宗教としました。歴史的状況としてはいかなるものだったのでしょう。このように、特に日本ではよく知られていない分野だけに、素朴な疑問がいくらでも湧いてきます。そして、それらは世界史においても重要な出来事ばかりです。 ローマ帝国は、古代において国家としての諸制度を備えていた特殊な存在です。それだけに、現代人の視点からは一つの大きな「教訓」と見なすことが可能です。人々が何を考え実行したのかを追体験しましょう。私たちが人々の言動を時代を越えて理解できるのは、人類の知能の限界かそれとも歴史的状況から生じる制約により、いつの時代にも人間が考えることに大差ないからなのでしょうか。 |
その他 /Others |
特になし |
キーワード /Keywords |
キリスト教の成立と国教化・五賢帝・遷都・軍人皇帝・ゲルマン民族・東西分裂・西ローマ帝国の滅亡 |