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講義概要/Course Information |
科目基礎情報/General Information |
授業科目名 /Course title (Japanese) |
憲法 | ||
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英文授業科目名 /Course title (English) |
Constitutional Law | ||
科目番号 /Code |
HSS318z | ||
開講年度 /Academic year |
2025年度 | 開講年次 /Year offered |
2/3/4 |
開講学期 /Semester(s) offered |
前学期 | 開講コース・課程 /Faculty offering the course |
情報理工学域 |
授業の方法 /Teaching method |
講義 | 単位数 /Credits |
2 |
科目区分 /Category |
総合文化科目 | ||
開講類・専攻 /Cluster/Department |
情報理工学域 | ||
担当教員名 /Lecturer(s) |
植田 俊太郎 | ||
居室 /Office |
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公開E-mail |
ua004406@gl.cc.uec.ac.jp | ||
授業関連Webページ /Course website |
なし | ||
更新日 /Last update |
2025/04/09 13:36:36 | 更新状況 /Update status |
公開中 /now open to public |
講義情報/Course Description |
主題および 達成目標(2,000文字以内) /Themes and goals(up to 2,000 letters) |
(a) 主題 先端科学・技術の発展は,私たちの暮らしを一層ゆたかにするはずである――そのしあわせな予感は,けれども社会を深くまなざすことなしには,夢想のままに終わりかねません。科学・技術の発展を要請するのも,その発展を受けて変化するのも,〈ひと〉であり,〈社会〉つまり〈ひと〉と〈ひと〉とが織りなす関係性だからです。科学・技術者間はもちろん,技術を使う市民ともコミュニケーションを繰り返し,相互に知識や感覚を補い合いながら,〈ひと〉と〈社会〉とを見つめることでこそ,私たちはゆたかな暮らしを可能とする科学・技術を発達させてゆけるのではないでしょうか。 視座は,学知の数だけ成り立つことでしょう。社会や個人の生そのものを直視することも有益ですが,その社会を――つまり私たち一人ひとりの生を――条件づけるものに着目することは,社会の――したがって私たちの生の――ふだん目にとめることのない側面をクリアに結像させる営みともなるはずです。その条件の重要なもののひとつが法であるとすれば,それら法のいっさいを根柢で条件づけているものこそが,この講義で論じる憲法,ということになります。 この講義では,そのような憲法について,基本原理や基本概念とされるものを,それらの来歴等,バックボーンを十分に踏まえた上で講述します。またその理解を前提に,実際に社会で生じた/生じている具体的な問題にたいし,私たちはどのように回答/応答できるのか,そのすじみちを一緒に考え抜くこととなります。そのことは同時に,「科学・技術者」あるいはその専門知を具えた教職者にとって不可欠な〈ひと〉と〈社会〉へのまなざしの重要性を,再確認することとなるはずです。 (b) 達成目標 1.憲法とはどのようなものかを理解し説明できる。 2.日本国憲法に定められている統治の組織と作用について,基本的なしくみを理解し説明できる。 3.日本国憲法に定めらえている人権について,具体的事例との関係で理解し説明できる。 4.憲法に関する具体的問題を通じ,社会にまなざしを向けることができる。 |
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前もって履修 しておくべき科目(1,000文字以内) /Prerequisites(up to 1,000 letters) |
特にありません。 |
前もって履修しておくこ とが望ましい科目(1,000文字以内) /Recommended prerequisites and preparation(up to 1,000 letters) |
特にありません。 |
教科書等(1,000文字以内) /Course textbooks and materials(up to 1,000 letters) |
神野潔,岡田順太,横大道聡編『教養憲法』(弘文堂,2024年)税抜3,080円 その他授業で使用する文献等については初回授業時に詳しく説明します。 |
授業内容と その進め方(2,000文字以内) /Course outline and weekly schedule(up to 2,000 letters) |
(a) 授業内容 第1回 イントロダクション-法とは,憲法とはなにか― 第2回 憲法に違反するとは?/裁判所について 第3回 天皇 第4回 国会 第5回 民主主義とはなにか 第6回 内閣と地方自治 第7回 人権とはなにか 第8回 思想・良心の自由、信教の自由 第9回 表現の自由 第10回 生存権 第11回 教育を受ける権利 第12回 職業選択の自由、財産権の保障 第13回 人身の自由 第14回 幸福追求権 第15回 授業のまとめ (b) 授業の進め方 授業は配布資料に基づき,講義形式で進めます。 |
実務経験を活かした 授業内容 (実務経験内容も含む) /Course content utilizing practical experience |
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授業時間外の学習 (予習・復習等)(1,000文字以内) /Preparation and review outside class(up to 1,000 letters) |
予習:教科書や事前配布の資料に目を通し,知らない言葉があれば辞典等で意味を調べておいてください。 復習:レジュメに掲載した復習問題に挑戦し,授業で学んだ考え方や知識の定着を図ってください。また,授業で紹介した文献のうち関心のあるものをみつけて読むようこころがけてください。 |
成績評価方法 および評価基準 (最低達成基準を含む) (1,000文字以内) /Evaluation and grading (up to 1,000 letters) |
(a) 評価方法 期末の筆記試験(80%) 各回授業後提出の授業内容にたいするコメント(20%)(Google Classroomでの提出) (b) 評価基準 筆記試験では,授業内容にかんし,上記の4つの達成目標の達成度合いを評価基準とします。 授業内容にたいするコメントについては,授業に参加し,自らの認識を深めることができたかを評価の基準とします。 |
オフィスアワー: 授業相談(1,000文字以内) /Office hours(up to 1,000 letters) |
授業に関する質問等には授業前後に教室にて対応します。 |
学生へのメッセージ(1,000文字以内) /Message for students(up to 1,000 letters) |
憲法にかんする知識を身に着け,その知識を教職をふくむさまざまな場面で活かしたいと考える学生はもちろんですが,いま私たち自身やともに生きるひとびと,社会全体が抱えているさまざまな問題に関心をもち,解決策をみつけたいと考えている学生の受講も歓迎します。 |
その他 /Others |
受講者はGoogle Classroomの登録をお願いします。クラスコードは upnr2iur です。 |
キーワード /Keywords |
日本国憲法,憲法史,統治,人権,民主主義 |