シラバス参照

講義概要/Course Information
2025/10/15 現在

科目基礎情報/General Information
授業科目名
/Course title (Japanese)
材料化学
英文授業科目名
/Course title (English)
Materials Chemistry
科目番号
/Code
CHM201z
開講年度
/Academic year
2025年度 開講年次
/Year offered
1/2/3/4
開講学期
/Semester(s) offered
後学期 開講コース・課程
/Faculty offering the course
情報理工学域
授業の方法
/Teaching method
講義 単位数
/Credits
2
科目区分
/Category
総合文化科目
開講類・専攻
/Cluster/Department
情報理工学域
担当教員名
/Lecturer(s)
加固 昌寛
居室
/Office
東1-215
公開E-mail
/e-mail
m.kako[-at-]uec.ac.jp ([-at-]を@にする)
授業関連Webページ
/Course website
Google Classroomクラスコード:anxyutyv
更新日
/Last update
2025/09/30 14:33:29 更新状況
/Update status
公開中
/now open to public
講義情報/Course Description
主題および
達成目標(2,000文字以内)
/Themes and goals(up to 2,000 letters)
「どうしたらコンピューターの計算速度をもっと速くできるのだろうか?」この問に答えるためには、いまや原子や分子で電子回路を組まなければならない!ナノテクノロジー時代の到来である。かたや「無限の太陽光エネルギーを効率よく電気に変えられないだろうか」「環境に優しい燃料電池」「圧力をかけると光を発したり、電気が起きる有機化合物ができないだろうか」。このような華やかな研究領域を含めて工学系すべての学問分野は、「有機・無機材料」に関する知識なしには成り立たない。この「材料」を理解するための基礎学問が「化学」(=物質の科学)である。高校時代の「化学」は暗記中心の科目のように誤解されがちであるが、現在では量子力学を基礎に置いて論理的に“化学的な現象”を説明することができる。この点について「化学概論第一」の授業で多くのことを習ったことと思う。本講義では、材料を構成する物質の構造の成り立ちや構造と性質の関係など、諸君が身の回りの材料を化学的に理解できることを目標に話を進めて行きたい。さらに、おもな材料の構造・物性・製法・用途について勉強し、有用な材料を安全に利用するための基礎知識を学ぶ。
前もって履修
しておくべき科目(1,000文字以内)
/Prerequisites(up to 1,000 letters)
化学概論第一
前もって履修しておくこ
とが望ましい科目(1,000文字以内)
/Recommended prerequisites and preparation(up to 1,000 letters)
特になし。
教科書等(1,000文字以内)
/Course textbooks and materials(up to 1,000 letters)
「理工系学生のための化学基礎」 野村浩康・川泉文男 共編 学術図書出版
(化学概論第一の教科書)
授業内容と
その進め方(2,000文字以内)
/Course outline and weekly schedule(up to 2,000 letters)
(授業内容、順番、時間配分を変更することがあります。)
1.気体の性質
2.イオン結晶
3.金属結晶、共有結合結晶
4.相平衡と相変化
5.一成分系、二成分系の相平衡
6.溶液の性質
7.電解質溶液
8. 電池の化学
9. 核化学と原子力
10. 高分子材料
11. 液晶の性質と応用 
12. 生体分子・生体材料
13. 炭素材料・有機半導体材料
14. 金属材料:水素吸蔵合金、形状記憶合金など
15. 無機材料:アモルファスシリコン、光ファイバーなど  

授業の進め方
出席確認を兼ねて、授業の内容に関する確認テストを行う予定です。
実務経験を活かした
授業内容
(実務経験内容も含む)
/Course content utilizing practical experience
授業時間外の学習
(予習・復習等)(1,000文字以内)
/Preparation and review outside class(up to 1,000 letters)
予習:教科書を予習する。
復習:教科書や課題の演習問題を行う。小テストの復習を行う。
成績評価方法
および評価基準
(最低達成基準を含む)
(1,000文字以内)
/Evaluation and grading
(up to 1,000 letters)
(a)評価方法:授業で課す小テストやレポート課題、期末試験の結果をもとに評価する。
その重みは、期末試験7割、小テストとレポート課題の合計が3割程度を予定している。(変更する場合もある)

(b) 評価基準:気体、金属結晶、イオン結晶、溶液の基本的性質を理解していること。授業で取り扱った高分子材料、有機半導体材料、金属材料、無機材料、生体材料の基本物性を化学の視点から説明できること。
オフィスアワー:
授業相談(1,000文字以内)
/Office hours(up to 1,000 letters)
毎回の授業後に質問するのが望ましい。
他にオフィスアワーを授業を行った日の木曜昼休みとする。
学生へのメッセージ(1,000文字以内)
/Message for students(up to 1,000 letters)
我々は文明の利器に囲まれて生活しているがそのほとんどはブラックボックス化されてしまい、動作原理も知らずにいることが多い。理工系の学生ならば使用されている物質や材料の特性を理解して、その有用性と欠点を知っておくことは何らかの形でプラスになるであろう。例えば、電気電子系、機械系などの学生にとっても、材料に関する正しい知識を持つことは新しい電子機器や装置を開発するために重要となる。
その他
/Others
なし
キーワード
/Keywords
化学, 有機材料, 無機材料,  イオン結晶、金属結晶,  半導体, アモルファス, 高分子材料、電池、液晶、炭素材料