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講義概要/Course Information |
科目基礎情報/General Information |
授業科目名 /Course title (Japanese) |
地域文化論 | ||
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英文授業科目名 /Course title (English) |
Studies on Regional Cultures | ||
科目番号 /Code |
HSS611z | ||
開講年度 /Academic year |
2025年度 | 開講年次 /Year offered |
3/4 |
開講学期 /Semester(s) offered |
後学期 | 開講コース・課程 /Faculty offering the course |
情報理工学域 |
授業の方法 /Teaching method |
講義 | 単位数 /Credits |
2 |
科目区分 /Category |
総合文化科目 | ||
開講類・専攻 /Cluster/Department |
情報理工学域 | ||
担当教員名 /Lecturer(s) |
金沢 友緒 | ||
居室 /Office |
東1-508 | ||
公開E-mail |
kanazawa*bunka.uec.ac.jp (*を@にかえてください) | ||
授業関連Webページ /Course website |
なし | ||
更新日 /Last update |
2025/03/24 12:45:54 | 更新状況 /Update status |
公開中 /now open to public |
講義情報/Course Description |
主題および 達成目標(2,000文字以内) /Themes and goals(up to 2,000 letters) |
外国の歴史、文化、テクストを通じて普段馴染みのない価値観や人物のドラマに触れる。広い視野を養う。 |
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前もって履修 しておくべき科目(1,000文字以内) /Prerequisites(up to 1,000 letters) |
なし |
前もって履修しておくこ とが望ましい科目(1,000文字以内) /Recommended prerequisites and preparation(up to 1,000 letters) |
なし |
教科書等(1,000文字以内) /Course textbooks and materials(up to 1,000 letters) |
教科書:なし 参考書:『興亡の世界史 ロシア・ロマノフ王朝の大地』(土肥恒之著 講談社学術文庫) 『ロシア啓蒙主義の迷景-エカチェリーナ二世時代の官僚作家が目指した「近代」』(金沢友緒著 群像社) (授業では使用しません。各自の歴史理解のために、必要に応じて活用してください) その他参考書籍・資料については授業時に指示します。 |
授業内容と その進め方(2,000文字以内) /Course outline and weekly schedule(up to 2,000 letters) |
(a)授業の内容 今日のロシアは世界各国との関係において注目を集めている。ユーラシア大陸の広大な地域を占めるロシアは、軍事・政治・経済・科学・スポーツ・文化等、様々な領域で独自の地位を確立してきたが、数世紀前に遡れば、他のヨーロッパ諸国に比して後進国家に位置づけられてきた。このロシアが近代化に向けてどのような試行錯誤を経てきたのか。ロシアの歴史と文化を学ぶことは、現在及び今後の国際情勢を多視点的に理解することに繋がるであろう。 前学期の「文化干渉論」では18世紀ロシアに注目したが、後期では近代国家の仲間入りを果たしていく19世紀のロシアを講義の中心に据える。ロシアがフランスやドイツ等の文化的影響下に置かれていた背景を踏まえ、ヨーロッパの文化史についても触れたい。 19世紀は、多くの著名なロシア作家達が活躍し、社会的な発言力を持っていた時代でもある。そのため、本講義においては歴史的事象を扱いながら、当時の文学作品と作家達の試みについても多く取り上げる予定である。特に講義回の後半ではロシアの個々の作家の作品を取り上げる。 〈第一部〉19世紀ロシアの歴史 歴代皇帝と主要な出来事を中心に 第1回 イントロダクション:ロシアの文化・歴史を学ぶにあたって 第2回 キエフ・ルーシの時代からロシア帝国成立まで(~18世紀末) 第3回 19世紀ロシア:アレクサンドル1世の時代(ロシアとナポレオン戦争) 第4回 19世紀ロシア:ニコライ1世の時代(クリミア戦争) 第5回 19世紀ロシア:アレクサンドル2世の時代(農奴解放令) 第6回 19世紀ロシア:アレクサンドル3世からニコライ2世の時代(ロマノフ王朝の終焉) 〈第二部〉19世紀ロシアの言語・文学・文化 第7回 18世紀末~19世紀初めのロシア文学思潮 第8回 19世紀ロシアの出版文化 第9回 ロシアのロマン主義文学 第10回 19世紀のロシアの作家 (1) ドストエフスキーの初期作品を中心に 第11回 19世紀のロシアの作家(2)ドストエフスキーの長編作品他 第12回 19世紀のロシアの作家(3)トルストイの初期作品を中心に 第13回 19世紀のロシアの作家(4) トルストイ、チェーホフ他 第14回 19世紀末のロシア文学思潮 第15回 授業のまとめ 及び 試験 ※各回のスケジュール(特に取り上げる作家)については、授業進度・履修者の関心に合わせて、変更する場合がある。 (b)授業の進め方 授業スタイルについては履修者数に応じて変更することが、基本的には講義を中心とする。 なお、授業時に関連資料(研究書、伝記、19世紀当時の文学作品の断片等)を読んでもらう機会をできるだけ設けるが、その際には古い邦訳等、読みにくい資料を含んでいることもある。歴史に関する知識がなくとも関心のある履修者は歓迎であるが、履修する場合には、そういった古いテクストの読解にも、積極的に取り組んでもらいたい。 |
実務経験を活かした 授業内容 (実務経験内容も含む) /Course content utilizing practical experience |
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授業時間外の学習 (予習・復習等)(1,000文字以内) /Preparation and review outside class(up to 1,000 letters) |
授業で扱ったテーマについて、普段から積極的に関心を持ってもらいたい。 |
成績評価方法 および評価基準 (最低達成基準を含む) (1,000文字以内) /Evaluation and grading (up to 1,000 letters) |
評価方法:最終回授業における試験(主にレポート形式、詳細は授業時に指示します)(70%) その他授業参加・課題(リアクション・ペーパー等)(30%) 以上を大凡の目安とする。 評価基準 ・文化が多面的であることを、歴史上の事象を通じて理解出来るようになる。 ・ロシア文学に関する知識が身につき、作家・作品と同時代の社会の繋がりが理解できるようになる。 |
オフィスアワー: 授業相談(1,000文字以内) /Office hours(up to 1,000 letters) |
月・木(いずれも午後) 日・時間帯によっては応じられないことがあるため、できれば事前にメール連絡をいれてください。 |
学生へのメッセージ(1,000文字以内) /Message for students(up to 1,000 letters) |
馴染みのない国や時代の文化、価値観に日常的に触れる機会は決して多くない。授業には、知識習得の場としてよりも、新しい出会いや意外な発見の場として臨んでもらいたい。 |
その他 /Others |
なし |
キーワード /Keywords |
ロシア ヨーロッパ 歴史 文学 文化 科学 |