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講義概要/Course Information
2025/04/25 現在

科目基礎情報/General Information
授業科目名
/Course title (Japanese)
国際文化論
英文授業科目名
/Course title (English)
Intercultural Studies
科目番号
/Code
開講年度
/Academic year
2025年度 開講年次
/Year offered
3/4
開講学期
/Semester(s) offered
後学期 開講コース・課程
/Faculty offering the course
情報理工学域
授業の方法
/Teaching method
講義 単位数
/Credits
2
科目区分
/Category
総合文化科目
開講類・専攻
/Cluster/Department
情報理工学域
担当教員名
/Lecturer(s)
小野 響
居室
/Office
東1-611
公開E-mail
/e-mail
onohibiki@uec.ac.jp
授業関連Webページ
/Course website
なし
更新日
/Last update
2025/03/04 17:58:37 更新状況
/Update status
公開中
/now open to public
講義情報/Course Description
主題および
達成目標(2,000文字以内)
/Themes and goals(up to 2,000 letters)
国際的な視野とは、一方が一方に雷同するのではなく、それぞれがお互いの文化を尊重しあいながら持つものではなくてはならない。本講義では、中国古典の『老子』をとりあげ、国際的な研究の広がりを持つ老荘思想との関りをにらみながら、一つの思想体系を紐解いていく。これを通して、一つの価値体系を自己のものとし、多様な文化に向き合う思考の引き出しを形成する。
前もって履修
しておくべき科目(1,000文字以内)
/Prerequisites(up to 1,000 letters)
なし
前もって履修しておくこ
とが望ましい科目(1,000文字以内)
/Recommended prerequisites and preparation(up to 1,000 letters)
なし
教科書等(1,000文字以内)
/Course textbooks and materials(up to 1,000 letters)
小川環樹 訳注『老子』中公文庫【ISBN:9784122028142】
事前に生協で購入しておいてください。
授業内容と
その進め方(2,000文字以内)
/Course outline and weekly schedule(up to 2,000 letters)
1)授業内容
第01回 ガイダンス
第02回 人物としての老子
第03回 書物としての『老子』
第04回 『老子』第一章から第七章を読む
第05回 『老子』第八章から第十四章を読む
第06回 『老子』第十五章から第二十一章を読む
第07回 『老子』第二十二章から第二十八章を読む
第08回 『老子』第二十九章から第三十五章を読む
第09回 『老子』第三十六章から第四十二章を読む
第10回 『老子』第四十三章から第四十九章を読む
第11回 『老子』第五十章から第五十六章を読む
第12回 『老子』第五十七章から第六十三章を読む
第13回 『老子』第六十四章から第七十章を読む
第14回 『老子』第七十一章から第七十六章を読む
第15回 『老子』第七十七章から第八十一章を読む
※履修者の理解度に応じて、『老子』を読むペースは変動する場合があります。

2)進め方
最初に老子や老荘思想に関する基礎的な説明を加えた後、『老子』本文に取り組みます。『老子』の「章」は「段落」に近い分量なので、それほど多くを一気に読むわけではありません。むしろ多く無い分量を取り上げ、細かいところまで目を配りながら読んでいく予定です。
実務経験を活かした
授業内容
(実務経験内容も含む)
/Course content utilizing practical experience
授業時間外の学習
(予習・復習等)(1,000文字以内)
/Preparation and review outside class(up to 1,000 letters)
講義で取り上げる部分について、事前に目を通すようにしてください。
成績評価方法
および評価基準
(最低達成基準を含む)
(1,000文字以内)
/Evaluation and grading
(up to 1,000 letters)
毎回の講義の提出物 45%
レポート      55%
の二つを総合して成績評価を行います。
毎回の講義の提出物とレポートの詳細は授業内で説明します。
オフィスアワー:
授業相談(1,000文字以内)
/Office hours(up to 1,000 letters)
特に設けませんが、事前にメールなどでアポイントメントを取ること。
学生へのメッセージ(1,000文字以内)
/Message for students(up to 1,000 letters)
『老子』とは老荘思想の根本をなす書物の一つですが、単に厭世的な思想を説いただけの本ではありません。現代のアジア地域の「常識」は儒教の影響にあるものが多くありますが、老荘思想は往々にして儒教とは異なる価値観を追求してきました。現代を生きる我々にとっても、様々な考え方の広がりを与えてくれるのが古典です。この授業を通して『老子』という古典を一緒に読破しましょう。
その他
/Others
なし
キーワード
/Keywords
老子 老荘思想 中国思想