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講義概要/Course Information
2025/04/25 現在

科目基礎情報/General Information
授業科目名
/Course title (Japanese)
応用数学B
英文授業科目名
/Course title (English)
Applied Mathematics B
科目番号
/Code
MTH401f MTH401g MTH401h MTH401i MTH401j
開講年度
/Academic year
2025年度 開講年次
/Year offered
2
開講学期
/Semester(s) offered
後学期 開講コース・課程
/Faculty offering the course
情報理工学域
授業の方法
/Teaching method
講義 単位数
/Credits
2
科目区分
/Category
専門科目
開講類・専攻
/Cluster/Department
Ⅱ類
担当教員名
/Lecturer(s)
SANTOSO BAGUS
居室
/Office
西1-417
公開E-mail
/e-mail
santoso.bagus@uec.ac.jp
授業関連Webページ
/Course website
https://sites.google.com/gl.cc.uec.ac.jp/applmathb-santoso (回覧にUECアカウントが必要)
更新日
/Last update
2025/03/12 00:19:27 更新状況
/Update status
公開中
/now open to public
講義情報/Course Description
主題および
達成目標(2,000文字以内)
/Themes and goals(up to 2,000 letters)
授業の主題
本授業では,前半で電磁気学や流体力学などの学習に不可欠である空間的な物理量・情報量を取り扱う数学的道具として「ベクトル解析の入門」を,後半では力学,電気回路・電磁気学,通信理論など様々な分野で連続的な物理量・情報量を取り扱う際に必要な「微分方程式の解法」をテーマとする.

授業の到達目標
「ベクトル解析の入門」では,空間的な物理量の関係を数学的に記述でき,それから導かれる結果の意味を理解できること,「微分方程式の解法」では,典型的な微分方程式と偏微分方程式の基本的な解法を修得することを目標とする.
前もって履修
しておくべき科目(1,000文字以内)
/Prerequisites(up to 1,000 letters)
線形代数学第一,線形代数学第二,微分積分学第一,微分積分学第二,応用数学A,複素関数論,解析学,基礎電磁気学,基礎電気回路
前もって履修しておくこ
とが望ましい科目(1,000文字以内)
/Recommended prerequisites and preparation(up to 1,000 letters)
なし
教科書等(1,000文字以内)
/Course textbooks and materials(up to 1,000 letters)
教科書は特に指定しない.

参考書:
・金原粲 監修、吉田貞史 他5名共著「電気数学」(実教出版)
・和達三樹著「物理のための数学」(岩波書店)
・戸田盛和著「ベクトル解析(理工系の数学入門コース 3)」(岩波書店)
・大石進一著「フーリエ解析(理工系の数学入門コース 6)」(岩波書店)
授業内容と
その進め方(2,000文字以内)
/Course outline and weekly schedule(up to 2,000 letters)
授業内容:
前半ではベクトル解析を学ぶ際に必要な定義、性質や定理について、後半では微分方程式の基本的な解法についての講義を行う。授業では具体例を用いながら、電磁気学や電気回路などの基礎科目の学習の際に必要な数学的道具として使えることを目標にし、講義を進める。

授業の進め方:
以下の内容で行う.第1回の授業にガイダンスを行うので必ず参加すること.
第1回:ベクトル空間
第2回:ベクトルの内積と外積
第3回:ベクトルの微分と曲線
第4回:ベクトル場とナブラ演算子
第5回:勾配と発散
第6回:線積分
第7回:面積分
第8回:ガウス積分定理とストークス積分定理
第9回:常微分方程式の紹介
第10回:常微分方程式の紹介の解法
第11回:2階常備分微分方程式の解法
第12回:偏微分方程式の紹介
第13回:偏微分方程式の境界条件に基づく解
第14回:偏微分方程式の初期条件に基づく解
第15回:まとめ
期末試験
実務経験を活かした
授業内容
(実務経験内容も含む)
/Course content utilizing practical experience
授業時間外の学習
(予習・復習等)(1,000文字以内)
/Preparation and review outside class(up to 1,000 letters)
毎回の授業の復習.
講義内容に関連した演習問題を必要に応じて出題する.
成績評価方法
および評価基準
(最低達成基準を含む)
(1,000文字以内)
/Evaluation and grading
(up to 1,000 letters)
成績評価方法:
演習問題(小課題),中間試験,期末試験の成績に基づいて評価する.

評価基準:
上記の成績評価の合計が6割以上で合格とする.
具体的な最低達成評価基準としては以下の通り.
1. 基本的なベクトル解析の計算ができる.
2. 基本的な線積分・面積分の計算ができる.
3. 基本的な偏微分方程式を解くことができる.
オフィスアワー:
授業相談(1,000文字以内)
/Office hours(up to 1,000 letters)
授業後に相談を受け付ける.それ以外は事前にメール等で連絡を取ること.
学生へのメッセージ(1,000文字以内)
/Message for students(up to 1,000 letters)
電磁気学や流体力学などの理解にベクトル解析や微分方程式は必須の道具です.
応用数学Bは積み上げの学問なので,毎回の講義を十分に復習して次回に臨んで下さい.
その他
/Others
なし
キーワード
/Keywords
ベクトル解析,線積分,面積分,体積積分,微分方程式,偏微分方程式,フーリエ変換,ラプラス変換