シラバス参照
| 授業科目名 /Course title (Japanese) |
ベンチャービジネス概論 | ||
|---|---|---|---|
| 英文授業科目名 /Course title (English) |
Introduction to Venture Business | ||
| 科目番号 /Code |
CAR602z | ||
| 開講年度 /Academic year |
2026年度 | 開講年次 /Year offered |
3/4 |
| 開講学期 /Semester(s) offered |
後学期 | 開講コース・課程 /Faculty offering the course |
情報理工学域 |
| 授業の方法 /Teaching method |
講義 | 単位数 /Credits |
2 |
| 曜限 /Day, Period |
水/Wed 5 | ||
| 科目区分 /Category |
実践教育科目 | ||
| 開講類・専攻 /Cluster/Department |
情報理工学域 | ||
| 担当教員名 /Lecturer(s) |
高木 克人 | ||
| 居室 /Office |
新C棟203教室で講義を開催します(対面+ZOOM)(※15回目にテストがあり、対面必須です。以外はオンラインも可) | ||
| 公開E-mail |
vbg@sangaku.uec.ac.jp | ||
| 授業関連Webページ /Course website |
https://www.uec.ac.jp/research/venture/ | ||
| 更新日 /Last update |
2026/10/12 10:36:52 | 更新状況 /Update status |
公開中 /now open to public |
| 主題および達成目標 (2,000文字以内) /Themes and goals (up to 2,000 letters) |
この授業の目標: 受講生がベンチャービジネスを理解する為の基礎を習得して、起業のイメージを掴んでもらう。 |
|---|---|
| 前もって履修 しておくべき科目 (1,000文字以内) /Prerequisites (up to 1,000 letters) |
グーグルクラスコード:4m5ukijs |
| 前もって履修しておくこ とが望ましい科目 (1,000文字以内) /Recommended prerequisites and preparation (up to 1,000 letters) |
なし |
| 教科書等 (1,000文字以内) /Course textbooks and materials (up to 1,000 letters) |
なし |
| 授業内容とその進め方 (2,000文字以内) /Course outline and weekly schedule (up to 2,000 letters) |
授業方法: 本講義では、ベンチャービジネスの基礎知識を習得するとともに、実際のビジネスの現場で活躍する専門家の経験を通じて、実践的な思考力を養います。講義では、起業、事業創造、経営戦略、資金調達、金融工学、技術の社会実装など、幅広いテーマを取り上げます。また、第一線で活躍するベンチャー企業経営者や金融工学の専門家など、多彩なゲスト講師を迎え、成功事例だけでなく、事業活動における失敗や困難、課題解決への取り組みについても学びます。受講生は、各講義の内容を整理し、印象に残った考え方や経験を自分自身の教訓としてまとめ、受講レポートを作成します。具体的には、学びを17音の川柳と150字程度の解説で表現し、簡潔かつ的確に伝える力を養います。提出された教訓や気づきはゲスト講師にも共有し、多様な視点から学びを深めます。これらを通じて、自らのキャリアや社会への貢献について主体的に考え、新たな価値の創造に挑戦する姿勢を育みます。 ▸第1回10月7日ガイダンス:授業の狙い進め方について説明。質疑応答。 ・2026年10月7日から2027年1月27日までの全15回の授業の流れ ・試験について 2027年1月27日水曜日5限実施 場所:B202教室で実施、教室にお越しください。 ・評価方法(受講レポートの期限、テストについて) ・自己紹介 ・授業の進め方について ▸第2回10月14日:元株式会社ブイキューブ CFO 大川 成儀(おおかわ なりよし)氏 本講義では、スタートアップとベンチャー企業の違いから始まり、起業するメリット、事業アイデアの検証、顧客に求められる製品・サービスを生み出すPMF(Product Market Fit)、資金調達、IPO(株式上場)まで、スタートアップが成長する過程を体系的に学びます。 講師の大川成儀氏は、株式会社ブイキューブのCFOとして2013年の東証マザーズ上場やM&Aに携わり、株式会社揚羽でも2023年の東証グロース市場上場に関与するなど、企業成長と資本市場の実務を経験してきました。こうした経験を踏まえ、企業がPMFに到達するまでに直面する課題、事業成長を支える財務戦略、IPOの意義、ストックオプションによって社員が企業価値向上の成果を共有する仕組みについて、具体的に解説します。 ▸第3回10月21日:株式会社CRI・ミドルウェア 代表取締役社長 押見正雄氏 ・「音をビジネスにする。」 ― ゲームサウンドから世界へ。音×テクノロジーが生み出す新しい事業 ― ・ゲームの世界で磨かれた「音」の技術は、どのように商品となり、新しい市場を生み出してきたのか。本講義では、音声・映像技術を「CRIWARE」としてミドルウェア化し、ゲームからモビリティ、組込み、コミュニケーションなどへ事業領域を広げてきたCRI・ミドルウェアの挑戦を学びます。押見正雄社長の経験をもとに、研究・技術を製品へ、製品をビジネスへと成長させるプロセスを紐解きます。さらにAI、ロボティクス、モビリティなど今後の産業と「音」の可能性を考え、技術を起点に新しい価値と市場を創り出すための視点を学びます。 ▸第4回10月28日:株式会社トム財産ネットワークス 北垣内 敬一 氏 ・「財産をビジネスにする。」 ― 不動産・資産活用から学ぶ、価値を生み出し次世代へつなぐ経営 ― ・不動産や財産は、単に「持つ」だけでは価値を生みません。本講義では、不動産コンサルティングの現場で、資産活用、相続対策、事業承継、投資分析、リスクマネジメントなどに取り組む北垣内敬一氏を迎え、「財産を経営する」という視点を学びます。不動産や資産の価値をどのように見極め、課題を発見し、新たな価値へ変えていくのか。実際のビジネスを題材に、起業家にも必要となる投資・収益・リスク・長期的な価値創造の考え方を学び、自らの技術やアイデアを「事業として持続させる力」について考えます。 ▸第5回11月4日:EDGEMATRIX株式会社 代表取締役社長 太田 洋 氏 ・「AIを、クラウドから現場へ。」 ―「写メール」からエッジAIへ。新しい市場を創る技術と起業 ― ・AIはクラウドの中だけで動くものではありません。カメラやセンサーが捉えた情報を、その場でAIがリアルタイムに解析し、社会を動かす「エッジAI」が広がっています。本講義では、「写メール」をはじめ数々のモバイルサービス開発に携わり、現在はEDGEMATRIXを率いる太田洋氏を迎えます。モバイル通信の黎明期からエッジAIまで、新しい技術をいかに社会実装し、事業へ成長させてきたのか。交通、防犯、防災、医療、施設管理など実社会でのAI活用を題材に、技術の「発明」で終わらず、顧客課題を捉え、市場を創り、スケールするスタートアップの発想と実践を学びます。 ▸第6回11月11日:株式会社find 取締役COO 和田 龍 氏(調整中) ・「落とし物を、ビジネスにする。」 ― 誰も注目しなかった社会課題を、AIで新しい市場へ ― ・「落とし物」という身近な困りごとから、どうすれば新しいビジネスを生み出せるのか。本講義では、AIを活用した「落とし物クラウドfind」を展開する株式会社findの共同創業者・和田龍COOを迎えます。100年近く大きく変わらなかった落とし物管理に着目し、鉄道・商業施設・空港などへサービスを広げてきた起業の軌跡を題材に、課題発見、顧客開拓、プロダクト開発、事業拡大について学びます。「誰も市場だと思っていない課題」から市場を創り、テクノロジーによって社会の仕組みそのものを変えていく、スタートアップならではの発想と実践を考えます。 ▸第7回11月18日:株式会社テレビ朝日 渕 勇二担当部長(調整中) ・「テレビを、次のビジネスへ。」 ― コンテンツ×AI×デジタルで、新しいメディアを創る ― ・YouTube、SNS、動画配信、生成AIなどの登場によって、「テレビ」のビジネスは大きな転換期を迎えています。本講義では、テレビ朝日の渕担当部長を迎え、番組を「放送する」だけではなく、コンテンツやIPをデジタル、イベント、新規サービスなどへ展開し、新しい価値と収益を生み出すメディアビジネスについて学びます。さらに、AIによって企画・制作・発信が変化する中、テレビ局が持つコンテンツ制作力やプロデュース力をどのように新規事業へつなげるのかを考えます。学生自身が「メディア×テクノロジー」で次のビジネスを構想する機会とします。 ▸第8回11月25日:株式会社トゥモロー・ネット 取締役副社長 COO 松浦 淳 氏 ・「AIを、動かすビジネス。」 ― GPU・データセンターからAIエージェントまで、AI時代の事業を創る ― ・生成AIの急速な普及によって、AIモデルだけでなく、それを支えるGPU、サーバー、データセンター、クラウド、そしてAIエージェントまで、新たな巨大市場が生まれています。本講義では、AIインフラからアプリケーションまでを手掛けるトゥモロー・ネットの松浦淳副社長を迎え、AI技術を実際のビジネスへつなげる方法を学びます。AIはなぜ巨大な計算基盤を必要とするのか、企業はAIをどのように導入し、価値を生み出すのか。急速に変化するAI市場の最前線を題材に、技術を見る力、顧客課題を発見する力、そして変化を事業機会に変えるベンチャーマインドを考えます。 ▸第9回12月9日:プロダクト開発と技術戦略(MVP開発) ・MVP(Minimum Viable Product)の考え方 ・開発スピードと品質のバランス ・AI・データ活用の最新動向 ・大学発ベンチャーの強み ▸第10回12月16日:グロース戦略(ユーザー獲得とスケール) ・グロースハックとは何か ・マーケティング戦略(SNS・広告・口コミ) ・KPI設計(LTV/CAC) ・ネットワーク効果 ・スケールの壁と乗り越え方 ▸第11回12月23日:組織・人材・カルチャー ・スタートアップの組織進化 ・採用戦略と人材確保 ・企業文化の重要性 ・失敗する組織の特徴 ・ケース:急成長企業の崩壊 ▸第12回1月6日:知財・法務・リスクマネジメント ・特許・著作権・商標の基礎 ・大学発ベンチャーの知財戦略 ・契約・株主間契約 ・コンプライアンス・安全保障 ・失敗事例から学ぶリスク ▸第13回1月13日:EXIT戦略(IPO・M&A) ・EXITとは何か ・IPOの流れと実態 ・M&Aのメリット・デメリット ・創業者の意思決定 ・ストックオプションの現実 ▸第14回1月20日:ビジネスプランの作り方(実践講義) ・ビジネスプランとは何か(目的:資金調達・事業整理・意思決定) ・優れたビジネスプランの構造(問題・解決策・市場・競争優位性) ・市場分析の基本(TAM・SAM・SOM) ・収益モデルとユニットエコノミクス(LTV/CACの考え方) ・競争戦略(差別化・参入障壁・スイッチングコスト) ・事業計画の数値設計(売上・コスト・KPI) ・失敗するビジネスプランの典型例 ・ケーススタディ:成功スタートアップの事業計画分析 ・まとめ:起業するか否かの判断軸(個人・市場・タイミング) ▸第15回1月27日:テスト(学会などで都合の悪い方は、お気軽にご連絡ください) :B202教室で5限に実施します。教室にお越しください。筆記用具持参。 総括および到達度評価(期末試験) 本授業の総括として、これまでの講義内容に関する理解度を確認するため、筆記試験を実施します。 ・授業全体の振り返り ・ベンチャービジネスに関する基礎知識および主要概念の理解度の確認 ・期末試験(筆記) 講義では、大学生の皆さんにとって、大きな気付きを与えてくれそうな起業家をゲストにお招きし登壇を頂く回を設ける予定です。 ※登壇者の都合により、登壇の回が前後後したり、テーマ変更の可能性がございます。 |
| 対面授業・遠隔授業の別 /Face-to-face or online lecture |
遠隔授業(全回または一部の回) |
| 実務経験を活かした 授業内容 (実務経験内容も含む) /Course content utilizing practical experience |
担当教員は、アナウンサーとしての経験を経て、約26年前に当時ベンチャー企業であった楽天株式会社へ転職しました。楽天では、新規出店店舗の獲得を担う営業開発部を立ち上げ、その後、営業に加えて広報、クライアントマーケティングを管掌する営業開発部門へと組織を拡大しました。約10名のチームで月間300社規模の新規出店を獲得し、楽天市場の出店店舗数1万店達成に至るまで、営業・広報・マーケティングを連携させながら事業成長を推進した実務経験を有しています。初回授業では、この経験をもとに、ベンチャー企業が顧客を獲得し、組織をつくり、市場を拡大していく過程を具体的に講義します。また、他の回では、本学卒業生による起業家や資金調達・事業成長を経験した経営者等を招聘し、実際の起業・経営事例を通じて、事業創出や成長戦略を実践的に学ぶ機会を提供します。 |
| 授業時間外の学習 (予習・復習等) (1,000文字以内) /Preparation and review outside class (up to 1,000 letters) |
受講レポート |
| 成績評価方法 および評価基準 (最低達成基準を含む) (1,000文字以内) /Evaluation and grading (up to 1,000 letters) |
評価方法: (1)受講レポート:授業で得た教訓を5-7-5など17音にまとめ、150字で解説をつけて、翌週月曜日正午までにGoogleフォーム経由で提出。 (2)テスト:2027年の1月20日水曜日 5限テスト。対面参加必須。B202教室で5限に実施します。教室にお越しください。筆記用具持参でお願いいたします。 受講レポート70%、期末試験30% 第1回~14回は各回5点満点(×14回)70点 受講レポート70%+期末試験30%=100点満点で採点し 最終的に60%以上を合格とします。 |
| オフィスアワー:授業相談 (1,000文字以内) /Office hours (up to 1,000 letters) |
メールにて受付 |
| 学生へのメッセージ (1,000文字以内) /Message for students (up to 1,000 letters) |
ベンチャービジネスを興すということは、 「65歳まで大手企業を務めあげる、他人に命令されたことをやる」とは、真反対にある、 「夢を追い、自由に考え挑戦し仲間をつくり働く、ロマンある生き方」であると言えます。 学生の皆さんが今すぐでなくても、将来、イノベーションを興し、 人生においてやりたい事を実現させ、日本から世界で羽ばたくベンチャーが生まれれば、 こんな素晴らしいことはありません。 |
| その他 /Others |
生きることが楽しい、学ぶことが楽しい、人と出会うことが楽しい、 学生が電気通信大学に来て良かったと思っていただける授業にします |
| キーワード /Keywords |
エクイティファイナンス、イノベーション、革新性、成長率、EXIT(出口戦略)、資本調達法、プロダクトマーケットフィット、IP・知的財産資産ビジネス、研究成果型ベンチャー |